くろちゃん鍼灸整体院（小田原市・南足柄市・開成町・秦野市・中井町・大井松田町）
はじめに
「肩甲骨の内側がピリピリするんです…」
最近、こんなお声が本当に増えています。
- デスクワークが長くなるとピリッとする
- 深呼吸したときに肩甲骨の内側だけ違和感が走る
- 同じ姿勢を続けていると電気が走るように疲れる
そんな経験、ありませんか？
実はこの “ピリピリ感” は、ただの肩こりではなく 神経疲労 がかなり強く出ているサイン。
特に冬場や冷えが強い時期、そして仕事が忙しくなる年末年始〜新年度に向けて、この症状は一気に増加します。
神経が疲れてくると筋肉の緊張バランスを保ちにくくなり、肩甲骨まわりの細い神経が敏感になります。
そこに寒さや姿勢の悪さが重なることで、“ピリピリ感” という形で体はあなたにSOSを出しているのです。
この記事では、
- なぜ肩甲骨の内側がピリピリするのか
- 自律神経の視点
- 東洋医学の視点
- 施術（骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術）がどう役立つか
- どれくらい通院すべきか
を、これから来院される方が「自分のことだ…」と共感できるように、わかりやすくお伝えします。
あなたが今感じている「ピリピリ」は、決して放置してはいけないサインです。
一緒に体の声を読みといていきましょう。
◆なぜ肩甲骨の内側がピリピリするの？ — 神経疲労のメカニズム
肩甲骨の内側には、細い神経が網の目のように走っています。
特に “菱形筋（りょうけいきん）” “僧帽筋（そうぼうきん）” の間を通る神経は、姿勢や寒さ、ストレスの影響を受けやすい部位です。
① 冷えで神経が過敏になる
気温が下がると筋肉がぎゅっと縮み、神経の通り道が狭くなります。
すると神経が圧迫されやすくなり、ピリピリ・ジリジリした刺激が出やすくなります。
冬に多い理由
- 肩をすくめる姿勢が増える
- 血流が低下しやすい
- 自律神経が交感神経優位になりやすい
特に「深呼吸すると痛みが走る」という方は、胸郭の動きが硬くなり、肩甲骨の内側の神経が引っ張られています。
② 姿勢の崩れ（猫背・巻き肩）で神経が引っ張られる
スマホ姿勢・デスクワークが増えると、首と肩の付け根が前に出て、肩甲骨が外に広がる「開き肩」になります。
すると…
- 肩甲骨の内側の筋肉が常に引き伸ばされる
- 神経が引っ張られて刺激が強まる
- ピリッと電気が走るような感覚が出る
これは多くの患者さんが言われる “痛みではなく違和感が先に出る” タイプです。
③ ストレスで自律神経が乱れ、神経が敏感に
ストレスが蓄積すると交感神経が優位になります。
交感神経が強すぎる状態では、末梢神経が過敏になり、少しの刺激でもピリピリ反応してしまいます。
- 仕事が忙しい
- 人間関係のストレス
- 寝ても疲れが抜けない
こういった状況が続くと、肩甲骨まわりの神経が「ずっと緊張している」状態になります。
◆自律神経の視点から見る “肩甲骨内側のピリピリ”
肩甲骨の内側のピリつきは、 自律神経のアンバランス が強く影響しています。
◎交感神経の働きが強まりすぎると…
- 神経が過敏になる
- 筋肉がずっと硬いまま
- 血流が細くなる
- 呼吸が浅くなる
→ 肩甲骨の内側にピリピリ感が出る
特に「疲れた時ほどピリピリが強くなる」という方は、典型的な自律神経型の肩甲骨症状です。
◎副交感神経が弱ると…
- 筋肉の回復が遅れる
- 睡眠の質が下がる
- 神経の興奮を鎮められない
つまり、身体が休まらず、常に構えてしまっている状態。
これが日常的なピリピリ感につながります。
◆東洋医学の視点：肩甲骨のピリピリは「肝」と「心」のサイン
東洋医学では、肩甲骨の内側のピリッとする感覚は “気血の巡りが滞っている” というサインと考えます。
特に関わるのは 肝（かん）と心（しん）。
●肝（かん）＝気血の流れ・自律神経の調整
肝が弱ると…
- ストレスに弱くなる
- 筋肉がこわばりやすい
- 気の巡りが滞る
肩甲骨の内側の張り・引きつれ・ピリピリは「肝の疲れ」が典型的に現れる場所です。
●心（しん）＝血の巡り・精神面
心が疲れると…
- 神経が敏感になる
- 不安感・焦りが出やすい
- 背中に違和感が出やすい
「最近よく眠れない」「イライラしやすい」という方は、心の疲れが肩甲骨に現れています。
◆施術でどう改善していくのか？
ここからは、くろちゃん鍼灸整体院で行う
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 が、なぜこの症状に効果的なのかを詳しく説明します。
① 骨盤矯正：肩甲骨の負担が大幅に軽減
骨盤が前後に傾いていると、背骨のカーブが崩れ、肩甲骨の位置がずれます。
特に骨盤が後ろに傾くと猫背が強くなり、肩甲骨の内側の筋肉が引き伸ばされて神経が刺激されやすくなります。
骨盤矯正では…
- 背骨の土台が安定
- 肩甲骨の動きがスムーズに
- 内側の筋肉の引き伸ばし負担が激減
- 神経の通り道が広がる
結果として、ピリピリが出にくい体になります。
② 猫背矯正：神経への圧迫を根本から解消
肩甲骨の内側のピリピリは 猫背姿勢による神経の圧迫 が大きな原因です。
猫背矯正では…
- 肩甲骨が本来の位置に戻る
- 神経の引っ張りが取れる
- 呼吸が深くなり自律神経が整う
- 背中の血流が改善
特に「デスクワークで肩甲骨の内側が痛い」という方には、猫背矯正が極めて効果的です。
③ 鍼灸施術：神経疲労と筋緊張の両方にアプローチ
鍼灸は、肩甲骨のピリピリ症状に非常に相性が良い施術です。
鍼の効果
- 過敏になった神経の興奮を鎮める
- 筋肉の深部の緊張をほぐす
- 血流を改善し回復スイッチON
- 自律神経のバランスが整う
肩甲骨の内側は自分で触れない場所なので、鍼でダイレクトに刺激を届けることができます。
灸の効果
- 冷えを改善
- 神経の過敏をやさしく抑える
- 肩甲骨の裏側まで血行を届ける
特に冬場のピリピリは“冷え”が原因なので、灸がとても効果を発揮します。
④ 頭部施術：神経の根本的な疲労回復に必須
肩甲骨のピリつきは、実は 頭の疲れ（脳疲労） と深く関係しています。
頭部施術では…
- 交感神経の働きを落ち着かせる
- 副交感神経を高めて回復力UP
- 首肩の筋緊張をゆるめる
- 呼吸が深くなる
30分の頭部施術で肩甲骨内側のピリピリが軽減する方は非常に多いです。
◆通院ペースのご案内
症状が落ち着くまでは計画的な通院が必要です。
- 急性期（つらい時期）：週2回
- リハビリ期（改善しはじめ）：週1回
- メンテナンス期（再発予防）：月2〜3回
神経疲労が関わる症状は「良い時と悪い時が波のように出る」のが特徴。
だからこそ、波をならすために定期的な通院がとても大切です。
◆予約について（とても大事です）
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