はじめに
最近、「胃が冷えるような感じがする」「お腹のあたりだけ冷たく、体は寒くないのに胃だけが重い」「食べるとすぐ胃がムカムカする」──そんな違和感を感じていませんか?
実はこの“胃の冷え感”は、単なる冷たい飲食物の摂りすぎだけでなく、自律神経のバランスの乱れによって起こることが多いのです。特に、副交感神経が過剰に働きすぎてしまうと、血流が内臓に集中し、全身の循環がうまくいかなくなるために「胃だけ冷たい」「体がだるい」「やる気が出ない」といった不快な症状が出やすくなります。
このブログでは、自律神経の仕組みと東洋医学の観点から「胃が冷えるような感覚」を詳しく解説し、
くろちゃん鍼灸整体院で行っている【骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術】による改善法をご紹介します。
胃の冷えを引き起こす自律神経の働き
自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経がシーソーのように働き、体のリズムを保っています。
交感神経は「活動モード」、副交感神経は「休息モード」を担当し、このバランスが整っていると体温・血流・消化・呼吸・睡眠などが自然に調和します。
しかし、ストレスや不規則な生活、季節の変わり目などで副交感神経が過剰に優位になると、次のような状態になります。
- 内臓の働きが強まりすぎて胃酸分泌が増える
- 消化が遅れ、胃が張る・ムカムカする
- 血流が内臓に集中し、手足や頭の血流が不足する
- 結果として「胃が冷たい」「全身がだるい」ように感じる
つまり、**胃の冷え感は血流の偏りによる“自律神経性冷え”**とも言えるのです。
東洋医学からみた「胃の冷え感」
東洋医学では、胃の冷えは「脾胃の虚(ひいきょ)」や「寒邪(かんじゃ)」によって起こると考えます。
脾と胃は“後天の本”と呼ばれ、食べたものをエネルギーに変える大切な臓腑です。
ここが弱ると、体の中心である「中焦(ちゅうしょう)」の働きが低下し、次のような症状を招きます。
- 胃の冷え・重だるさ・食欲不振
- 下痢や軟便、または便秘の繰り返し
- 手足の冷え
- むくみや倦怠感
- 気分の落ち込み、朝起きられない
特に、冷たい飲食物の摂りすぎ・夜遅い食事・過剰なストレスは「脾胃を傷める三大要因」です。
脾胃が弱ると、エネルギー(気)と血(けつ)の巡りが悪くなり、自律神経の働きにも悪影響を及ぼします。
胃の冷えと体全体のつながり
胃の冷えは単なる消化器の問題ではありません。
胃の血流が低下すると、そこに溜まった冷えが腹部全体へ広がり、腰痛や肩こり、自律神経の乱れにもつながります。
特に、次のような体の反応が見られます。
- 背中の筋肉(特にみぞおちの裏)が硬くなる
- 猫背姿勢で胃が圧迫される
- 呼吸が浅くなり、副交感神経が過剰優位になる
- 夜に体温が下がりすぎ、眠りが浅くなる
つまり、「姿勢・筋肉の緊張・呼吸・血流」のすべてが絡み合い、胃の冷えを強めているのです。
骨盤矯正で内臓の位置と血流を整える
くろちゃん鍼灸整体院では、まず骨盤矯正で内臓が正しい位置に戻るように整えていきます。
骨盤が前傾や後傾していると、胃や腸が下垂し、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。
特に女性は、姿勢のクセや冷え、筋力低下で骨盤が開きやすいため、胃の冷えとむくみが同時に出やすい傾向にあります。
骨盤矯正で骨格を正すと、横隔膜の動きがスムーズになり、胃の血流が回復。
冷たい感覚が少しずつ和らぎ、「お腹がポカポカする」「胃の圧迫感が減った」と感じられるようになります。
猫背矯正で呼吸と自律神経を改善する
胃の冷え感を訴える方の多くは、背中が丸まり胸郭が狭くなっている「猫背姿勢」です。
猫背になると胸とお腹が圧迫され、呼吸が浅くなり、副交感神経が過剰に働く状態が続きます。
当院の猫背矯正では、肩甲骨・胸椎・肋骨まわりの可動性を丁寧に回復させ、
自然に深い呼吸ができる姿勢を取り戻していきます。
呼吸が深くなると、交感神経と副交感神経のバランスが整い、
胃の働きが穏やかに安定していきます。
「息が入るようになった」「胃の重さが減った」と感じる方が多いです。
鍼灸施術で内臓機能と自律神経を調整
東洋医学的にみると、「胃の冷え」は“中焦の気滞”“脾胃虚寒”として現れます。
この状態に対しては、鍼灸施術が非常に有効です。
代表的なツボには次のようなものがあります。
- 中脘(ちゅうかん):胃の中心。胃酸分泌を整え、冷えを軽減
- 足三里(あしさんり):胃経の要穴。胃腸機能を高め免疫力を上げる
- 関元(かんげん):下腹部の温め。冷え・むくみ・疲労を改善
- 三陰交(さんいんこう):血流とホルモンバランスを整える
これらのツボにやさしく鍼や温灸を施すことで、内臓の血流が改善し、
胃の冷たさやムカムカ、膨満感が自然と和らいでいきます。
「鍼をした夜はお腹が温かくてぐっすり眠れた」「翌朝、胃が軽かった」という声も多くいただきます。
頭部施術で脳の緊張をゆるめる
意外に見落とされがちなのが、頭部の緊張による自律神経の不調です。
ストレスや考え事が多いと、脳が過剰に働き続け、副交感神経が優位になりすぎてしまいます。
頭部施術では、頭皮や後頭部・こめかみ・耳まわりの筋膜をゆるめて脳の血流を整えます。
脳がリラックスすると、体全体の自律神経がリセットされるように落ち着き、
「胃の冷え」だけでなく「手足の冷え」「眠りの浅さ」なども改善していきます。
通院の目安と回復の流れ
- 急性期:週2回
胃の違和感・ムカムカ・食欲低下が強い時期。自律神経と血流を安定させる期間。 - リハビリ期:週1回
胃の冷え感が軽くなり始めたら、姿勢と内臓の連動を整える期間。 - メンテナンス期:月2〜3回
季節の変わり目やストレスに負けない体づくり。内臓を温める体質改善を目指します。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE予約・ホームページ予約を24時間受付中です。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。
ご希望の日時がある場合は、お早めにご連絡ください。
まとめ
胃が冷えるような感覚は、ただの冷え性ではなく、
副交感神経の過剰な働きと脾胃の弱りが合わさった「自律神経性の冷え」です。
骨盤矯正・猫背矯正で姿勢を整え、
鍼灸施術で血流と気の巡りを改善し、
頭部施術で脳と神経の緊張をゆるめることで、
「お腹が温かく、心まで軽い」状態へ導くことができます。
冷たい飲み物を控え、ストレスを溜めない生活と施術を合わせて行うことで、
再発を防ぎ、内側から健やかな体へ整っていきます。
【*効果には個人差があります】
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