― 冷房の冷えと脱水が内臓に影響しています ―
はじめに
夏の暑い日々、外では強烈な熱気にさらされ、室内に入れば冷房の冷たい空気に体を包まれる。その繰り返しによって「胃が冷たい感じがする」と訴える方が少なくありません。実はこの症状、単なる冷えではなく「隠れ熱中症」のサインである可能性があります。体の深部で熱がこもり、同時に冷房や冷たい飲食物によって内臓が冷やされ、自律神経が乱れることで胃の不快感として現れるのです。
本記事では、自律神経と東洋医学の両面から「胃が冷たい感じがする状態」を解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法を詳しくご紹介します。
胃が冷たく感じるのはなぜ？
冷房と脱水がもたらすダブルダメージ
冷房の効いた環境に長時間いると、表面的には涼しく快適でも、実際には血流が抑えられ、消化器系が冷えて働きが低下します。一方で、強い暑さや発汗によって体内では水分とミネラルが失われ、脱水に近い状態に。これにより体は熱を放出できず、胃腸だけが冷たく感じるというアンバランスな状態が生じるのです。
自律神経の関与
自律神経は、体温調整・発汗・内臓の働きをコントロールする重要なシステムです。冷房と外気温の温度差によって交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなると、胃腸の血流が不安定になり、冷えたような感覚や不快感が現れます。
東洋医学から見る「胃の冷え」
東洋医学では、胃が冷たい感じは「脾胃虚寒（ひいきょかん）」や「内寒」の一種と考えられます。外部の冷え（外寒）が体内に侵入したり、冷たい飲食の過剰摂取で内臓に冷えがたまることで発生します。
- 脾胃虚寒：脾胃の働きが弱く、冷えにより消化不良・倦怠感・軟便が出やすい。
- 水湿停滞：冷えによって水分代謝が滞り、むくみやだるさを伴う。
- 陰陽の不均衡：夏の外熱と内臓の冷えが同居し、バランスが大きく崩れる。
つまり「胃の冷え」は単なる冷え性ではなく、体全体のエネルギーバランスの乱れであり、熱中症の初期サインと捉えるべきなのです。
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
1. 骨盤矯正による血流改善
骨盤は全身の血流と神経の通り道。骨盤が歪むと下半身への血流が滞り、内臓の働きも低下します。骨盤矯正によって姿勢を整えることで、胃腸周辺の血流が改善し、冷えを感じにくい体づくりが可能となります。
2. 猫背矯正による自律神経安定
猫背は胸郭を圧迫し、横隔膜の動きを制限します。その結果、自律神経のバランスが乱れ、消化機能が弱まります。猫背矯正により呼吸が深くなり、副交感神経が優位になることで胃腸の働きが回復し、冷えの感覚も和らぎます。
3. 鍼灸施術による内臓機能の回復
鍼灸では「中脘」「足三里」「脾兪」など胃腸機能を整える経穴を用いて施術します。冷えによる血流低下を改善し、胃腸の気血の巡りを促すことで「冷たい感覚」が解消されやすくなります。さらに、鍼灸は体の深部体温を調整し、自律神経の乱れを整える効果も期待できます。
4. 頭部施術で脳の放熱を促進
自律神経の中枢は脳にあります。頭部施術で頭皮や側頭部の緊張を緩めることで、脳の放熱がスムーズになり、自律神経の働きが安定。結果として、内臓の冷え感が軽減され、体全体のバランスが整います。
通院の目安
- 急性期：週2回（症状が強い時期は集中的に調整）
- リハビリ期：週1回（症状の改善を安定させる）
- メンテナンス期：月2〜3回（季節や生活環境の変化に合わせてケア）
予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。体調の変化を感じたら、早めのご相談をおすすめします。
まとめ
「胃が冷たい感じ」は単なる冷えではなく、隠れ熱中症や自律神経の乱れのサインです。冷房・脱水・内臓冷えが複合的に関与しており、放置すると夏バテや体調不良が長引くこともあります。くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、内臓の冷えと自律神経の乱れを根本から整えます。
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