はじめに
「最近、なんだか食欲がわかない」「以前は美味しく感じていた食事が、今は量が入らない」──そんなお悩みを抱えていませんか?
秋から冬へと季節が移り変わるこの時期、実は「胃腸への血流不足」によって食欲が落ちてしまう方が増えます。特に、自律神経のバランスが乱れやすい現代人にとっては、ちょっとしたストレスや姿勢の悪さ、冷えなどが原因で、胃腸への血流がうまく届かず、消化機能が低下しやすくなるのです。
このブログでは、「胃腸の血流不足で食欲が低下する」仕組みを、自律神経の観点と東洋医学の考え方の両面からわかりやすく解説し、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように役立つのかを詳しくご紹介します。
胃腸の血流不足が引き起こす“食欲低下”の正体
◆ 血流が滞ると胃腸は働けない
胃や腸は、食べたものを消化・吸収するために常にエネルギーを必要としています。そのエネルギー源となるのが「血液」です。血液には酸素と栄養が含まれ、それが胃腸の細胞へ届くことで、消化液の分泌や蠕動運動がスムーズに行われます。
しかし、以下のような原因で血流が滞ると、胃腸の働きが弱まり、「なんだか食欲が出ない」という状態が起こります。
- 長時間のデスクワークや猫背姿勢
- 冷えや季節の寒暖差による血管の収縮
- ストレスによる交感神経の過剰緊張
- 睡眠不足や自律神経の乱れ
つまり、「胃腸が弱っている」のではなく、「胃腸に必要な血液が届いていない」ことが、根本的な原因であることが多いのです。
自律神経と血流の深い関係
◆ 胃腸は“副交感神経”の支配下にある
自律神経には、活動時に優位になる「交感神経」と、休息・回復時に優位になる「副交感神経」があります。胃腸の働きは基本的に副交感神経が担っており、リラックスしているときにこそ、血流が消化器系に集まりやすくなります。
ところが、仕事や家事、ストレスなどで交感神経が優位な状態が続くと、血液は筋肉や脳など活動に必要な部位へ優先的に送られ、胃腸への血流が後回しになります。その結果、消化液の分泌が減り、蠕動運動も鈍くなって、食欲が低下してしまうのです。
◆ “姿勢”が自律神経と血流を左右する
姿勢の悪さも、血流不足と自律神経の乱れに大きく関係します。猫背や骨盤の歪みは内臓を圧迫し、血管や神経の通り道を狭めてしまいます。また、背骨周囲の筋緊張が続くと交感神経節が刺激され、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
つまり、血流不足による食欲低下は、「自律神経の乱れ」と「姿勢の崩れ」という2つの要素が複雑に絡み合って起こっているのです。
東洋医学から見る「胃腸の血流不足」と食欲低下
東洋医学では、胃腸は「脾胃(ひい)」と呼ばれ、食べ物から気・血・水を生み出す“後天の本”とされています。脾胃がしっかり働けば体は元気になりますが、脾胃が弱ると食欲がなくなり、倦怠感や手足の冷え、体重減少などが現れやすくなります。
特に次のような東洋医学的病証が関係しているケースが多く見られます。
◆ 脾気虚(ひききょ)
脾の働きが低下し、飲食物を「気」や「血」に変換できなくなる状態です。食欲不振、軟便、疲れやすい、顔色が悪いといった症状が特徴です。
◆ 気滞血瘀(きたいけつお)
ストレスなどで「気」の流れが滞り、血液の巡りも悪くなる状態です。みぞおちのつかえ感、胸の圧迫感、腹部膨満感、食欲不振などが見られます。
◆ 寒湿困脾(かんしつこんひ)
冷えや湿気によって脾胃が弱り、消化吸収が停滞する状態です。重だるさ、胃の冷え、食欲不振、吐き気などが特徴です。
東洋医学では「脾胃の弱りは気血の滞り」と捉え、体全体の巡りを整えることで食欲を回復させることを目指します。
当院でのアプローチ:血流を整え、胃腸を動かす
くろちゃん鍼灸整体院では、「胃腸の血流不足」に対して、単なるマッサージや一時的な刺激ではなく、自律神経・血流・姿勢・内臓機能をトータルで整えるアプローチを行っています。
◆ 骨盤矯正:内臓の“居場所”を整える
骨盤は内臓を支える「土台」のような存在です。骨盤が前傾・後傾していると、胃や腸が圧迫されたり、下垂したりして血流が滞りやすくなります。骨盤矯正によって骨格のバランスを整えることで、内臓が本来の位置に戻り、血管・神経の通り道が広がって胃腸の働きが活性化します。
◆ 猫背矯正:自律神経と血流の通り道を開く
猫背は内臓の圧迫だけでなく、自律神経の中枢がある背骨周囲への血流も妨げます。特に胸椎〜腰椎の可動性が低下すると、交感神経優位の状態が続きやすくなります。猫背矯正で背骨の動きを改善し、胸郭や横隔膜の動きも広がることで、呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすくなります。
◆ 鍼灸施術:自律神経と内臓機能を直接サポート
鍼灸は、交感神経と副交感神経のバランスを整えるだけでなく、胃腸そのものの働きを高める効果もあります。例えば「足三里」「中脘」「脾兪」などのツボを使うことで、胃腸への血流が改善し、消化液の分泌や蠕動運動が活発になります。また、自律神経を整えることで、心身の緊張が和らぎ、自然と「お腹が空く」感覚が戻ってきます。
◆ 頭部施術:脳の自律神経中枢にアプローチ
意外かもしれませんが、自律神経の乱れは「脳の疲れ」と深く関係しています。頭部施術によって脳血流を改善すると、自律神経の切り替えがスムーズになり、副交感神経が優位に働きやすくなります。これにより、胃腸への血流が自然と増え、食欲の回復が促されます。
通院の目安と回復のステップ
当院では、症状の程度や体質に合わせて段階的な通院プランをご提案しています。
- 急性期(食欲が極端に低下している時期):週2回
自律神経と血流を集中的に整え、体が「食べる準備」を取り戻す期間です。 - リハビリ期(食欲が戻り始めた時期):週1回
消化機能の回復とともに、血流・姿勢・内臓機能を安定させます。 - メンテナンス期(再発予防・体質改善):月2〜3回
季節の変化やストレスに強い体づくりを目指します。
ご予約とご来院について
当院はLINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、ご予約が取りづらくなっておりますので、お早めにご連絡ください。
食欲が落ちているときこそ、体が「SOS」を出しているサインです。自分の力で元気を取り戻せるよう、一緒に整えていきましょう。
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