血流が外へ偏り、放熱不足で脳機能が落ちる
はじめに
夏場の炎天下や長時間の作業、あるいは室内でもエアコンを使わずに過ごしていると、私たちの体は気づかないうちに脱水状態へと傾いていきます。脱水は単なる喉の渇きではなく、脳に大きな影響を与える危険な状態です。特に問題となるのは、脳の温度「脳温」がさらに悪化し、血流が体表へと偏ることで脳内部の放熱が難しくなり、集中力や判断力の低下を招く点です。
本記事では、脱水と脳温の関係を医学的・東洋医学的な両面から解説し、さらに当院の施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)がどのように役立つかを詳しくご紹介します。
脱水と脳温上昇の関係
脱水で血流が外へ偏る
脱水が進行すると体は「体温を下げる」ために、皮膚の血流を増やし汗をかきやすくします。しかし、その代償として脳や内臓への血流が減少し、脳内部の冷却が追いつかなくなります。結果として「脳温」が上昇し、熱のこもった状態になります。
放熱不足で脳機能が低下
脳温が0.5〜1℃上がるだけでも、神経細胞の働きは大幅に低下します。集中力が続かなくなり、判断スピードが鈍化し、記憶の整理や計算能力も落ちてしまいます。仕事や学習の効率が下がるだけでなく、運転中や作業中には事故のリスクを高める危険な状態です。
自律神経から見た影響
自律神経は体温調節を担う重要な仕組みです。脱水が進むと交感神経が過剰に働き、発汗や血管拡張を強めます。しかしその一方で、副交感神経による内臓・脳の安定機能は抑えられ、バランスが崩れてしまいます。この状態では、眠りが浅くなり、イライラしやすくなり、さらに疲労回復が遅れるという悪循環に陥ります。
東洋医学から見た脱水と脳温
東洋医学では、脱水に近い状態を「津液不足」や「陰虚」と表現します。体を潤す水分(津液)が不足すると、熱を冷ます力が弱まり「虚熱(きょねつ)」が頭に上昇しやすくなります。これが「頭ののぼせ」「めまい」「思考の重さ」「倦怠感」といった症状につながります。
さらに、脾胃の働きが低下すると水分の巡りが悪くなり、体内に「湿熱」がこもります。これも脳温の上昇や集中力低下を助長する要因となります。
くろちゃん鍼灸整体院でできるケア
骨盤矯正
骨盤の歪みは全身の血流循環を阻害し、放熱効率を落とす原因になります。骨盤矯正により血流の通り道を整えることで、脳への血流供給と全身の体温調整力を高めます。
猫背矯正
猫背姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなりやすい状態を招きます。結果として二酸化炭素の排出が不十分になり、脳血流の調整が乱れます。猫背矯正で姿勢を整えると、酸素供給が改善し、脳温コントロールがスムーズになります。
鍼灸施術
鍼灸では、自律神経を調整する経穴(百会、風池、合谷、足三里など)を用い、交感神経の過剰反応を鎮めます。これにより放熱機能が整い、頭の熱を引き下げる効果が期待できます。特に「陰虚熱」「湿熱」に対しては、鍼灸施術でのバランス調整が有効です。
頭部施術
頭皮や後頭部の緊張をほぐすことで、局所血流を促進し、脳温を下げるサポートを行います。目の疲れや頭重感を伴うケースにも効果的で、思考のクリアさを取り戻すきっかけになります。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
症状の程度や生活習慣によって調整は必要ですが、継続的にケアを行うことで再発予防と安定した集中力を維持できます。
ご予約について
当院は LINE・ホームページから24時間予約受付中 です。
ただし、施術者が1人のため、予約が取りづらい状況もあります。ご希望の方は お早めのご連絡 をお願いいたします。
まとめ
脱水は単なる水分不足ではなく、脳温を悪化させ、集中力や判断力を大きく低下させる要因です。自律神経の乱れや東洋医学的な「津液不足・湿熱」とも関わりが深く、放置すれば日常生活や仕事のパフォーマンスに深刻な影響を及ぼします。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、脳温の安定と集中力の回復をサポートいたします。
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