はじめに
近年の夏の猛暑や、運動・労働環境の厳しさから「脳温(脳の深部温度)」が注目されています。体温が上がるだけでなく、脳の温度が一定の臨界点を超えると不可逆的な障害が起こることが知られています。特に 脳温42℃以上になると、神経細胞の活動が停止し、再生不能なダメージを負うことが研究や動物実験からも確認されています。これは単なる熱中症の範疇を超え、命の危険や生活の質を大きく損なう状態です。
本記事では、
- 脳温42℃以上で神経が壊れる科学的メカニズム
- 自律神経が関与する体温調節と破綻
- 東洋医学的にみた「熱邪」「気血津液」の乱れ
- 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善効果
を丁寧に解説していきます。
脳温42℃以上で起こる神経の崩壊
科学的背景
- 神経細胞は非常に熱に弱く、42℃を超えるとタンパク質が変性し、シナプス活動が止まる。
- 培養細胞実験では42℃を数分保つだけで神経活動が不可逆的に停止することが確認されている。
- 動物実験でも、脳温42℃以上では運動失調、意識障害、痙攣が出現し、元に戻らないことが多い。
つまり「脳温42℃超」は、単なる一過性の体調不良ではなく 神経そのものが壊死へ向かう臨界点 なのです。
認知・運動機能の喪失
- 記憶力や注意力が急激に低下
- 意識レベルが下がり、判断力が失われる
- 手足が動かなくなる、歩行が困難になる
- 最悪の場合は昏睡や死亡
自律神経の観点からみる脳温の危険性
自律神経の役割
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなり、体温・発汗・血流の調節を司ります。
- 暑い時:血管拡張・発汗で熱を逃がす
- 寒い時:血管収縮・震えで熱を保つ
しかし猛暑や脱水、過換気などで調節が破綻すると、熱が脳にこもり 深部脳温が42℃を超える危険が生じます。
自律神経の乱れと症状
- 頭痛・めまい・吐き気
- 脈の乱れ・動悸
- 集中力低下や感情コントロール障害
これは東洋医学でいう「気逆」「熱邪」「津液不足」に近い状態であり、体のバランスそのものが崩れています。
東洋医学的な視点 ― 熱邪と脳のダメージ
東洋医学では「熱邪(外邪の一つ)」が体に侵入すると、心(しん)や肝(かん)を犯し、精神活動や血流に影響を与えると考えられています。
脳温上昇を東洋医学で説明すると
- 心火亢進:心が熱を持ち、不眠・動悸・焦燥感を引き起こす
- 肝陽上亢:肝の気が頭に上り、めまい・頭痛・怒りっぽさが出る
- 津液損傷:汗で体液が失われ、潤い不足により脳が乾燥し熱がこもる
つまり、脳温の上昇は「熱邪が盛んになり、気血津液の循環が阻害された状態」として理解できます。
当院の整体・鍼灸でのケア
脳温の危険ラインを超える前に、体のバランスを整え、自律神経を安定させることが非常に重要です。
骨盤矯正の効果
- 骨盤の歪みを整えることで、体幹部の血流・リンパ流が改善
- 体の中心から熱を逃がしやすくする
- 自律神経が集まる仙骨周囲を整えることで副交感神経が働きやすくなる
猫背矯正の効果
- 胸郭を開き、呼吸が深まり酸素供給が改善
- 脳のクーリング効果(呼吸による熱放散)を高める
- 頭部・頸部の血流改善で脳温を安定させる
鍼灸施術の効果
- 百会・風池・合谷など頭部・頸部・手のツボで熱を散らす
- 自律神経を調整し、発汗・血流をスムーズにする
- 東洋医学的に「清熱・安神・疏風散熱」の効果
頭部施術の効果
- 頭皮の緊張を緩め、血流を改善
- 眼精疲労・脳疲労を軽減
- リラックス効果で副交感神経を優位にし、体温調節がしやすくなる
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
ご予約は LINE・ホームページから24時間受付中。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。ご希望の方はお早めにご連絡ください。
まとめ
脳温が42℃を超えると神経は不可逆的に壊れ、認知・運動機能を失います。これは「熱中症」の重篤な形であり、自律神経や東洋医学的な観点からも大きな乱れを意味します。
当院では骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、自律神経の調整と熱のコントロールをサポートしています。日常的なメンテナンスで、重大なリスクを未然に防ぎましょう。
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