〜自律神経と東洋医学から見る脳と身体の危機〜
はじめに
私たちが普段「考える」「覚える」「判断する」といった認知活動を行えるのは、脳に十分な酸素と栄養が届いているからです。ところが、脳血流が 50%以下に落ちる と、酸素の供給が維持できなくなり、脳の神経活動そのものが破綻してしまいます。その結果、記憶や判断の基盤が崩れ、思考がまとまらない、意識が混濁するといった危険な状態に陥ります。
本記事では、この「脳血流低下による認知破綻」のメカニズムを医学的に解説するとともに、自律神経や東洋医学の視点からも掘り下げ、当院で行っている 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がどのように回復や予防に役立つのかを詳しくご紹介します。
脳血流が50%以下になると何が起こるのか
脳は全身の重さの約2%しかありませんが、心拍出量の約20%の血液を受け取り、酸素とブドウ糖を常に必要としています。血流が50%以下に落ちると以下の現象が生じます。
- 酸素供給の破綻:神経細胞は無酸素状態に数分耐えられません。
- 認知の崩壊:記憶形成・情報処理に必要なシナプス活動が停止します。
- 思考の分断:論理的思考が続かず、話が支離滅裂になることもあります。
- 意識障害:進行すると昏睡や命の危険に至る可能性もあります。
自律神経から見た脳血流の低下
自律神経は血管の収縮・拡張を調整し、脳への血流をコントロールしています。
- 交感神経過緊張:血管が収縮 → 脳血流が低下。
- 副交感神経低下:リラックスできず、血管拡張が働かない。
- 慢性的な乱れ:睡眠障害・疲労・ストレスで脳血流が常に不足状態になる。
現代人は長時間のデスクワークやスマホ姿勢により首肩の緊張が強く、自律神経が乱れやすいため、脳への血流不足を日常的に起こしやすい環境にあります。
東洋医学から見る「脳血流低下」と認知の乱れ
東洋医学では「脳」という概念を「髄海(ずいかい)」と呼び、気血の充実が脳の働きを支えると考えます。
- 気虚(ききょ):全身のエネルギー不足 → 脳に気が届かず集中できない。
- 血虚(けっきょ):血の不足 → 記憶力の低下・めまい。
- 瘀血(おけつ):血流の停滞 → 頭痛・思考鈍麻。
- 痰湿(たんしつ):余分な水分が滞る → 頭重感や意識のぼんやり。
脳血流が落ちる状態は、まさに「気血の不足」「瘀血」「痰湿」が複合していると捉えることができます。
くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
骨盤矯正
骨盤は全身の血流の要です。歪みがあると大動脈や下肢の循環に影響し、結果的に脳血流も滞りやすくなります。骨盤矯正によって姿勢と血流の基盤を整えることで、脳への酸素供給を改善します。
猫背矯正
猫背は首の血管を圧迫し、脳への血流を減少させます。胸郭を広げる施術で呼吸が深くなり、自律神経が整いやすくなります。結果的に酸素の取り込みと脳循環が改善され、思考のクリアさが戻ります。
鍼灸施術
鍼灸では「百会」「風池」「天柱」といった頭部・首周囲のツボを使い、脳血流を促進します。また「合谷」「足三里」など全身の調整穴で自律神経を整えることで、血管の調節機能を改善。気血の流れを滑らかにして脳の疲労を和らげます。
頭部施術
頭皮の緊張をほぐすことで、頭部の毛細血管循環を改善します。自律神経の中枢である脳幹部への血流もサポートされ、深いリラックスとともに思考の整理が進みます。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
自律神経の乱れや脳の疲労は一度で改善するものではなく、定期的な施術で血流と神経の安定を図ることが大切です。
ご予約について
当院では LINE・ホームページから24時間予約可能 です。
施術者は一人のため、予約が取りづらい状況もございます。お早めにご連絡ください。
まとめ
脳血流が50%以下に落ちると、酸素供給が途絶え、認知活動の基盤そのものが崩れてしまいます。これは単なる「疲れ」ではなく、命に関わる危険なサインです。
くろちゃん鍼灸整体院では、東洋医学と整体を組み合わせたアプローチで脳血流と自律神経を整え、認知機能を支えるケアを行っています。思考がまとまらない、記憶が曖昧になるといった不調を感じたら、早めにご相談ください。
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