脾陽虚で冷たい飲み物に弱い体質へ

冷飲で“脾の火”が弱まり吸収力低下。夏の不調は内側から整える

東洋医学では「脾（ひ）」は消化・吸収を担う重要な臓腑で、特に“脾陽”とはその働きを温め、推進する力、いわば“消化エンジン”の火にあたります。
この脾陽が弱まると、冷たいものを摂った時にその冷気により“脾の火”がさらに消されてしまい、吸収力や代謝が落ちて、以下のような症状が現れやすくなります。

これらはすべて「脾陽虚」によって体内のエネルギー生産が滞っているサインです。

◆ 夏の冷え対策に「整体・鍼灸施術」が有効な理由

骨盤のゆがみは内臓下垂や腸管の血流不全を招き、消化機能を低下させます。骨盤を正すことで、脾胃の位置や血流が整い、「脾陽」の働きを高める土台が整います。

背中が丸まっていると腹部が圧迫され、脾胃の動きが停滞。猫背矯正で姿勢が整えば、横隔膜の動きも改善し、腹部の温かさや循環も良くなります。

脾経・胃経のツボ（足三里、中脘、脾兪など）に鍼灸を行うことで、胃腸の陽気（熱）を補い、冷えで低下した吸収力を高めます。特にお腹を温める灸施術は即効性があります。

脳の自律神経系を整えることで、副交感神経優位に導き、内臓の動きを促進。消化・吸収に必要な全身のバランスを整えます。

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