はじめに
「最近、下腹部が冷えて重だるく、トイレに行く回数が増えた」「尿が冷たい感じがする」――このような症状は、東洋医学で「膀胱寒湿(ぼうこうかんしつ)」と呼ばれる状態に該当することがあります。膀胱寒湿は、膀胱の機能が冷えと湿気によって低下し、気血や水分代謝が滞ることで発症します。現代人は冷房や冷飲食、運動不足などで体内の陽気が不足し、膀胱に冷えがたまりやすくなる傾向があります。この記事では、膀胱寒湿の東洋医学的な解説と、くろちゃん鍼灸整体院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法をご紹介します。
膀胱寒湿とは?
膀胱寒湿は、膀胱に「寒」と「湿」という邪気がたまることで起こる病証です。東洋医学では、寒邪は血行を停滞させ、湿邪は余分な水分や重だるさを引き起こします。この二つが膀胱を侵すと、尿の排出がスムーズにいかなくなり、下腹部に冷えや不快感が生じます。
主な原因は以下の通りです:
- 冷たい飲食物の過剰摂取
- 夏場の冷房や冬の過度な冷え
- 長時間の座り仕事による骨盤周囲の血流不良
- 水分代謝の低下(腎・膀胱の機能低下)
- 過労やストレスによる自律神経の乱れ
症状としては、尿が冷たく感じる、頻尿や残尿感、下腹部の冷え・重だるさ、腰の冷感などが挙げられます。
東洋医学から見た膀胱寒湿
東洋医学では、膀胱は腎と連動して水分代謝を司る臓腑とされています。腎陽(体を温める力)が不足すると、膀胱が温められず冷えが定着します。また、湿邪は重く停滞しやすいため、冷えと組み合わさるとさらに排尿機能が低下し、下腹部や腰部のだるさ、足の冷えなども併発しやすくなります。
さらに、膀胱寒湿は気血の巡りを阻害し、全身の代謝や自律神経にも影響を及ぼすため、慢性化すると倦怠感や集中力低下にもつながります。
くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
1. 骨盤矯正
骨盤のゆがみは、下腹部の血流やリンパの流れを悪化させ、冷えや重だるさを助長します。当院では、骨盤の前後・左右の傾きを整え、下半身への血流を改善することで、膀胱周囲の温かさを取り戻します。
2. 猫背矯正
猫背は腹部の圧迫と血流停滞を引き起こす原因の一つです。猫背を正し、背骨と胸郭の柔軟性を回復させることで、内臓の位置が安定し、下腹部の血行改善にも寄与します。
3. 鍼灸施術
鍼灸は、冷えと湿邪を取り除くための代表的な施術法です。特に関元(かんげん)、中極(ちゅうきょく)、気海(きかい)などのツボを中心に温灸や鍼を行うことで、膀胱の機能を活性化させ、下腹部の冷えを改善します。
さらに経絡の流れを整えることで、自律神経のバランスが回復し、膀胱の働きも正常化します。
4. 頭部施術
意外に思われるかもしれませんが、頭部の筋緊張は自律神経に影響し、冷えや代謝不良を悪化させます。頭部施術で緊張を解き、リラックス効果を高めることで、膀胱の働きがサポートされます。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
定期的なケアで、膀胱寒湿の再発予防と体質改善を目指します。
ご予約について
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