はじめに
「夜中にふくらはぎが“ピキッ”とつって、痛みで飛び起きてしまう」
「最近よく足がつるけど、日中よりも夜が多い気がする」
そんなお悩みを抱えている方、実は自律神経のバランスが深く関係していることをご存知ですか?
夜間の足のつり(こむら返り)は、単に筋肉の疲労や水分不足だけでなく、血流調整を担う自律神経の不安定さが背景にあります。
とくに最近は、気温差・冷暖房・ストレスなどで自律神経が乱れやすい季節。
眠っている間に足がつるというのは、体の中で“休む神経”と“働く神経”の切り替えがうまくいかず、筋肉や血管のバランスが崩れているサインです。
今回は、「なぜ夜中に足がつるのか」「自律神経と血流の関係」「東洋医学での考え方」、そしてくろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチを分かりやすくお伝えします。
夜中に足がつるのはなぜ?|血流調整と神経のアンバランス
足がつる(こむら返り)は、筋肉が突然強く収縮し、硬直してしまう状態です。
その主な原因としては、以下のようなものが考えられます。
- 筋肉の疲労
- 水分・ミネラル(特にマグネシウム・カリウム・カルシウム)の不足
- 寒さによる血管収縮
- 睡眠中の血流低下
- 自律神経の乱れによる血管・筋肉調整の不安定
特に夜間に多い理由は、睡眠中に副交感神経が優位になり血圧や体温が下がることで、末端の血流が滞りやすくなるためです。
そこに冷えや姿勢の影響が重なると、筋肉に十分な酸素が届かず、神経が誤作動を起こして“ピキッ”と収縮してしまいます。
自律神経が乱れると血流がどう変わる?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、体の働きを自動的に調整しています。
- 交感神経:血管を収縮させ、心拍を上げ、活動モードへ
- 副交感神経:血管を拡張させ、リラックスモードへ
この切り替えがスムーズに行われていれば、血流は安定し、筋肉にも必要な酸素と栄養が行き届きます。
しかし、ストレス・疲労・冷え・姿勢の歪みなどで交感神経が過剰になると、血管が収縮し続けて血流が滞ります。
結果として、筋肉内の代謝が低下し、乳酸などの疲労物質が溜まり、神経が異常興奮して“つる”という症状を起こします。
東洋医学でみる夜間の足のつり
東洋医学では、夜中に足がつる状態は「肝血の不足」や「腎虚」、「血流の滞り(瘀血)」として捉えます。
- 肝は「筋」を司り、血を貯めて全身に巡らせる働き
- 腎は「骨・髄・陰液」を司り、体のエネルギー源を支える
- 脾は「血を生み出す」臓で、栄養と水分を運搬する
このバランスが崩れると、夜間に筋肉へ十分な血が届かず、冷えやこむら返りが起きやすくなるのです。
特に以下のようなタイプは注意が必要です。
| 体質タイプ | 主な特徴 | 改善の方向性 |
|---|---|---|
| 肝血不足タイプ | イライラ・目の疲れ・夜間のつり | 鍼灸で血の巡りを整える |
| 腎虚タイプ | 冷え・足腰のだるさ・夜間頻尿 | 下半身の温めとエネルギー補充 |
| 脾虚湿タイプ | 胃もたれ・むくみ・倦怠感 | 消化吸収を助け体液バランスを整える |
くろちゃん鍼灸整体院では、これらを個々の体質に合わせて見極め、血と気の巡りを根本から整えていきます。
骨盤矯正で血流と神経伝達をスムーズに
骨盤が歪むと、下肢への血流が物理的に滞りやすくなります。
特に長時間の座り姿勢や脚を組む癖、運動不足などは、骨盤の傾きや仙腸関節のねじれを引き起こします。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、
- 骨盤の左右バランスを整える
- 坐骨神経や血管の圧迫を解放する
- 血液とリンパの流れを促進する
ことで、足先までスムーズに血が巡るようサポートします。
血流の改善は自律神経の安定にもつながり、夜間の足のつり予防にとても有効です。
猫背矯正で呼吸と自律神経の安定を取り戻す
背中が丸まった姿勢は、胸郭を圧迫し呼吸を浅くします。
呼吸が浅くなると酸素供給が減り、筋肉や神経の働きが鈍ります。
猫背矯正では、胸を開くように姿勢を整えることで、深い呼吸ができるようになります。
深い呼吸は、副交感神経を優位にし、体を「休むモード」へと導きます。
結果的に、夜間の血流が安定し、足がつることが減っていきます。
鍼灸施術で「血」と「気」を巡らせる
鍼灸では、東洋医学の観点から「経絡」の滞りを整えます。
足がつりやすい方には、以下の経絡に着目します。
- 肝経・腎経・脾経:下肢の血流と筋肉調整に関与
- 足三里・承山・三陰交・太衝などのツボが有効
これらのツボを刺激することで、筋肉の緊張がやわらぎ、血管拡張が促進されます。
また、鍼の刺激は脊髄反射を介して自律神経にも働きかけるため、交感神経の過剰興奮を抑え、副交感神経を整えます。
慢性的な足のつりが続く方ほど、鍼灸の定期的な施術で体質から改善していくことができます。
頭部施術で「中枢のバランス」を整える
自律神経の司令塔は「脳幹」です。
脳幹は頭部の奥にあり、呼吸・血圧・体温・血流などをコントロールしています。
くろちゃん鍼灸整体院の頭部施術では、頭皮や後頭下筋群をやさしく緩め、脳幹周囲の血流を改善します。
これにより、自律神経の切り替え(交感↔副交感)がスムーズになり、夜間の血流低下を防ぎます。
頭部施術を組み合わせることで、単なる局所的な筋肉ケアではなく、「脳から全身を整える」ことが可能になります。
通院の目安
- 急性期:週2回(症状が強く夜中に毎日つるような状態)
- リハビリ期:週1回(夜間のつりが減ってきた時期)
- メンテナンス期:月2〜3回(体質改善・予防の段階)
体が安定しても、季節の変わり目や疲れが溜まる時期には再発することもあるため、定期的なケアをおすすめします。
まとめ
夜中の足のつりは、単なる“筋肉の問題”ではなく、自律神経と血流の不安定さのサインです。
冷え・ストレス・姿勢の歪み・体質の乱れなど、さまざまな要因が関わっています。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で下半身の循環を整え、
- 猫背矯正で呼吸と姿勢を改善し、
- 鍼灸施術で血と気を巡らせ、
- 頭部施術で自律神経の中枢バランスを整える
という総合的な施術で、夜間の足のつりを根本から改善へ導きます。
「最近、夜中に足がつるようになった」「朝起きるとふくらはぎが痛い」
そんな方は、早めにご相談ください。
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