運動量の減少で代謝が落ち、腹部の冷えや痛みが出やすいときの自律神経と東洋医学的ケア

自律神経 体の歪み 痛み

はじめに

「最近あまり動かなくなったせいか、お腹が冷えて重い感じがする」「生理痛が強くなった」「下腹部の違和感がなかなか取れない」——そんなお悩みを抱えていませんか?
秋から冬にかけて、気温が下がるだけでなく、活動量自体も自然と減っていく時期です。特にデスクワーク中心の生活や、休日に外出する機会が減っていると、代謝は想像以上に低下していきます。

代謝の低下は単なる「太りやすい体質」になるだけではありません。体内の熱産生が減少し、特に腹部や骨盤まわりの血流が滞ることで、「冷え」や「痛み」といった形で体がサインを出すのです。
この冷えを放っておくと、自律神経の働きも乱れ、胃腸の動きが鈍くなったり、ホルモンバランスが崩れたりと、さらに症状が複雑化していきます。

本記事では、「運動量の減少」と「腹部の冷え・痛み」の関係を、自律神経と東洋医学の両面からわかりやすく解説し、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術がどのように改善をサポートするのかを詳しくご紹介します。


1. 運動量の低下がもたらす代謝の鈍化と腹部の冷え

● 代謝は「熱のめぐり」と「エネルギー循環」

私たちの体は、筋肉が動くことで熱を生み出しています。特に大きな筋肉が集まる下半身(太もも・お尻・背中など)は、全身の熱産生の約7割を担っていると言われます。しかし、日常の歩数が減り、座っている時間が長くなると、筋肉の活動量が減少し、熱の生産量が低下してしまいます。

結果として、体は「冷えやすい」状態に陥り、特に血管が集まる腹部や骨盤内臓器(腸・子宮・膀胱など)は血流不足に陥りやすくなります。
血液が巡らなければ、酸素も栄養も届かず、老廃物の排出も滞るため、冷えだけでなく「鈍い痛み」「重だるさ」「周期的な腹部の違和感」といった症状が出やすくなります。


2. 自律神経の乱れと「冷え」の深い関係

● 交感神経と副交感神経のバランスが崩れると…

自律神経は、体温調節・血流・消化吸収・ホルモン分泌といった生命活動を自動でコントロールしています。ところが、運動量が減り、筋肉のポンプ作用が低下すると、末端の血流が滞り、自律神経は「冷えた体を温めよう」として交感神経を過剰に働かせてしまいます。

交感神経が優位な状態が続くと、血管は収縮しやすくなり、逆に血流が悪化。さらに、腸や子宮などの内臓の働きも抑制され、「便秘」「生理痛」「下腹部の張り」などが現れるようになります。

● 副交感神経の働きが低下すると「腹部の痛み」が慢性化

副交感神経が十分に働かないと、内臓の修復機能や免疫の働きが低下します。特に腹部は、自律神経の影響を受けやすい部位の一つ。
「冷えからくる腹痛」「便が硬くなる」「下腹部の違和感が長引く」といった症状は、副交感神経が休息モードに切り替えられていないサインでもあるのです。


3. 東洋医学から見る「運動不足による腹部の冷えと痛み」

● 「気血の滞り」と「寒邪の侵入」

東洋医学では、運動不足による冷えや痛みは「気血(きけつ)」の巡りが滞り、そこに「寒邪(かんじゃ)」が入り込んだ状態と考えます。
本来、気血が滞りなく流れていれば、体の内部は温かく保たれ、臓腑の働きもスムーズです。しかし、動かない生活が続くと気の推動力が弱まり、血の流れも遅くなります。そこへ冷気(寒邪)が侵入すると、「瘀血(おけつ)」という停滞が起こり、痛みやしこり、張りが出てくるのです。

● 腎・脾・肝の働きとの関係

  • 腎(じん):生命力の源であり、体温や代謝の根本を司る臓。運動不足で腎の陽気が弱まると、深部から冷えが進行します。
  • 脾(ひ):消化吸収や水分代謝を担う臓。脾の機能が低下すると、湿が溜まりやすくなり、下腹部が重く冷えるようになります。
  • 肝(かん):気血の流れをスムーズにする臓。気滞が起きると、腹部の張りや刺すような痛みが現れます。

4. くろちゃん鍼灸整体院のアプローチ

● 骨盤矯正:下半身のめぐりを再起動する

骨盤は「熱の中心」とも言える重要な場所です。骨盤が歪むと、骨盤内の血管や神経が圧迫され、腹部の冷えや痛みが改善しにくくなります。
当院の骨盤矯正では、骨格のバランスを整えることで、下肢から骨盤内への血流を促し、自律神経が働きやすい環境をつくります。結果として、腹部の深部体温が上昇し、冷えによる痛みや違和感が軽減されやすくなります。


● 猫背矯正:姿勢を整え、内臓機能を解放する

姿勢が悪いと、腹部は圧迫され、内臓が下垂しやすくなります。すると血流が滞り、腸や子宮への酸素供給も不足します。
猫背矯正によって背骨や肋骨の動きが正常化すると、横隔膜の動きがスムーズになり、自律神経が安定。内臓の位置と働きが改善され、腹部の冷え・重さが軽減されていきます。


● 鍼灸施術:気血を動かし、深部から温める

鍼灸は東洋医学的アプローチの中心です。特に下腹部や腰回りの経絡にアプローチすることで、気血の巡りが促され、停滞した寒邪を追い出すことができます。
また、自律神経に直接働きかけるツボを用いることで、交感神経の過緊張が緩み、副交感神経が活性化。腹部の冷えや痛みだけでなく、「便通」「生理痛」「睡眠の質」にも好影響が現れます。


● 頭部施術:中枢神経のリズムを整える

意外かもしれませんが、腹部の冷えにも「脳の自律神経中枢」が深く関わっています。頭部の緊張が取れないと、自律神経は常に交感神経寄りの緊張モードになり、血管が収縮してしまいます。
当院の頭部施術では、頭蓋骨や後頭下筋群への繊細なアプローチで中枢神経の興奮を鎮め、副交感神経を優位に導きます。これにより、腹部の血流や内臓機能が回復し、自然治癒力が高まっていきます。


5. 通院の目安とご予約について

  • 急性期(症状が強い時期):週2回
  • リハビリ期(回復過程):週1回
  • メンテナンス期(予防・安定期):月2〜3回

腹部の冷えや痛みは、一度改善しても再び運動量が減ると戻りやすいため、「継続ケア」がとても大切です。当院では一人ひとりの体質や生活習慣に合わせて、段階的なケアプランをご提案します。

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施術者が一人のため、予約が埋まりやすくなっております。お早めのご連絡をおすすめします。


まとめ

「運動しない日が続いているだけ」と軽く考えがちな腹部の冷えや痛みも、実は自律神経・血流・内臓機能など、体の深い部分が影響し合って起きています。
東洋医学の観点では、「気血の滞り」「寒邪の侵入」として現れるこの不調は、放置すると慢性化し、他の症状(頭痛・不眠・ホルモンバランスの乱れ)にもつながりかねません。

骨格のバランスを整え、内臓の動きを解放し、自律神経のリズムを取り戻すことが、根本改善への第一歩です。
「なんとなくお腹が冷える」「最近痛みが気になる」と感じたら、早めにご相談ください。体は正直です。今こそ、本来の温かさと巡りを取り戻すチャンスです。

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こんにちは!【くろちゃん鍼灸整体院】院長の黒柳です!自律神経の乱れは体や頭骸骨が歪んでいて体への指令と体温調節が上手くいっていない方がほとんどです! 体のチェックから、メンテナンスまで当院で院長が検査から施術まで行います! お体の不調を教えてください!全力でサポート致します!
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