はじめに
「最近、仕事中に頭がぼーっとして集中できない」「本を読んでいても内容が頭に入ってこない」「なんだか頭が重くて、考えるのが億劫…」
そんな症状、感じていませんか?
それは単なる疲れや加齢のせいではなく、自律神経の乱れによって脳の血流が低下しているサインかもしれません。特に季節の変わり目や気温差が激しい時期、ストレスが続く時期には、自律神経が過敏になり、脳の血液循環が滞って「集中力が続かない」「頭がモヤモヤする」といった不調が現れやすくなります。
今回は、そんな「頭がぼーっとして集中できない」状態について、
- 自律神経の働きと脳血流の関係
- 東洋医学的な原因と捉え方
- 当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果
までを、できるだけわかりやすく丁寧に解説していきます。
頭がぼーっとして集中できないのは「脳の血流」が落ちているサイン
人間の脳は、体重のわずか2%ほどしかありませんが、全身の血液の約20%を使って活動しています。
この豊富な血液が脳にしっかりと送られていることで、私たちは考えたり、記憶したり、集中したりといった知的な活動をスムーズに行うことができます。
ところが、自律神経が乱れて血管の収縮や拡張がうまくコントロールできなくなると、脳への血流が減少してしまい、次のような症状が出やすくなります。
- 頭がぼんやりする、霧がかかったような感覚
- 集中力・思考力が低下する
- ミスが増える・仕事の効率が落ちる
- 言葉がすぐに出てこない
- 眠気が強くなる
- 気持ちが沈みやすくなる
つまり、脳が“酸欠状態”になっているのです。これは単に「疲れているだけ」ではなく、自律神経が関与しているケースがとても多く見られます。
自律神経が乱れると、なぜ脳の血流が低下するのか?
自律神経は、体内のあらゆる機能を24時間休まずコントロールしている神経です。中でも、血管の拡張・収縮も自律神経の大切な役割です。
- 交感神経:血管を収縮させ、血圧や心拍を上げて体を活動モードにする
- 副交感神経:血管を拡張させ、血流を促し、体を休息モードにする
本来であればこのバランスが自然と切り替わるのですが、現代人はストレス・気温差・不規則な生活・スマホやPCなどの刺激によって交感神経が過剰に優位になりやすい状態にあります。
交感神経が過剰に働くと血管が収縮したままになり、脳への血流が不足します。
この「脳血流の低下」は、集中力や思考力だけでなく、自律神経の中枢そのものがある視床下部や脳幹の働きにも影響するため、悪循環に陥るケースも少なくありません。
東洋医学から見る「頭がぼーっとする」原因
東洋医学では、「頭がぼーっとする」状態を「清陽不昇(せいようふしょう)」や「気血不足(きけつぶそく)」といった概念で捉えます。
① 気血不足(きけつぶそく)
体内の「気(エネルギー)」や「血(栄養)」が不足すると、脳や頭部までしっかりと巡らず、頭がぼんやりしやすくなります。特に胃腸の働きが弱っていると気血が十分に作られず、思考力が落ちたり、集中力が続かない原因になります。
② 清陽不昇(せいようふしょう)
東洋医学では、体のエネルギーは「上昇・下降・出入り・巡り」という4つの動きで健康を保つと考えます。特に「清陽(きれいな気血)」が頭部に昇らない状態を「清陽不昇」と呼び、頭重感・集中力低下・ぼんやり感などを引き起こします。
③ 肝気鬱結(かんきうっけつ)
精神的なストレスが続くと、肝の疏泄機能(気を巡らせる働き)が滞り、気の流れが滞ることで頭部への血流も悪くなります。この場合、イライラ・不安・眠りが浅いなどの精神的症状も伴いやすくなります。
当院の施術で「脳血流の滞り」を解消する
① 骨盤矯正で「血流の土台」を整える
脳への血流を良くするためには、まず体全体の血液循環を改善することが大切です。骨盤が歪んで下半身の血流が滞ると、心臓への血液の戻りが悪くなり、結果的に脳への血流も不足します。
当院の骨盤矯正では、骨盤・仙腸関節・腰椎のバランスを整え、下半身から心臓への「静脈の戻り道」をスムーズにします。これによって全身の血液循環が底上げされ、脳への血流も自然と増加していきます。
② 猫背矯正で「脳への血液の通り道」を広げる
姿勢の悪さも、脳血流低下の大きな原因の一つです。猫背になると頸動脈や椎骨動脈など、脳へ向かう主要な血管が圧迫されやすくなります。さらに、呼吸が浅くなって酸素供給量も減少するため、「頭がぼーっとする」状態が慢性化しやすくなります。
猫背矯正では、胸椎・頸椎の可動性を高め、首〜肩〜頭部への血流が滞りなく流れるようサポートします。姿勢が整うと脳への血液供給が安定し、集中力や思考力が格段に回復していくのを実感する方が多いです。
③ 鍼灸施術で「自律神経の司令塔」にアプローチ
鍼灸は、自律神経のバランスを整えるのに非常に有効な施術です。特に首・肩・後頭部などの経穴(ツボ)にアプローチすることで、交感神経の過緊張を鎮め、副交感神経を高めて血管を拡張させます。
また、東洋医学的には「督脈」「膀胱経」「百会(ひゃくえ)」など頭部や背部の経絡を刺激し、気血の巡りを促進して脳への血流を改善します。
④ 頭部施術で「脳の滞り」を直接ケア
自律神経や血流の改善には、「頭への直接的な刺激」も欠かせません。当院の頭部施術では、頭皮や後頭下筋群の緊張を緩め、頭蓋骨まわりの血液・リンパの流れを促進します。
頭が軽くなるだけでなく、**「考えがクリアになる」「集中力が増す」「眠気が減る」**といった変化を実感する方が多く、特にデスクワークや思考労働の多い方には大きな効果があります。
通院の目安とケアの流れ
自律神経や脳血流の不調は、長年の生活習慣やストレスが関係していることが多いため、1回の施術だけで完全に解消することはまれです。体の状態や生活習慣に合わせて、次のような通院プランをおすすめしています。
- 急性期(症状が強い時期):週2回
- リハビリ期(体が整ってきた時期):週1回
- メンテナンス期(安定を維持する時期):月2〜3回
継続的な施術で、自律神経のバランスや血流のパターンが体に「記憶」として定着していきます。
まとめ|頭がぼーっとするのは「脳のSOS」
頭がぼんやりして集中できない状態は、決して「気のせい」や「怠け」ではありません。
それは、脳が血液を欲しがっているサインであり、自律神経が乱れている合図でもあります。
当院では、骨格・姿勢・神経・経絡といった複数の角度からアプローチし、「脳に血液が届く状態」を取り戻す施術を行っています。
「最近、考えがまとまらない」「集中力が持たない」という方は、早めのケアをおすすめします。
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