はじめに
夏場に「頭が締めつけられるような感覚」を訴える方は少なくありません。これは単なる疲労や頭痛ではなく、熱中症特有の症状である可能性があります。特に自律神経の乱れによって、体温調整中枢が誤作動を起こすと、頭部の血管や筋肉が異常な緊張状態になり、圧迫感や締めつけ感として現れます。本記事では、この症状のメカニズムを西洋医学的視点(自律神経)と東洋医学的視点の両面から解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法を詳しくご紹介します。
1. 頭の締めつけ感と熱中症の関係
1-1. 熱中症の分類と頭部症状
熱中症は、体温が過剰に上昇し、体の冷却機能が追いつかなくなる状態です。軽度〜中等度ではめまい、吐き気、倦怠感が現れますが、中には**「頭を輪で締められたような感覚」**が出る方もいます。これは主に脳や頭皮の血管、神経、筋肉が熱負荷によって反応しているサインです。
1-2. 体温調整中枢の誤作動
脳の視床下部にある体温調整中枢は、血流と発汗を制御して体温を一定に保ちます。熱中症で深部体温が高まると、過剰な交感神経活動が起こり、頭部の血管収縮や筋緊張が強まります。その結果、締めつけるような不快感が出現します。
2. 自律神経から見た症状のメカニズム
2-1. 交感神経優位の影響
暑さで交感神経が優位になると、頭部の血管は収縮し、筋肉も硬くなります。これは頭皮・側頭筋・後頭部の筋群に影響し、締めつけ感を生みます。
2-2. 血流・酸素不足による脳圧変化
血流が制限されると、脳内の酸素供給が低下し、脳圧が微妙に変化します。これも締めつけ感やぼんやり感、集中力低下の原因となります。
3. 東洋医学的な見方
3-1. 「熱」と「風」の影響
東洋医学では、この症状は**「熱邪」と「風邪(ふうじゃ)」**の複合によるものと考えます。
- 熱邪 … 外気や体内で生じた余分な熱がこもる
- 風邪 … 頭部や表層に侵入し、気血の巡りを阻害
3-2. 関連する臓腑
- 肝:気血の流れを司り、ストレスや熱で機能低下しやすい
- 心:血脈を巡らせる。熱で興奮状態になると頭部症状が悪化
- 脾:水分代謝が滞ると余分な湿が熱と結びつき、症状が長引く
3-3. 病証例
- 肝陽上亢(かんようじょうこう)型:頭頂部やこめかみの締めつけ感、怒りやすい、顔のほてり
- 痰熱上擾(たんねつじょうじょう)型:頭が重い・ぼーっとする・めまいを伴う
4. くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
4-1. 骨盤矯正
骨盤は全身の血流・リンパの要所です。歪むと体幹部の循環が滞り、熱排出が遅れます。骨盤矯正で体幹の冷却機能を高めることで、頭部の血管圧迫も緩和します。
4-2. 猫背矯正
猫背は首・後頭部の筋肉を緊張させ、脳への血流を妨げます。猫背矯正で胸郭を開き、頸部血流を改善することで締めつけ感を軽減します。
4-3. 鍼灸施術
- **百会(ひゃくえ)・風池(ふうち)・太陽(たいよう)**など頭部の経穴で筋緊張を緩和
- **合谷(ごうこく)・曲池(きょくち)**で熱と風を散らし、自律神経を整える
4-4. 頭部施術
頭皮マッサージや軽圧刺激で、頭蓋の血行とリンパ流を促進。脳圧や筋緊張が和らぎ、深いリラックス効果が得られます。
5. 通院目安
- 急性期:週2回(熱中症症状や頭部の締めつけが強い時期)
- リハビリ期:週1回(症状が軽減し、体力回復を目指す時期)
- メンテナンス期:月2〜3回(再発予防と自律神経の安定)
6. 予約方法
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページで24時間予約受付中です。急な症状にも迅速に対応できる体制を整えています。
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