はじめに
「頭の中がずっと忙しい感じが続いてしまって、止めたいのに止まらない…」
そんなお悩みを抱えて来院される方が、冬〜年末にかけて本当に増えてきます。
朝起きてすぐに仕事の段取りが頭に浮かぶ。
通勤中もやらなきゃいけないことが波のように押し寄せる。
夜、布団に入っても思考が高速回転して止まらない…。
「自分ってこんなに考えすぎるタイプだったっけ？」
「何もしていなくても、ずっと頭が忙しくてつらい」
そう感じていたら、それは 意志の問題ではなく、自律神経が限界に近づいているサイン です。
特にこの冬の冷え込み、気圧差、年末のプレッシャーは
・交感神経が過剰に働く
・脳の疲労が抜けない
・頭の中のノイズが増える
という状態をつくりやすく、放置すると眠れない・焦りや不安が強くなるなど悪循環に陥りやすい期間です。
今回は
「頭の中がずっと忙しい感覚｜交感神経が休めていません」
というテーマで、あなたが感じているつらさを東洋医学・自律神経の両面から分かりやすく解説し、さらに当院の施術でどう改善できるのか詳しくお伝えします。
■ 頭の中が“休めない”のは、あなたのせいではありません
まず最初にお伝えしたいのは、
「考えすぎてしまう自分が悪いわけではない」
ということです。
頭の回転が止まらない状態は、以下のような背景から起こります。
● ① 交感神経が長時間ONのまま
本来、交感神経は
・仕事
・緊張
・集中
・危険回避
の時にスイッチが入ります。
しかし現代の生活では、
・スマホ通知
・仕事のプレッシャー
・人間関係のストレス
・冬の寒さによる体の強張り
・気圧の乱高下
などが積み重なり 交感神経が24時間働きっぱなしの状態 になりやすいのです。
すると脳が「休む」タイミングを失い、
➤ 思考が止まらず、ずっと忙しい状態に。
● ② 呼吸が浅くなる
交感神経が高ぶると、呼吸が胸の上の方だけになる「浅い呼吸」が増えます。
そうすると脳に送る酸素量が減り、脳は余計に緊張。
➤ 頭がクリアにならない
➤ 考えが止まらない
という連鎖が起きます。
● ③ 筋肉の硬さからくる脳ストレス
猫背・肩こり・首こりがあると、脳へ向かう血流が低下します。
血流が落ちると脳は興奮しやすく疲れやすい状態に。
脳血流が下がる → 脳が興奮する → 頭の中が忙しくなる
という悪循環が起こります。
冬は特に筋肉が硬くなるため、
「頭の中だけがずっと動いている感じ」
という状態がさらに強まりやすいのです。
■ 東洋医学からみる「頭の中が忙しい感覚」
東洋医学では、この状態を
●「心（しん）」の疲れ
●「肝（かん）」の高ぶり
●「腎（じん）」のエネルギー不足
と捉えます。
● ① 心（しん）の疲れ
心は精神活動、睡眠、思考を司るとされる臓腑です。
心が疲れると
・考えがまとまりにくい
・思考が止まらない
・眠れない
・動悸、不安
といった状態が出やすくなります。
特に冬は「心」が冷えの影響を受けやすく、
過活動になったり疲労が目立ちます。
● ② 肝（かん）の高ぶり
肝はストレス処理・自律神経の調整・血の巡りを担当。
肝が高ぶると、
・イライラ
・焦燥感
・思考の暴走
・頭の中がザワザワ
という“気の上昇”が起こります。
冬の「寒暖差」や「気圧変化」は肝を乱しやすい大きな要因です。
● ③ 腎（じん）のエネルギー不足
腎は生命エネルギーの源。
冬は最も腎が弱る季節。
腎が弱る → 交感神経を抑える力が低下 → 頭が休まらない
という状態が出やすくなります。
■ くろちゃん鍼灸整体院の施術でどう改善する？
あなたの「頭の中の忙しさ」を落ち着かせるために、当院では
● 骨盤矯正
● 猫背矯正
● 鍼灸施術
● 頭部施術（ドライヘッド）
の4本柱でアプローチします。
▼ ① 骨盤矯正：自律神経の根本である“背骨の土台”を整える
骨盤が歪むと、背骨全体が緊張し、
自律神経が通る背骨周囲の神経が圧迫されます。
その結果、
・交感神経が過剰に働く
・呼吸が浅くなる
・脳が休まらない
という状態に。
骨盤を整えると、背骨周囲の筋肉の緊張がゆるみ、自律神経が整うルートが開くようなイメージです。
➡ 頭の回転が落ち着きやすくなり、思考過多が軽減します。
▼ ② 猫背矯正：胸郭を広げ、脳へ酸素を届ける
猫背は
・呼吸を浅くする
・首・肩・頭の血流を悪くする
・脳を興奮させ続ける
という最悪の姿勢です。
猫背矯正で胸郭が開くと、
脳に送る酸素と血流が増え、頭の中が一気に静まりやすくなります。
呼吸の深さが戻ると交感神経も落ち着き、副交感神経が働きやすくなります。
▼ ③ 鍼灸施術：乱れた交感神経を直接鎮める
鍼灸は、
・交感神経の興奮を鎮める
・全身の血流を改善
・脳の緊張を緩和
・心（しん）・肝（かん）・腎（じん）を整える
という、東洋医学と自律神経の双方に強く働く施術です。
特に
・頭のてっぺん（百会）
・みけん（印堂）
・胸の緊張
・お腹（気海・丹田）
に施術を行うと、
頭のザワつきがスーッと引いていく感覚が出る方が多いです。
▼ ④ 頭部施術（ドライヘッド）：脳疲労をダイレクトに解放
頭皮・側頭部・後頭部の筋肉が固まると
脳の血流が大きく低下します。
頭部施術では、固まった筋肉を丁寧にほぐし
脳の血流を回復 → 思考の暴走が落ち着く
という変化が期待できます。
多くの方が
「頭が軽い！」
「思考が静かになった」
「今日はすぐ眠れそう」
と実感されます。
■ 通院の目安
当院では状態に合わせて以下のペースをご案内しています。
● 急性期（つらさが強い時）
週２回
→ 交感神経の過活動を早めに落ち着かせるため
● リハビリ期（安定してきたら）
週１回
→ 体のクセを整え、思考過多の再発を防ぐ
● メンテナンス期
月２〜３回
→ 季節の変化・仕事の疲労の予防
■ 予約について
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