はじめに
「最近、頭がボーッと重い…」「急に顔が熱くなって汗が止まらない…」
そんな更年期特有の“ホットフラッシュ”と頭痛に悩まれていませんか?
40代〜50代の女性に多くみられるこの症状、実は自律神経の切り替えがうまくいかないことが大きな原因です。
日中は体が火照るのに、夜は手足が冷えて眠れない。気持ちも揺れやすくなり、頭痛やめまい、肩こりまで一緒に出てくることもあります。
くろちゃん鍼灸整体院では、このような更年期特有の“神経の誤作動”を整えるために、
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、
体の中心軸から自律神経の流れを整えるケアを行っています。
今回は、ホットフラッシュと頭痛の関係、自律神経の仕組み、東洋医学から見た解釈、そして当院の施術がどのように作用するのかを詳しくお話しします。
更年期とホットフラッシュ ― 自律神経が混乱する理由
更年期に起こるホットフラッシュは、
「急にカーッと顔や上半身が熱くなる」
「発汗が止まらない」「動悸や息苦しさが出る」
といった一連の症状を指します。
これは、卵巣機能の低下によりエストロゲン(女性ホルモン)が減少することから始まります。
エストロゲンは、脳の視床下部(自律神経を司る中枢)に直接働きかけ、体温や血圧、心拍などを安定させる役割を担っています。
ところがエストロゲンが減ると、視床下部が“異常に敏感”になり、
「少しの温度変化でも発汗しなさい!」
「血管を拡げて体温を下げなさい!」
と過剰に命令を出してしまうのです。
この暴走がホットフラッシュと頭痛の元凶。
体は冷やそうと血管を拡げ、血流が一気に変化するため、
頭の血管も拡張してズキズキと痛みが出ることがあります。
自律神経の“切替不良”とは?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、
昼と夜、活動と休息を切り替えるスイッチのような働きをしています。
- 交感神経:活動・緊張・興奮モード
 - 副交感神経:リラックス・回復・睡眠モード
 
本来はバランスよく交代で働くのですが、更年期になるとこのスイッチの反応が鈍くなります。
まるでブレーキとアクセルが同時に踏まれているような状態です。
この「神経の切替不良」が起きると、
・昼間でも体がだるく、集中力が続かない
・夜になっても体が休まらず、眠れない
・ちょっとした刺激で血管が反応して頭痛が起きる
など、まさに自律神経の迷走が起こります。
東洋医学でみるホットフラッシュと頭痛
東洋医学では、ホットフラッシュや更年期症状を「腎虚(じんきょ)」と関連づけて考えます。
腎は生命エネルギーを蓄える臓であり、加齢やストレスによりエネルギーが減少すると、
体を冷やす力が弱まり、「虚熱(きょねつ)」が上半身にのぼりやすくなります。
●東洋医学的な分類
- 腎陰虚(じんいんきょ):体の潤いが減って火照り・のぼせ・寝汗
 - 肝鬱化火(かんうつかか):ストレスが溜まりイライラ・頭痛・顔面紅潮
 - 心腎不交(しんじんふこう):心と腎の連携が乱れ、不眠・動悸・不安感
 
これらはいずれも気血の流れの滞りと、
体内の「上下バランス」の崩れが原因です。
つまり「上が熱く、下が冷える」状態。
頭に熱がこもることで血管が拡張し、頭痛・のぼせ・目の充血が起きやすくなります。
くろちゃん鍼灸整体院の考え方 ― “全身連動の調整”
更年期の頭痛とホットフラッシュは、単なる「ホルモンの問題」ではありません。
体の軸のゆがみ、呼吸の浅さ、骨盤の傾き、姿勢の崩れなどが、自律神経の働きを乱していることが多いのです。
そこで当院では、骨盤・背骨・頭部のバランスを整えることを第一に考えます。
◆骨盤矯正 ― 下半身の冷えを改善し、体の土台を整える
骨盤が歪むと、下半身の血流が滞り「冷え」や「むくみ」を起こします。
この冷えが、上半身の“のぼせ”を助長します。
骨盤を整えることで、体内の「上熱下寒」のアンバランスが解消され、ホットフラッシュの強度を軽減します。
◆猫背矯正 ― 胸郭の開放で自律神経の圧迫を解く
猫背の姿勢では胸が圧迫され、呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は交感神経を過剰に働かせるため、血圧や体温調整が乱れがちに。
背骨を伸ばし、胸を開くように整えることで、副交感神経が働きやすい状態へ導きます。
◆鍼灸施術 ― ホルモンバランスと神経伝達の安定
鍼灸では「腎経・肝経・心包経」を中心に施術を行います。
特に「三陰交」「太谿」「関元」「百会」「内関」などのツボは、
体の上下を結ぶエネルギーラインを整えるため、更年期特有の熱感や頭痛に効果的です。
鍼の刺激によって脳内のセロトニン・エンドルフィン分泌が促され、
自律神経の切り替えがスムーズになります。
◆頭部施術 ― こもった熱と緊張をリリース
頭皮や側頭部をゆるめることで、頭蓋内の血流がスムーズになり、のぼせや頭痛を軽減します。
また、頭のツボ(百会・風池・天柱)は脳の興奮を鎮め、睡眠の質向上にも役立ちます。
施術の流れと通院ペース
初回では、カウンセリングと姿勢・脈診・腹診を行い、
体質を確認しながら最適な施術計画を立てます。
- 急性期(症状が強い時):週2回の施術で自律神経リズムを整える
 - リハビリ期(波が落ち着いてきた時):週1回のメンテナンス
 - 安定期(予防・体質改善期):月2〜3回の継続ケアで安定を維持
 
自律神経やホルモンの変動はすぐに整うものではありません。
3か月〜半年かけて、じっくりと「切替え上手な体」へ育てていくことが大切です。
生活で気をつけたいポイント
- 温度差を減らす
冷暖房の効かせすぎに注意。首・腰・足首を冷やさないように。 - 呼吸を意識する
深い腹式呼吸で副交感神経を刺激。寝る前の3分呼吸法がおすすめ。 - 甘い物・カフェインを控える
血糖の乱高下や神経興奮を防ぐため、控えめに。 - 適度な運動とストレッチ
ウォーキングやヨガ、骨盤周りのほぐしで血流を促進。 - 夜のスマホを控える
ブルーライトは交感神経を刺激。就寝1時間前はデジタルデトックスを。 
最後に ― “ホットフラッシュ=体が悪い”わけではありません
ホットフラッシュや頭痛は、体が「変化に適応しようとしているサイン」です。
無理に抑え込むのではなく、整える方向に導いてあげることが大切です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
身体全体のバランス・血流・神経リズムを整え、
更年期を“苦しい時期”ではなく“体を見直すチャンス”に変えていけるようサポートいたします。
お気軽にご相談ください。
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