頭痛と生理周期 ― ホルモンと自律神経の連動異常

【はじめに】
「生理前になると頭がズキズキ痛む」「排卵期になると偏頭痛がひどくなる」――そんなお悩みを抱える女性は少なくありません。
生理周期と頭痛の関係には、ホルモンバランスの変化だけでなく、自律神経の働きが深く関係しています。
特に現代女性は、仕事・家庭・環境ストレスの影響でホルモンと自律神経の連動リズムが乱れやすく、頭痛を繰り返す方が増えています。

この記事では、「頭痛と生理周期 ― ホルモンと自律神経の連動異常」というテーマで、
・ホルモン変動と自律神経の関係
・東洋医学的な見方
・くろちゃん鍼灸整体院で行う施術の具体的効果
を、来院を検討している女性にも分かりやすく解説します。

生理周期と頭痛の関係 ― ホルモンと自律神経のリズム
自律神経の乱れが引き起こす頭痛のメカニズム
東洋医学で見る「頭痛と生理周期」
くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
通院の目安
小田原・南足柄・開成・湯河原・箱根エリアで頭痛にお悩みの方へ

生理周期と頭痛の関係 ― ホルモンと自律神経のリズム

女性の体は、月経周期の中でエストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲステロン（黄体ホルモン）が波のように変動します。
このホルモン変化に合わせて、自律神経も「交感神経優位（活動モード）」と「副交感神経優位（休息モード）」を切り替えながらリズムを保っています。

しかし、ストレス・冷え・不規則な生活が続くと、ホルモンと自律神経の連動が乱れ、頭痛が起こりやすくなります。
特に以下のようなタイミングで症状が強く出る方が多いです。

排卵期（エストロゲン急上昇時） → 片頭痛や目の奥の痛み
月経前（プロゲステロン増加・むくみ期） → 鈍い締めつけ型頭痛
月経中（ホルモン急低下） → 交感神経過敏による血管収縮型頭痛

このように、頭痛の背景にはホルモンの波と自律神経の揺らぎが重なっているのです。

自律神経の乱れが引き起こす頭痛のメカニズム

自律神経は、血管の収縮・拡張をコントロールする働きを担っています。
交感神経が過剰に働くと血管が収縮し、頭部の血流が低下して「締めつけるような頭痛」に。
逆に副交感神経が強くなりすぎると血管が拡張し、「ズキズキ拍動するような偏頭痛」になります。

特に生理前後は、ホルモンの急変動によってこのバランスが崩れやすくなり、
「肩こり＋頭痛」「目の奥の重だるさ」「吐き気を伴う頭痛」などの症状を引き起こします。

東洋医学で見る「頭痛と生理周期」

東洋医学では、生理周期の不調や頭痛は「肝（かん）」と「血（けつ）」の乱れに深く関係します。
肝は「気血の巡り」を司り、ストレスによって「肝気鬱結（かんきうっけつ）」になると、
頭部や目に熱や圧がこもり、「頭が張る・痛む・のぼせる」といった症状が現れます。

また、血の不足「血虚（けっきょ）」や停滞「瘀血（おけつ）」があると、
ホルモン分泌や自律神経のリズムが乱れ、月経周期全体に不調が続きます。

東洋医学的には次のように分類して施術方針を立てます。

症状	東洋医学的解釈	対応方針
生理前の頭痛・イライラ	肝気鬱結・瘀血	肝の気を巡らせ、血流を整える
生理中の鈍痛・だるさ	気血両虚	体力と血を補う
生理後の疲労・冷え	腎虚・血虚	体を温め、巡りを回復

くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ

① 骨盤矯正

骨盤は子宮や卵巣を包む器。骨盤の歪みがあると、骨盤内血流が滞り、ホルモンバランスの調整にも影響します。
くろちゃん鍼灸整体院では、やさしい矯正法で骨盤を正しい位置に戻し、血流と神経伝達をスムーズに。
生理周期の乱れや下腹部の重だるさが軽減され、頭痛の頻度も減っていきます。

② 猫背矯正

猫背姿勢は、胸郭や首の筋肉を圧迫して頭への血流を悪化させ、自律神経を乱す原因に。
猫背矯正で背骨のラインを整えると、首や肩の緊張が解け、
「頭が軽くなった」「目の奥の重さが取れた」と感じる方が多いです。
特にパソコン仕事やスマホ姿勢が多い女性には効果的です。

③ 鍼灸施術

鍼灸では「肝」「脾」「腎」を中心に経絡バランスを整えます。
ホルモン調整を促すツボ（関元・三陰交・太衝など）を使用し、
血流と気の流れを改善することで、自律神経とホルモンの連動異常を修正していきます。
また、頭痛の部位に合わせて百会・風池などのツボを併用することで、
頭部の緊張・血管の過収縮を和らげます。