はじめに
「最近、顔がこわばって思うように表情がつくれない…」
「同時に理由のない不安感も強くなる…」
こんなお悩みを抱えて来院される方が、ここ小田原市でも本当に増えています。
特に冬の寒さ、年末に近づく忙しさ、仕事や家庭で気を張り続けてしまう時期には、
顔の筋肉が緊張して硬くなり、それに連動して自律神経のバランスも崩れやすくなります。
実は、
- 表情がこわばる
- 不安感が急に高まる
この２つの症状は別々ではなく、どちらも 自律神経の乱れ が深く関わっています。
本記事では、くろちゃん鍼灸整体院に来院される皆さまが、
「なるほど、こういう仕組みだったのか…」
と安心していただけるように、できるだけ話し言葉で、ていねいにわかりやすく解説していきます。
そして後半では、
- 骨盤矯正
- 猫背矯正
- 鍼灸施術
- 頭部施術（ドライヘッド）
が、この症状にどう効果をもたらすのかを専門的に深くお伝えします。
不安や緊張でつらいあなたが、少しでも楽になれるきっかけになりますように。
それでは本題に入っていきます。
■ 顔がこわばるのは「交感神経の過緊張」
緊張したり、強いストレスがかかったり、寒さで身を縮めている時。
このとき、あなたの身体では 交感神経が強く働いている状態 になっています。
交感神経は本来「戦うモード」「仕事モード」をつくる神経。
外敵から身を守るために筋肉を固め、身体をフル稼働させる働きがあります。
そのため、
- 顔の筋肉（表情筋）がギュッと固まる
- 目のまわりや口元が引きつる
- 額や頬がこわばって表情が出にくい
といった現象が起こります。
特に 寒い時期 は、無意識に身体が縮こまり、血流も悪くなるため、顔の筋肉はさらに硬くなります。
これはあなたの意志ではなく、身体が勝手にそう動いてしまうんですね。
■ 不安感が強まるのは「副交感神経が働けない」状態
顔のこわばりと同時に起きやすいのが、理由のない不安感。
「なんとなく胸がザワザワする」
「心が落ち着かない」
「呼吸が浅くなる」
これらはすべて 副交感神経の働きが弱まっているサイン です。
副交感神経は「休むモード」「リラックスモード」を担当する神経で、
これが弱くなると心のブレーキが利かなくなり、
ちょっとしたことで不安が強くなりやすくなります。
つまり、
顔の緊張（交感神経の働きすぎ）
＋
不安（副交感神経の弱まり）
という「ダブルの自律神経バランスの崩れ」が起きている状態と言えます。
■ 東洋医学では「気の滞り」と「肝の失調」
東洋医学では、この症状を次のように考えます。
● ① 気のめぐりが悪くなる
ストレス・寒さ・緊張が続くと、体内のエネルギーである 気の流れが滞る とされます。
これを「気滞（きたい）」と呼びます。
気滞が起きると、
- 顔の筋肉が張る
- 呼吸が浅くなる
- 喉がつまるような感覚
- 胸のつかえ
- 不安・イライラ
こういった症状が一緒に出やすくなります。
● ② 肝の働きが弱る
東洋医学でいう「肝」は、自律神経の調整に深く関係する臓腑です。
肝が弱ると、
- 緊張しやすい
- 感情の起伏が大きくなる
- 不安感が強まる
- 気が上に昇り顔が強張る
このような症状が出やすくなります。
あなたが感じている「顔のこわばりと不安感」は、
東洋医学的にみても一つのラインでつながっているのです。
■ くろちゃん鍼灸整体院の施術がなぜ効果的なのか
ここからは、あなたの症状に対して どの施術が、どう作用するのか を具体的に説明していきます。
◆ 骨盤矯正：自律神経の“土台”を安定させる
骨盤は身体の土台であり、自律神経の通り道でもある「背骨」を支える重要な場所。
骨盤がゆがむと姿勢が崩れ、
- 首の筋緊張
- 顔のこわばり
- 呼吸の浅さ
- 不安の増大
につながります。
骨盤矯正で土台を整えると、
背骨〜頭部にかけて神経と血流の通りがよくなり、自律神経の安定につながります。
とくに顔のこわばりは「首の緊張」とセットで起きることが多く、
骨盤から整えることで首〜顔への負担が一気に減ります。
◆ 猫背矯正：呼吸を深くし、不安感を鎮める
猫背のままでは、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、
身体はずっと「交感神経優位」の緊張モードになります。
猫背矯正では、
- 肩甲骨の可動域を広げる
- 胸を広げる
- 首の前後バランスを整える
ことで、呼吸が自然に深くなる身体に戻していきます。
呼吸が深くなると副交感神経が働きやすくなり、
不安感・胸のザワザワ・顔の緊張が同時に落ち着いていきます。
◆ 鍼灸施術：交感神経の暴走を直接鎮める
鍼灸は、自律神経の治療にもっとも優れた施術のひとつです。
特に有効なポイントは、
- 首・肩の筋緊張
- 顔の筋肉
- 自律神経の反応点（ツボ）
- 肝の機能を整えるツボ
- 呼吸を深くするツボ
などです。
鍼灸を行うと、
- 筋肉がゆるむ
- 血流が上がる
- 副交感神経が優位になる
- 頭と心が静まる
この連動が起きるため、
「顔のこわばりと不安感が同時に改善しやすい」 という大きなメリットがあります。
◆ 頭部施術（ドライヘッド）：脳の緊張をほどく
顔のこわばりや不安感が強い方は、頭皮や側頭部がガチガチに固まっていることが多いです。
頭部施術では、
- 頭皮の血流改善
- 目の緊張の解消
- 側頭筋の緩和
- 前頭葉（不安感を司る部分）の興奮軽減
といった作用が期待できます。
脳の過緊張が緩むと、顔の表情が自然に戻り、心の緊張もスッと軽くなる ため、
不安症状と表情筋の問題にとても相性の良い施術です。
■ 通院ペース
症状を改善し再発を防ぐために、次のペースをおすすめしています。
- 急性期（つらい時期）…週2回
- リハビリ期（安定してきたら）…週1回
- メンテナンス期（予防）…月2〜3回
身体と自律神経は「積み重ね」で安定していくため、定期的なケアがとても大切です。
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