はじめに
最近、「鏡を見ると顔が青白い」「疲れているように見える」と感じる方が増えています。
寒さが強まるこの時期は、血管が自然と収縮しやすく、自律神経のバランスが乱れることで血流が顔までしっかり届かなくなってしまうのです。
血色が悪いと、実際の体調以上に不健康に見えたり、肌のトーンが落ちたりして気分まで沈みがちになります。
今回は、そんな「顔の血色が悪くなる原因」を、自律神経と東洋医学の両面から分かりやすく解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている施術方法についても詳しくお伝えしていきます。
1. 顔の血色が悪くなるのはなぜ?
血色の悪さとは、簡単に言えば「顔面の血流不足」です。
血液は酸素や栄養を運び、同時に老廃物を回収する大切な働きをしています。顔の皮膚はとても薄いため、血流の変化が見た目にすぐ現れやすい部分です。
特に、手足や顔などの「末端部分」は、体温を保つために血管が収縮しやすく、寒さやストレスによってさらに流れが悪くなります。
つまり、「血色が悪い=自律神経が血管を締めている状態」なのです。
2. 自律神経と血管の関係
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経は主に“緊張モード”、副交感神経は“リラックスモード”をつかさどります。
寒い・ストレス・寝不足といった刺激があると、交感神経が優位になり、体は「防御反応」を起こします。
交感神経が働くと血管がギュッと縮まり、体温を逃さないようにする仕組みが働きます。
しかし、この状態が長く続くと血流が滞り、顔の血色が悪くなるだけでなく、頭痛や肩こり、冷えなども同時に起こりやすくなります。
一方で、副交感神経がしっかり働くと血管は緩み、体のすみずみまで血液が巡るようになります。
つまり「顔の血色を取り戻す」には、自律神経のバランスを整え、血管の弾力と流れを正常化することが大切なのです。
3. 東洋医学から見た顔の血色不良
東洋医学では、顔色は「気・血・津液(しんえき)」の巡りを映し出す鏡とされています。
顔が青白い・黄色っぽい・赤みがない、などの変化は、体内のエネルギー循環の乱れを意味します。
特に以下のような状態が多く見られます:
- 気虚(ききょ):生命エネルギーが不足し、血を押し流す力が弱っている状態。疲れやすく、顔色が白っぽくなります。
- 血虚(けっきょ):血の量そのものが不足。顔に艶がなく、唇も色が薄くなります。
- 瘀血(おけつ):血の巡りが滞っている状態。くすみや冷えを伴い、顔色がどんよりします。
- 寒邪(かんじゃ):冷えによって血管が収縮し、流れが滞る状態。冬場に多く、頬が青白くなることが特徴です。
顔色の変化は単なる美容の問題ではなく、「内臓や自律神経の働きの低下サイン」ともいえるのです。
4. 骨盤矯正で全身の血流を底上げ
骨盤は体の中心であり、血管や神経が多く通る“交通の要所”です。
骨盤が歪むと姿勢が崩れ、背骨を通る自律神経の流れも圧迫されてしまいます。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正は、強い力を加えるのではなく、やさしく関節と筋肉を整えていく施術です。
骨盤が正しい位置に戻ることで、下半身から上半身への血液循環がスムーズになり、顔までの血流も改善します。
また、骨盤矯正は「内臓下垂」を防ぐ働きもあり、腹部の血流や消化器の働きが整うことで、結果的に顔色も明るくなりやすいのです。
5. 猫背矯正で胸郭を開き、酸素と血流を顔へ
姿勢の崩れも顔の血色を悪くする原因のひとつです。
猫背になると、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素を取り込む量が減ります。
その結果、血液の酸素濃度が低下し、顔の皮膚がくすんだ印象になります。
猫背矯正では、肩甲骨まわりや胸郭を柔らかくして、呼吸を深くできるように整えます。
深い呼吸ができるようになると、副交感神経が優位になり、顔の血管も自然と拡張します。
「顔が明るく見える」「肌のトーンが上がった」と実感する方が多いのはこのためです。
6. 鍼灸施術で血管と自律神経のバランスを整える
鍼灸施術は、血流と自律神経の両方に働きかける非常に有効な方法です。
顔の血色が悪くなるタイプでは、次のような経絡(けいらく)とツボを中心にアプローチします。
- 顔面部:迎香(げいこう)・地倉(ちそう)などを刺激し、顔面動脈の流れを改善
- 手足:合谷(ごうこく)・太衝(たいしょう)で自律神経と血流の調整
- 体幹部:関元(かんげん)・気海(きかい)・中脘(ちゅうかん)で全身の気血循環を高める
鍼を打つことで微細な刺激が神経に伝わり、血管が一時的に拡張します。
これにより、顔面の血流が促進されるだけでなく、全身の血液分配も正常化します。
お灸を併用することで体温が上がり、冷えによる血管収縮を抑える効果も期待できます。
7. 頭部施術で血流と神経伝達をダイレクトに改善
顔の血色が悪い方の多くは、頭皮や首の筋肉が固くなっています。
これは、交感神経が過剰に働いて筋肉が緊張しているサインです。
くろちゃん鍼灸整体院では、頭皮や側頭部の筋膜をやさしく緩めていく「頭部施術」を行います。
これにより、頭部と顔の血流が改善し、脳への酸素供給も高まります。
自律神経の中枢である視床下部が安定し、心の緊張や睡眠の質の向上にもつながります。
「施術中にポカポカしてきた」「顔が軽くなった」と感じる方が多く、見た目の印象も柔らかくなる効果が見られます。
8. 通院の目安とケアの流れ
自律神経や血流の乱れは、一度の施術で完全に改善するものではありません。
体が覚えた緊張パターンをゆっくり整えていくことが大切です。
- 急性期(症状が強い時):週2回の施術で自律神経を安定化
- リハビリ期(改善を定着させる):週1回で体のリズムを再構築
- メンテナンス期(予防と維持):月2〜3回で良い状態をキープ
施術後は血流が良くなるため、一時的にだるさを感じることがありますが、それは“回復反応”です。
水分をしっかり摂り、体を冷やさないようにすることで循環が安定していきます。
9. 顔色を取り戻すためのセルフケア
日常生活でも少し意識することで、顔の血色を保つことができます。
- 深呼吸を意識する:1日数回、ゆっくりと鼻から吸い、口から吐く。
- 首元を冷やさない:マフラーやネックウォーマーで自律神経の冷えを防ぐ。
- お風呂で温まる:38〜40℃のぬるめのお湯で副交感神経を優位に。
- 寝る前のスマホを控える:ブルーライトは交感神経を刺激します。
- 姿勢を整える:背筋を伸ばすだけで胸郭が広がり、顔の血流が改善します。
くろちゃん鍼灸整体院では、こうした生活指導も含めて、患者さん一人ひとりに合わせたアドバイスを行っています。
まとめ
顔の血色が悪くなるのは、「冷え」「ストレス」「姿勢」「自律神経」の複合的な問題です。
その根本には、体のバランスを崩している自律神経の乱れがあります。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で全身の循環を整え、
- 猫背矯正で呼吸を深め、
- 鍼灸施術で自律神経を調整し、
- 頭部施術で血流を顔まで導く
という4本柱のアプローチで、「血色の良い顔」「内側から健康的な印象」を取り戻すお手伝いをしています。
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急性期は週2回、リハビリ期は週1回、メンテナンス期は月2〜3回を目安に通院をご提案しています。
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