食後に強い眠気が襲ってくる|自律神経がうまく切り替わらず内臓に負担がかかっています

自律神経 体の歪み 痛み

はじめに

「昼ごはんを食べたあと、急に眠くなって仕事に集中できない…」「夕食後は眠気が強くて何も手につかない」――そんな経験、ありませんか?
実はそれ、「食べすぎ」や「年齢のせい」だけではありません。自律神経の切り替えがうまくいかず、体のエネルギーが“消化”に偏ってしまっているサインなんです。

食後の眠気は一見よくある現象に思えますが、毎日のように強い眠気が起こるのは、体がうまくバランスを取れていない証拠です。特に現代人はストレス・姿勢の乱れ・交感神経の過緊張などが重なり、自律神経が「休息モード」に入りづらくなっています。
その結果、本来なら食後にスムーズに動くはずの内臓の働きが鈍くなり、血流が偏ってしまうため、脳の酸素や栄養が足りなくなり“強烈な眠気”として現れてしまうのです。

今回は、「食後に眠くなる理由」を自律神経の観点から詳しく解説し、東洋医学の考え方や、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように役立つのかをお伝えしていきます。


食後の眠気は「自律神経の切り替え不良」のサイン

● 本来の自律神経の働き

人間の体は、自律神経という“自動スイッチ”によって無意識にバランスを保っています。
交感神経が優位なときは「活動モード」で、心拍数・血圧・筋肉の緊張が高まり、集中力や運動能力が上がります。
一方、副交感神経が優位なときは「休息・回復モード」。消化・吸収・修復といった生命維持に必要な働きが活性化します。

● 食後は本来「副交感神経」が主役

食事のあとは、体が消化のために副交感神経を優位に切り替えるのが自然な反応です。
胃や腸に血流が集中し、消化酵素の分泌が高まり、食べたものをしっかりエネルギーに変える準備が始まります。

ところが、現代人の多くは仕事のストレスや姿勢の乱れ、スマホの刺激などで交感神経が常に優位な状態になっています。
すると本来スムーズに切り替わるはずの「副交感神経への移行」が遅れ、内臓への血流が滞ります。これが「食後の強い眠気」の大きな原因です。

● 血流の偏りと脳の酸素不足

食後、胃腸に多くの血液が集まるのは正常な反応ですが、自律神経が乱れているとそのコントロールが極端になります。
本来なら脳にも一定の血流が保たれるところが、内臓にばかり血液が流れてしまい、脳への酸素供給が一時的に不足。
結果として、「まぶたが重い」「頭がぼんやりする」「集中できない」といった状態が起こるのです。


東洋医学からみる「食後の眠気」

東洋医学では、食後の眠気は「脾(ひ)」と「胃(い)」の働きが弱っているサインと考えます。
脾・胃は食べ物を消化吸収し、気・血・水といった生命エネルギーを作り出す重要な臓腑です。

● 「脾気虚(ひききょ)」とは

慢性的な疲労やストレス、冷たい飲食の摂りすぎなどで脾の機能が低下すると、「脾気虚」と呼ばれる状態になります。
このとき、消化の力が弱くなり、食後にエネルギーがうまく作れないため、「気が上がらない=眠気が強くなる」と考えられます。

● 「湿(しつ)」がたまると眠気が強まる

また、脾が弱ると体内に「湿(余分な水分)」がたまりやすくなります。湿は重たく停滞しやすい性質を持つため、体全体の気の巡りを阻害し、「頭が重い」「体がだるい」「眠くて仕方ない」といった症状を引き起こします。

このような場合、東洋医学では「脾胃の機能を高め、気血の流れを整える」ことで、食後の強い眠気を根本から改善していきます。


骨盤矯正・猫背矯正で「内臓と神経のスイッチ」を整える

自律神経の切り替え不良の背景には、姿勢の乱れや骨格の歪みも大きく関わっています。

● 背骨と自律神経の関係

自律神経は背骨沿いに通っているため、猫背や骨盤の歪みがあると神経伝達が滞り、切り替えがうまくいかなくなります。
特に、猫背姿勢は胃腸を圧迫し、消化器の動きを低下させる原因となります。

● 骨盤矯正の効果

骨盤が前後左右に傾いていると、内臓が本来の位置からずれ、働きが低下します。骨盤を正しい位置に戻すことで、内臓の動きが活発になり、副交感神経が働きやすくなります。

● 猫背矯正の効果

胸郭が広がりやすくなり、横隔膜の動きもスムーズになります。これにより自律神経のスイッチが切り替わりやすくなり、消化・吸収がスムーズに進むため、食後の眠気が大幅に軽減します。


鍼灸施術で「脾胃の力」を高め、眠気の根本にアプローチ

鍼灸は、自律神経の調整だけでなく、脾胃の働きを直接高める効果が期待できます。

● 自律神経のバランスを整える

ツボ刺激によって副交感神経の働きを高め、交感神経優位な状態から自然な切り替えを促します。
胃腸の血流が改善し、消化・吸収がスムーズに進むため、「食後の強烈な眠気」が出にくい体質に導きます。

● 脾胃の機能を補う

「足三里(あしさんり)」や「中脘(ちゅうかん)」など、脾胃の働きを高める代表的なツボを用いることで、消化機能を底上げし、エネルギー産生を助けます。
これにより「食べても眠くならない体」へと近づけることができます。


頭部施術で「脳血流」を改善し、眠気を抑える

食後の眠気は脳の血流低下とも密接に関係しています。
当院では、頭部へのやさしいアプローチで、脳の血流と酸素供給を高める施術も行っています。

● 脳への血液供給を増やす

頭皮や側頭部、後頭部の緊張をゆるめると、頭蓋内の血流が改善し、酸素・栄養がしっかりと届くようになります。
その結果、ぼんやり感や強い眠気が軽減され、「食後も頭が冴えている」状態を作り出せます。

● 自律神経中枢へのアプローチ

頭部施術は、自律神経の中枢がある脳幹にも影響を与え、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになるサポートにもなります。


通院の目安と改善までのステップ

食後の眠気は「一度きりの施術」で劇的に改善するものではありません。自律神経と内臓機能のバランスを整えるには、段階的なアプローチが大切です。

  • 急性期(1〜2週間):週2回
    自律神経と消化機能の切り替えを促し、体の基礎を整えます。
  • リハビリ期(3〜6週間):週1回
    姿勢や骨格、自律神経の反応を定着させ、眠気の出にくい体へ移行します。
  • メンテナンス期(月2〜3回)
    季節やストレスによる乱れを予防し、「食後も元気に動ける体」を維持します。

まとめ|「眠気」は体のSOS、根本から整えましょう

食後の強い眠気は、「自律神経が切り替わっていない」「脾胃の力が落ちている」「血流が偏っている」といった、体の内側からのSOSです。
放っておくと集中力の低下だけでなく、代謝・免疫・ホルモンバランスにも影響する可能性があります。

当院では、骨格・神経・内臓・脳血流の4方向からアプローチし、眠気の根本改善を目指します。
「毎日眠くて午後がつらい」「集中できない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。


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