はじめに
「朝から首がズーンと重い…」「日中ずっと頭がぼんやりしている」「夕方になると首の付け根が鉛みたいにだるい」
こんな感覚はありませんか？
冬の寒さや気温差が大きい時期、そして仕事のストレスが重なると、首まわりの筋肉は思った以上にカチッと固まり、脳へ向かう血流がスムーズに戻りにくくなります。
その結果、首の重だるさだけでなく、頭痛・眼精疲労・集中力低下・自律神経の乱れまで引き起こすことがあります。
実際、くろちゃん鍼灸整体院にも
「首の奥が常に重い感じが抜けない」
「頭までズーンとした重さが上がってくる」
といったお悩みで来院される方が冬場に非常に多くなります。
この記事では、
首が重くなるメカニズム（自律神経×血流×姿勢）
東洋医学から見た首の重だるさの意味
くろちゃん鍼灸整体院での施術（骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術）でどう改善していくか
を分かりやすくお伝えします。
読み終わるころには、「あ、自分の首の重さってこういう理由だったんだ」とスッと腑に落ちるような内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
首がズーンと重くなる原因｜脳への血流が“戻りにくい”状態とは？
● 1．首まわりの筋肉が強く緊張している
寒さ・ストレス・長時間のスマホやPC作業が続くと、
首の後ろの筋肉（後頭下筋群・僧帽筋）がガチッとロックされます。
筋肉が硬くなると血流は一気に低下し、
脳へ向かう血液の流れもスムーズに戻れなくなります。
これが
「首がズーンと重い」「抜ける感じがしない」
という感覚の正体です。
● 2．自律神経のバランスが乱れる
交感神経（緊張）と副交感神経（リラックス）の切り替えがうまくいかないと、首肩の筋肉は常に“軽い緊張”状態が続きます。
特に冬は…
- 冷えで血管が収縮
- 気温差で交感神経が過敏
- 呼吸が浅くなる
これらが重なり、首が慢性的に重だるくなりやすい季節です。
● 3．姿勢の崩れ（猫背・骨盤の後傾）
姿勢の悪さは首の重さと直結しています。
- 猫背 → 頭が前に出る
- 骨盤が後傾 → 背骨のS字カーブが失われる
- 首の付け根に負荷が集中
すると、首の筋肉が本来の役割以上の負担を背負うようになり、筋肉の緊張と血行不良が悪化します。
● 4．東洋医学では「気血の滞り」「肝・腎の弱り」
首が重い症状は、東洋医学では以下のように捉えます。
- 気血が滞る（気滞・瘀血）
→ 流れが悪く、首の付け根に重さが集まる - 肝の疲労
→ ストレスで気が巡らず首肩が張りやすい - 腎の弱り
→ 冷えや疲労の蓄積で首の奥にだるさが出る
西洋医学の「血流が悪い」という考え方と、東洋医学の「気が巡らない」という状態は、実はよく似ています。
自律神経から見た首の重だるさのメカニズム
● 冷え・気圧差・ストレス → 交感神経が優位に
交感神経が強く働くと血管は縮み、筋肉に硬さが出ます。
それが首の場合、
筋肉＋血管＋神経
この三つが集中しているため、ちょっとした緊張で強い重さとして自覚されます。
● 呼吸が浅くなると、首まわりの筋肉が代わりに働く
胸郭が動かず浅い呼吸になると、
首の筋肉が「補助筋」として過剰に働き、疲労が蓄積します。
とくに
- ストレスを抱えている方
- 冬に肩をすくめる癖がある方
- 仕事で集中し続けている方
はこの悪循環に入りやすい状態です。
東洋医学的に見る「首の重さ」
● 肝気鬱結（ストレスで気が巡らない）
精神的な緊張が続くと気が停滞し、首〜肩甲骨まわりが硬くなります。
「ズーン」とした重さ・締め付け感が特徴。
● 気血不足（疲労・冷え・睡眠不足）
筋肉を動かすエネルギーが足りず、首がだる重くなる。
● 瘀血（血の巡りが悪い）
冷え・長時間同じ姿勢で悪化し、押すと痛みを伴いやすい。
● 腎虚（体の基礎エネルギー低下）
冬に悪化しやすく、首の奥の深い場所に重さを感じやすい。
こうした状態を整えるのが、
くろちゃん鍼灸整体院の 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 の役割です。
施術でどう改善する？
◆ 骨盤矯正｜首の負担の“根本原因”にアプローチ
首の重さは“首だけの問題”ではなく、
骨盤の傾き → 背骨の歪み → 頭の位置のズレ
という連鎖で起きることが多いです。
骨盤が整うと…
- 背骨のカーブが自然になり
- 頭の重さを首が過剰に支えなくてよくなり
- 首まわりの血流が改善
結果、
ズーンとした重だるさが抜けやすい身体に変わります。
◆ 猫背矯正｜首が前に出る姿勢をリセット
猫背が続くと、
首の付け根に常に2〜3倍の負荷がかかると言われています。
猫背矯正で胸郭が広がり、
呼吸がしやすくなることで自律神経の働きが整います。
効果としては…
- 首の重さの軽減
- 頭痛・眼精疲労の改善
- 集中力アップ
- 呼吸が深くなる
とても相性の良い施術です。
◆ 鍼灸施術｜深い筋肉・神経の興奮を鎮める
首の重だるさの原因となる
後頭下筋群・胸鎖乳突筋・僧帽筋
などの深部の緊張は、マッサージだけでは届きません。
鍼灸では…
- 深い筋肉に直接アプローチ
- 血流が一気に改善
- 自律神経（交感神経）の興奮が鎮まる
- 気血の巡りが整う
結果として、
首の重さがふっと抜ける瞬間が出やすくなります。
特に冬の冷えからくる重だるさには鍼灸が非常に有効です。
◆ 頭部施術（ドライヘッド）｜脳疲労・自律神経を整える
首と頭は一体です。
頭皮の緊張・脳疲労が強いと、首だけ施術しても戻りやすい方が多いです。
頭部施術では…
- 頭皮の血流改善
- 眼精疲労の回復
- 脳のリラックス
- 副交感神経の活性
これにより
首の重だるさと頭のぼんやり感が同時に軽くなる
という効果が期待できます。
通院の目安
- 急性期（つらい首の重さが強い時）
週２回 - リハビリ期（安定してきたら）
週１回 - メンテナンス期（良い状態を維持）
月２〜３回
首の重さは再発しやすい症状ですが、
定期的なケアを続けることで“戻りにくい身体”がつくられていきます。
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