くろちゃん鍼灸整体院（小田原市）ブログ記事
はじめに
「最近、鼻づまりがひどくて息がしづらい…」「寝る前になると余計に詰まってきて落ち着かない…」
こんなお悩みを抱えて来院される方が、この時期とても増えています。
鼻づまりというと、“風邪”“花粉”といったイメージが強いですが、実は 自律神経の乱れ、特に副交感神経の働きの低下 が大きく関わっています。
副交感神経は「粘膜の潤い」や「血管の広がり」を調整する役割を持ち、ここが弱ってくると鼻粘膜が乾きやすくなり、逆に炎症が起きてむくんでしまうことで、空気の通り道が狭くなります。
季節の変わり目、冷え、ストレス、長時間のスマホ姿勢など、自律神経を乱す要因は日常の中にたくさん潜んでいます。
今回の記事では、鼻づまりが悪化するメカニズムを「自律神経」と「東洋医学」の両面から解説しながら、くろちゃん鍼灸整体院で行う 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がどのように改善へつながるのかを分かりやすくお伝えしていきます。
鼻づまりがひどくなる前に、「あ、これ私のことだ」と思い当たる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
鼻づまりが悪化する理由｜副交感神経の働きの弱り
鼻の通りを調整するのは、実は筋肉ではなく 鼻粘膜の血管や分泌腺 です。そしてそれらをコントロールしているのが 自律神経。
● 副交感神経が弱ると起こること
- 粘膜の潤いが減る
- 鼻腔が乾き刺激を受けやすくなる
- 血管の調節が乱れ、粘膜がむくみやすくなる
- むくみ → 空気の通り道が狭くなる → 鼻づまりが悪化
本来なら、副交感神経がしっかり働くことで「鼻呼吸しやすいリラックスモード」へ導いてくれるのですが、寒暖差・ストレス・姿勢不良などで交感神経が優位な状態が続くと、体は常に緊張モードに入り、鼻の調整機能が追いつかなくなってしまうのです。
特に冬〜春先は、気温差による血流の揺らぎで、自律神経のバランスが大きく乱れやすいタイミング。
同じ環境でも、「鼻づまりしやすい人」と「しにくい人」がいるのは、まさにこの“副交感神経の働きの強さ・弱さ”の差なのです。
東洋医学から見た鼻づまりの原因
東洋医学でも、鼻づまりは単なる「鼻の問題」ではなく、全身の気血の巡り・冷え・湿気・肺の機能低下 などが深く関わっていると考えます。
● 東洋医学で頻繁にみられる鼻づまりのタイプ
① 肺気虚（はいききょ）タイプ
肺のエネルギーが弱り、外からの寒さ・乾燥に負けやすいタイプ。
・息が浅い
・風邪を引きやすい
・鼻がすぐ詰まる
といった特徴があります。
② 寒湿（かんしつ）タイプ
冷えや湿気で「水の巡り」が悪くなり、鼻の奥に“停滞”が起きるパターン。
・雨の日に調子が悪い
・頭が重い
・むくみやすい
こんな症状が併発します。
③ 気滞（きたい）タイプ
ストレスで気が滞り、鼻の通りが悪くなるケース。
・イライラしやすい
・呼吸がしにくい
・鼻が詰まったり通ったり波がある
鼻づまりは「鼻だけの問題」ではなく、
体全体のバランスの乱れが鼻に表れているサイン と理解すると、改善の糸口がぐっと見えてきます。
くろちゃん鍼灸整体院での改善アプローチ
ここからは、当院で行う施術が「副交感神経の働きの弱りによる鼻づまり」にどう効果的なのか、専門的に解説していきます。
① 骨盤矯正｜全身の循環を整え、副交感神経の働きを底上げ
副交感神経は背骨の下部（仙骨付近）にも関係しています。
骨盤がゆがむと、その周辺の筋が固まり、神経の流れも悪くなりやすい状態になります。
● 骨盤矯正で期待できる効果
- 自律神経の通り道が整い、副交感神経の働きが改善
- 下半身の循環が良くなり、全身の血流が安定
- 姿勢が整い、胸郭や首への負担が軽減 → 鼻呼吸がしやすくなる
「骨盤と鼻？」と意外に思われるかもしれませんが、
骨盤は体の“土台”であり、自律神経の基盤でもある ため、鼻づまりに影響を与える重要なポイントなんです。
② 猫背矯正｜胸郭を開き、呼吸の質を上げることで鼻づまりを軽減
猫背になると胸郭（肋骨まわり）が縮こまり、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いほど交感神経が優位になり、鼻づまりが悪化しやすくなります。
● 猫背矯正の効果
- 肺がしっかり膨らむので酸素が入りやすい
- 呼吸のリズムが整い、副交感神経が回復しやすくなる
- 首・肩の緊張がゆるみ、鼻〜顔面の血流も改善
呼吸の質が整うと、鼻の奥のむくみが引きやすくなるため、
鼻づまり改善に直結する重要な施術 です。
③ 鍼灸施術｜鼻粘膜の血流改善＋自律神経の調整
鍼灸は副交感神経の働きを引き出すのが得意な施術です。
● 鼻づまりに効果的な働き
- 鼻の周囲（迎香・上星など）の血流を直接アップ
- 副交感神経のスイッチを入れ、粘膜の潤いを回復
- 首肩の緊張を緩め、鼻への循環を改善
東洋医学では、鼻の症状に対して「肺」「脾」「腎」のツボを使い、
全身の巡りを整えることで自然と鼻の通りをよくしていきます。
「施術後にスーッと鼻が通って呼吸が楽になった」
という方は非常に多くいらっしゃいます。
④ 頭部施術（ドライヘッド）｜鼻と深くつながる副交感神経を整える
頭部施術は、自律神経ケアの中でも特に鼻づまりに効果的です。
● 頭部施術が鼻づまりに効く理由
- 頭皮・側頭部の緊張がゆるむと自律神経中枢がリラックス
- 副交感神経が働きやすくなり鼻粘膜の血流が安定
- こめかみ〜鼻筋の循環が改善し、むくみが引きやすくなる
「頭を触って鼻が通るの？」
と思われる方もいますが、頭部と鼻の神経は深くつながっています。
実際に当院でも施術後すぐ「鼻が通った！」と驚かれる方がとても多いです。
施術頻度の目安
鼻づまりが強い時期は、自律神経がかなり疲れています。
一度で良くなるというより、“回復しやすい体質に戻す”流れが大切です。
- 急性期：週２回
- リハビリ期：週１回
- メンテナンス：月２〜３回
継続して整えていくことで、
『鼻づまりしやすい体質』から
『呼吸しやすい体質』へ改善していく方が多いです。
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