― 自律神経と東洋医学の視点から整える呼吸と体 ―
くろちゃん鍼灸整体院（小田原市・南足柄市・開成町・秦野市・中井町・大井松田町対応）
はじめに
1月に入ってから、
「なんだか息が浅い気がする」
「深呼吸してもスッと入らない」
「ちょっと動いただけで疲れる」
そんな声を、くろちゃん鍼灸整体院ではとても多く聞きます。
特に多いのが、
・デスクワークが続いている方
・年末年始に生活リズムが乱れた方
・寒さで体をすくめる姿勢が増えた方
「風邪でもないし、肺が悪いわけでもなさそうなのに、呼吸が浅くてしんどい」
この状態、実は 酸素循環の乱れ と 自律神経のアンバランス が深く関係しています。
1月は一年の中でも
✔ 寒さ
✔ 日照時間の短さ
✔ 活動量の低下
✔ 年末年始の疲労の持ち越し
が重なり、体が「守りモード」に入りやすい季節。
その結果、呼吸が浅くなり、酸素がうまく全身に巡らなくなってしまうのです。
この記事では、
・なぜ1月に呼吸が浅くなりやすいのか
・自律神経の視点から見た呼吸の乱れ
・東洋医学で考える「気」と「肺」の関係
・くろちゃん鍼灸整体院で行う施術が、なぜ呼吸と疲労に効果的なのか
を、これから来院を考えている方にも分かりやすく、話し言葉でお伝えしていきます。
1月に「呼吸が浅くなる人」が増える理由
寒さによる防御姿勢が呼吸を邪魔する
寒くなると、人の体は自然と
・肩をすくめる
・背中を丸める
・胸を閉じる
という姿勢になりやすくなります。
この姿勢、実は 肺を物理的に圧迫 しています。
胸郭（胸まわりの骨格）が固まることで、
✔ 肋骨が広がらない
✔ 横隔膜が下がりにくい
✔ 息を吸っても浅い
という状態が起こります。
「ちゃんと息してるはずなのに疲れる」
これは、吸っている空気の量が少ない だけでなく、
体に取り込んだ酸素がうまく循環していない 可能性が高いのです。
呼吸が浅い＝自律神経が緊張しているサイン
呼吸は、唯一「自律神経と自分の意志の両方が関わる動き」です。
・緊張すると呼吸は浅く速くなる
・リラックスすると呼吸は深くゆっくりになる
1月は寒さと環境変化で、
交感神経（緊張・活動モード）が優位 になりやすい時期。
その結果、
✔ 呼吸が浅い
✔ 吸っても満足感がない
✔ ため息が増える
✔ 疲れが抜けない
といった症状が現れやすくなります。
自律神経から見た「酸素循環の乱れ」
酸素は「吸う」だけでは足りない
多くの方が勘違いしやすいのですが、
呼吸で大切なのは 肺に空気を入れること だけではありません。
重要なのは、
・酸素を血液に乗せる
・血流で全身に届ける
・使われた酸素と老廃物を回収する
この一連の 循環 です。
自律神経が乱れると、
✔ 血管が収縮しやすい
✔ 血流が滞る
✔ 末端まで酸素が届きにくい
つまり、
「息はしているのに、体が酸欠状態」
ということが起こります。
呼吸が浅いと疲れやすくなる理由
酸素は、体のエネルギーを作るために欠かせません。
酸素が不足すると、
・筋肉が疲れやすい
・回復が遅れる
・頭がぼーっとする
・眠っても疲れが残る
といった状態になります。
1月に
「正月休み明けからずっとだるい」
「何もしていないのに疲れる」
と感じる方は、
呼吸の浅さと酸素循環の低下 が背景にあることが非常に多いです。
東洋医学で考える「呼吸が浅い状態」
東洋医学では「肺」は呼吸だけの臓器ではない
東洋医学でいう「肺」は、
・呼吸
・気の巡り
・皮膚や免疫
・体表の防御
を司る重要な臓腑です。
1月の寒さは、東洋医学では「寒邪（かんじゃ）」と呼ばれ、
肺を直接弱らせやすい性質があります。
肺の働きが弱ると、
✔ 気がうまく巡らない
✔ 呼吸が浅くなる
✔ 疲れやすい
✔ 風邪をひきやすい
といった症状が出やすくなります。
「気虚」と「気滞」が同時に起こる1月
1月の呼吸トラブルでは、
・気が足りない「気虚」
・気が巡らない「気滞」
この2つが同時に起こっている方がとても多いです。
✔ 気虚 → 疲れやすい、息切れ
✔ 気滞 → 胸が苦しい、呼吸が詰まる感じ
「疲れているのに、力が抜けない」
そんな感覚がある方は、まさにこの状態です。
骨盤矯正が呼吸と酸素循環に与える影響
骨盤は、体の土台です。
骨盤が歪むと、
・背骨のカーブが崩れる
・胸郭が潰れる
・横隔膜の動きが制限される
結果として、呼吸が浅くなります。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、
✔ 骨盤を立てる
✔ 背骨の自然なS字を作る
✔ 呼吸が入りやすい姿勢に整える
これにより、
「息が自然に入る」
「深呼吸しやすい」
という変化を実感される方が非常に多いです。
猫背矯正で胸が開くと呼吸が変わる
猫背の状態では、
肺は常に圧迫されています。
猫背矯正を行うことで、
・肋骨が動きやすくなる
・胸が自然に開く
・呼吸量が増える
自律神経も、
「守り」から「回復」へ切り替わりやすくなります。
鍼灸施術が自律神経と肺の働きを整える理由
鍼灸は、
・自律神経のバランス調整
・血流改善
・内臓機能のサポート
にとても相性の良い施術です。
肺の働きに関係するツボや、
自律神経に関わる背部・腹部の調整を行うことで、
✔ 呼吸が深くなる
✔ 胸の苦しさが和らぐ
✔ 疲労回復が早くなる
といった変化が期待できます。
頭部施術が「呼吸の司令塔」を整える
呼吸のリズムは、脳幹がコントロールしています。
ストレスや疲労がたまると、
この司令塔が過緊張を起こします。
頭部施術では、
・脳の緊張をゆるめる
・副交感神経を働かせる
・呼吸のリズムを整える
ことで、
「無意識の呼吸」が楽になる状態を作ります。
通院ペースの目安
症状の改善には段階があります。
急性期：週2回
→ 呼吸の浅さ・疲労感が強い時期
リハビリ期：週1回
→ 呼吸が安定し始める時期
メンテナンス期：月2〜3回
→ 良い状態を維持するため
無理なく、体の回復に合わせてご提案しています。
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