起立性調整障害

自律神経 体の歪み 痛み

病態:「起立性調節障害」は、自律神経の乱れによって、座った状態の時や立ち上がった時に脳への血流が低下してしまう病気です。 小学校高学年から中学生にあたる10~16歳の思春期の子どもに多く、倦怠感や起床困難、頭痛、めまい、立ちくらみ、腹痛といった症状があります。

メインの4タイプに加えてサブの2タイプを紹介していきます!

起立直後性低血圧

起立直後性低血圧は起立直後に血圧が著しく低下してしまう病型で血圧がなかなか回復しません。脳血流の低下により、立ちくらみやめまいなどの様々な症状が出現します。

症状:起立後の血圧低下回復までの時間が25秒以上か、もしくは血圧低下回復まで20秒以上でかつ平均血圧の低下率が60%以上のものと定義されています。

平均血圧とは(収縮期血圧-拡張期血圧)÷3+拡張期血圧であり、臓器血流を考える上で重要な指標になります。一般的には平均血圧が60mmhg以上ないと臓器血流が低下している状態と評価されます。

軽症であれば徐々に血圧が改善し症状も緩和されていきますが、起立後3~7分で収縮期血圧が起立前と比較して15%以上低下するような重症型の場合には、回復が遅れ持続的な脳の虚血に陥り失神する可能性もあり得ます。

体位性頻脈症候群

体位性頻脈症候群では起立に伴う血圧低下は認められませんが心拍数の著しい上昇を認めます。その結果ふらつきや倦怠感、頭痛などの症状が出現します。また、このタイプは最も頻度が多いです。

多くの場合、本人は意外にも動悸を自覚していないのが特徴です。起立後3分以降の心拍数が毎分115回以上、または起立中の心拍増加が毎分35回以上、と心拍数で定義された疾患です。

また、心拍数が毎分125回以上、または起立中の心拍増加が毎分45回以上の場合は重症型に分類されます。

血管迷走神経性失神

血管迷走神経性失神では起立中に突然の血圧低下を認め脳の血流不足が生じる結果、意識が薄れたり突然意識がなくなったりします。校長先生の話が長い時に女子高生が急に倒れたりするシーンを想像すればわかりやすいかもしれません。

また、血管迷走神経性失神は起立直後性低血圧や体位性頻脈症候群を併発するケースがあり、併発した場合、重症型となることが多いです。

遷延性起立性低血圧

遷延性起立性低血圧は起立直後は問題ありませんが、継続して立ち姿勢のままでいると血圧が低下し始めるのが特徴です。

具体的には起立後3~10分経過してから収縮期血圧が起立前と比較して15%以上低下する、もしくは20mmHg以上低下するものと定義されています。起立直後性低血圧との鑑別は血圧低下が起こるタイミングが起立直後かどうかによります。

脳血流低下型(起立性脳循環不全型)

脳血流低下型は起立後の血圧や脈拍にはなんら問題ないのに脳血流だけが低下する状態を指します。

診断には近赤外分光計と呼ばれる、脳の血流を評価することができる装置が必要です。

過剰反応型(hyper response型)

過剰反応型は起立直後の血圧が一時的に異常な高値を示し、めまいなどの症状を引き起こすものです。

以上に示したように起立性調節障害といっても複数のサブタイプが存在しており、体の示す反応も人によって様々です。重要なのは専門の病院でしっかりと診断をつけて適切な治療を行うということです。

当院の施術アプローチ

起立性調節障害は東洋医学的な見解はめまい→腎虚症状がメインとなり合わせて、副交感神経の過剰反応で血圧低下、血流量が減少して全身の血流量を確保するために心拍数を上げて全身の血流の総量を調整して確保います。

個人差はありますが交感神経がうまく働かない場合でも同じようの状態が起きますのでまずは個人の状態を確認して施術やケアをして不調を改善していきましょう!

起立性調節障害の基本的な改善方法として運動、水分補給、睡眠のリズムを整えるなどがありますが、回復の段階によって優先する事項が変わってきますので一概に全て実践するよりは少しづつ体調が良くなったことを実感して自信と体調と相談して治療を進めていくことが大事です。

睡眠の質を高めるためにもブルーライトは避けてください。睡眠は7時間〜8時間が推奨です。

改善策:交感神経節がある胸椎周りの血流の改善。首周りの心拍を感知する、総頸動脈にある圧受容器の反応が血圧の調節をする機関である延髄が血圧を調節しています。

体の調整として胸椎の動きや頚椎の動きを整えることで血圧の調整がうまく働いてくれます。

重要なポイントとして頚椎の前面にある【星状神経節】が副交感神経を司どり血管の拡張を担っています。胸椎の脊側に【交感神経節】が交感神経を司り血管の収縮を担っています。

施術目的:【猫背矯正】で脊柱の動きを改善し肩甲骨の位置を整えて背中の丸みを改善することで胸椎周辺にある交感神経節の調整し、胸椎や姿勢を整えることで頭の位置を正すことで【星状神経節】の血管の調整を促進します。【鍼(はり)施術】でより神経節に近い部分まで刺激できますので

【猫背矯正】【鍼(はり)施術】のセット施術が効果的です。

引用:https://qr.paps.jp/dd7jh

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自律神経を整えて快適に過ごしましょう😊

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