東洋医学で見る「肺」と夏のだるさの関係
東洋医学における「肺」は、単なる呼吸器ではなく、**気(き)を全身に巡らせ、皮膚や体表を守るバリア機能(衛気)**も司る重要な臓腑です。
とくに夏は、高温多湿の外気と、エアコンによる冷気のギャップにより、肺の機能が乱れやすくなります。
「肺は乾燥を好み、湿を嫌う」とされており、湿度の高い環境下では肺の機能が低下しやすく、全身に気が行き渡らず、だるさや息切れが出るのです。
また、肺は大腸と表裏関係にあり、肺の弱りは便通の乱れや皮膚のトラブルにも関与します。
つまり、夏の“なんとなくだるい”“息が浅い”“肌荒れが治らない”といった不調には、肺の「気虚(ききょ)」状態が隠れている可能性があるのです。
夏バテに隠れた肺気虚のサインとは?
こんな症状はありませんか?
- 動くとすぐに息が上がる
- 呼吸が浅く、ため息が増える
- クーラーが苦手で冷えるとだるくなる
- 食欲不振と軽い便秘が交互に起こる
- 朝起きたときから疲労感がある
これらは、東洋医学的に見ると**「肺の気」が外部環境の影響で弱っているサイン**です。
当院の施術アプローチ
● 骨盤矯正
骨盤は「気血津液(きけつしんえき)」の巡りを整える要。骨盤が歪むと、内臓の位置や神経伝達に影響し、肺や横隔膜の動きが制限されます。
骨盤を整えることで呼吸が深くなり、肺の機能が引き出され、慢性的な疲労感の軽減につながります。
● 猫背矯正
猫背姿勢は、胸郭が縮まり肺の圧迫を引き起こします。背中が丸まると肺の拡張が阻害され、呼吸が浅くなり「気虚」を助長します。
猫背矯正で姿勢を正すことで、胸郭の開きが良くなり、自然に深い呼吸ができるようになり、倦怠感の改善に効果的です。
● 鍼灸施術(肺経・脾経を中心に)
東洋医学では、肺気を補うには「肺経」や「脾経」を調整することが基本です。
たとえば【中府】【太淵】【合谷】などの肺のツボ、【足三里】【陰陵泉】などの脾のツボを使用し、気の補充と湿の排泄を同時に図ります。
自律神経を整える【百会】や【神門】も合わせて施術することで、心身のバランスを整え、リラックス効果と疲労回復効果が高まります。
● 頭部施術(頭皮・後頭部)
夏のストレスや寝苦しさは自律神経の乱れにつながり、肺の機能低下を招きます。
頭部施術では、後頭部〜側頭部の緊張を緩め、脳の温度調整や自律神経の安定をサポートします。結果として、深い呼吸と熟睡を促し、疲労を根本から回復へと導きます。
通院の目安
- 急性期(息切れ・極端な疲労感):週2回の集中ケア
- リハビリ期(疲労の波がある・朝つらい):週1回の調整
- メンテナンス期(調子は安定してきた):月2〜3回の体調維持
※症状や体質によって最適な頻度をご提案いたします。
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