■ 胆気虚とは?ふらつきや不安感の原因を東洋医学で解説(20行以上)
東洋医学において「胆」は、決断力や行動力、そして精神の安定に深く関係する臓腑です。その胆の“気”が不足すると「胆気虚(たんききょ)」という状態になります。胆気虚では、意思が弱く優柔不断になったり、少しのことで動揺したり、焦燥感や不安感が強く現れやすくなります。
さらに胆は五志の「驚(びっくりする心)」と関係しており、胆気虚になると少しの刺激でも驚きやすく、心が安定せず、気が上に昇りやすくなります。その結果、ふらつき・軽いめまい・不眠・動悸といった症状も併発します。
また「肝胆同源」といわれるように、肝との関係も深く、肝気鬱結や肝血虚などと同時に起こることも多いため、心身の不安定さを伴う状態となります。
胆気虚の典型的な症状としては:
- 少しのことで驚く、落ち着かない
- 頭がぼんやりして集中力が続かない
- 朝が不安で起きるのがつらい
- 吐き気やふらつきがあるが検査では異常がない
- 優柔不断で決断に時間がかかる
このような症状がある場合、西洋医学では「自律神経失調症」や「軽度のめまい症」として扱われることがありますが、東洋医学では“胆の気”の不足を根本と捉え、体全体のバランスを整えることを重視します。
■ 骨盤矯正・猫背矯正で気の巡りを改善し、ふらつきを緩和
胆気は「中正の気」とも呼ばれ、体の軸や姿勢の安定にも関係します。骨盤がゆがんでいたり、猫背などの不良姿勢が続くと、気が上逆しやすくなり、ふらつき・めまいが起きやすくなります。
当院では、骨盤矯正により体幹の土台を安定させ、猫背矯正で頭部の位置を正し、胆経・肝経・任脈の流れをスムーズに整えます。特に首〜後頭部への負担が軽減されることで、ふらつきや頭重感の改善が期待できます。
■ 鍼灸施術:少陽経(胆経)と肝経を整え、“気”と“胆力”を補う
胆気虚に対しては、少陽経(胆経)および肝経の調整が中心となります。主に使用する経穴は以下のようなポイントです:
- 陽陵泉(ようりょうせん)…胆経の要穴、気の流れを整えます
- 太衝(たいしょう)…肝経の原穴、気の停滞を流します
- 百会(ひゃくえ)…気の巡りを頭頂から安定させる
- 内関(ないかん)…胸の不快感・不安感を鎮める
鍼刺激によって自律神経のバランスが整い、不安感の軽減、ふらつきの緩和、そして気の充実による“決断力”の回復へとつながっていきます。
■ 頭部施術:頭熱足寒タイプの気の上衝を鎮める
胆気虚の方は、気が上に昇って頭がぼーっとしたり、足元が不安定に感じる「頭熱足寒」状態が多く見られます。当院の頭部調整では、前頭部・側頭部・後頭部への手技により、頭部の緊張を緩め、気の滞りや興奮状態を鎮めていきます。
また、頭蓋リズム(クラニオセイクラル)の調整も併用することで、より深いリラックスと安心感が得られ、朝の目覚めや不安定感にも効果的です。
■ 通院目安と予約について
症状の程度や持続期間によって、以下の通院ペースをおすすめしています:
- 急性期(強いふらつき・不安感が続く時期):週2回
- リハビリ期(改善は見えるが波がある時期):週1回
- メンテナンス期(体調安定後の再発予防):月2〜3回
予約は LINEまたはホームページにて24時間受付中。ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
■ 小田原市・くろちゃん鍼灸整体院のご案内
当院では、東洋医学に基づいた本質的なケアを大切にしながら、骨格・神経・経絡を同時に整える統合施術を提供しています。
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