はじめに
なんとなく胸が詰まる感じ、呼吸が浅くなりやすい、胸脇が張って苦しい──そんな症状は、東洋医学で「三焦気滞(さんしょうきたい)」と呼ばれる状態が関係しているかもしれません。気の流れが上・中・下で滞ることで、胸周辺に圧迫感や重苦しさ、脇腹の違和感が出ることがあります。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術などを組み合わせて、気の巡りを整え、胸の張りや不快感を根本から改善するサポートを行っています。
この記事では、三焦気滞の東洋医学的な解説と、当院での具体的なアプローチ方法について詳しくご紹介します。
三焦気滞とは?東洋医学的な見解
●三焦とは?
東洋医学における「三焦」とは、身体の内部を「上焦・中焦・下焦」の3つのエリアに分けて考える概念です。
- 上焦(じょうしょう):心肺系、胸郭部を中心とし、気や津液(体内水分)を上に押し上げる
- 中焦(ちゅうしょう):脾胃(消化器系)を中心とし、飲食物を消化吸収する
- 下焦(げしょう):肝腎膀胱など泌尿生殖器系、老廃物の排泄やエネルギーの蓄積
三焦は実体のない“気の通路”のようなもので、これらが連携して全身の気血水を巡らせる役割を担います。
●気滞とは?
「気滞(きたい)」とは、気の流れがスムーズにいかず、どこかで詰まっている状態を指します。ストレス・感情の抑圧・姿勢不良・運動不足・内臓の虚弱などが原因となります。
●三焦気滞の特徴
三焦すべての部位で気の巡りが滞ると、以下のような症状が現れます:
- 胸が張って苦しい、呼吸が浅い
- 脇腹に違和感や締め付け感がある(胸脇苦満)
- お腹の張りや食欲不振、下腹部の重だるさ
- イライラしやすく、感情が不安定になる
- 背中~肩甲骨のコリや詰まり感
- 頭重感や集中力の低下
とくに胸や脇腹の張りを訴える方が多く、上から下まで「気が詰まっているような感覚」が共通しています。
三焦気滞に効果的な施術法
くろちゃん鍼灸整体院では、以下のような施術を組み合わせ、三焦気滞の改善を目指します。
●骨盤矯正:下焦からの気の巡りを回復
骨盤の歪みは下焦(腎・膀胱・肝)にある気の滞りと密接に関係しています。骨盤矯正によって仙腸関節や股関節周囲の可動性が高まることで、下焦の気血水がスムーズに巡りやすくなります。
また、下焦の滞りが改善されることで、自然と中焦・上焦への気の流れもスムーズになり、胸の張りも緩和されます。
●猫背矯正:胸郭の圧迫を開放
猫背姿勢により胸郭が縮こまると、肺・心臓のある上焦が圧迫され、気の巡りが停滞しやすくなります。猫背矯正により胸郭の広がりを取り戻し、呼吸が深くなり、胸の詰まり感が和らぎます。
とくに胸骨~第1~4肋骨の可動域改善は、胸脇苦満の緩和に有効です。
●鍼灸施術:経絡から三焦を整える
鍼灸では三焦経・肝経・胆経など気の巡りに関与する経絡へアプローチし、滞った気を動かします。
使用例:
- 三焦経:外関(がいかん)、天井(てんせい)
- 肝経:太衝(たいしょう)、期門(きもん)
- 胆経:陽陵泉(ようりょうせん)、肩井(けんせい)
これにより、三焦それぞれの気滞が解け、胸・脇・腹・下腹部の張りがスッと軽くなるのを実感できます。
●頭部施術:自律神経と情緒を整える
頭部には情緒・感情と関係する経穴や、脳血流に関与するポイントが集中しています。頭部施術で脳内の緊張を緩めることで、ストレス性の気滞にも効果が高く、呼吸の深さや精神的な開放感にもつながります。
通院の目安
三焦気滞による胸の張りや胸脇苦満は、慢性化する前に早めの対処が理想です。
- 急性期(初期~強い不快感):週2回の施術で早期改善を図ります
- リハビリ期(改善しつつある段階):週1回で安定化を目指します
- メンテナンス期(体調管理・予防):月2〜3回の定期ケアが効果的です
患者さまの生活習慣や体質に応じて柔軟に施術計画をご提案いたします。
ご予約は24時間受付中!
当院では、LINE予約・ホームページ予約から24時間ご予約可能です。
「なんとなく胸が詰まる」「ストレスで息が苦しい」など、些細なことでも構いません。東洋医学的な視点から原因を分析し、最適な施術でしっかり対応いたします。
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