はじめに
寒くなると「咳が止まらない」「鼻水が出る」「くしゃみが続く」といった症状が増えます。風邪の初期症状かと思って様子を見ていたら、長引いて日常生活に支障が出る…ということはありませんか?
東洋医学ではこのような状態を「上焦寒(じょうしょうかん)」と呼びます。上焦とは胸から上、つまり肺や喉、鼻などの呼吸器系を指します。そこに寒邪(冷えの原因となる外邪)が侵入することで、咳・鼻水・くしゃみといった症状が現れるのです。
本記事では、この「上焦寒」による不調のメカニズムと、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善方法について詳しくご紹介いたします。
東洋医学でみる「上焦寒」とは
東洋医学では、外から侵入する邪気(風・寒・暑・湿・燥・火)を「外邪」と呼び、体に様々な不調をもたらすと考えられています。特に冬場や冷房下では「寒邪」が問題になりやすく、これが肺や気道に入ると“上焦寒”という状態になります。
上焦寒の典型的な症状
- 咳が止まらない(痰は少なめで透明)
- 鼻水がサラサラして多い
- くしゃみが頻繁に出る
- 喉や胸に冷えを感じる
- 寒気や悪寒がする
- 声がかすれる
- 手足の末端も冷える
メカニズム
肺は東洋医学では「気」を司り、体表を守る「衛気(えき)」の働きも担っています。寒邪が肺に侵入すると、この衛気の働きが低下し、免疫力が落ちたような状態になります。その結果、体は咳や鼻水で邪気を追い出そうと反応し続けてしまいます。
くろちゃん鍼灸整体院での改善アプローチ
1. 骨盤矯正で「体の巡り」を整える
骨盤がゆがんでいると全身の巡り(気・血・水)が滞りやすくなり、特に上半身へ向かう「気」の流れが悪くなります。寒邪は本来、外から侵入しても「気」の力で排除できるもの。しかし骨盤のゆがみがあると、上焦に気が巡らず、寒邪を排出できずに症状が長引きます。
骨盤矯正により下半身から上半身への気血の流れが整い、自然治癒力が高まります。
2. 猫背矯正で「肺の働き」を活性化
猫背姿勢になると胸が縮こまり、肺の動きが抑制されます。これは東洋医学でいう「肺気虚(はいききょ)」の状態に近くなり、外邪に対する防御力が弱まります。
猫背矯正で胸郭が開くと、肺の機能が高まり、衛気の力が戻ってきます。これにより、咳・鼻水・くしゃみなどの症状が自然と治まりやすくなります。
3. 鍼灸施術で寒邪を追い出す
鍼灸では、風寒の邪気を排出するために「風門(ふうもん)」「肺兪(はいゆ)」「大椎(だいつい)」「合谷(ごうこく)」「列缺(れっけつ)」などのツボを用います。
これらの経穴に刺激を与えることで、気の巡りを改善し、寒邪を体外へと導きます。施術中に体がポカポカと温まり、施術後に鼻水や咳がスッと軽減されることもよくあります。
4. 頭部施術で自律神経と肺気の調整
上焦寒の症状は、風邪のような呼吸器症状に加え、自律神経の乱れにも影響します。頭部には肺や呼吸中枢に関わる経絡が走行しており、頭部施術を行うことでそのバランスが整い、鼻や喉の通りがよくなります。
さらに頭部を整えることで副交感神経が優位になり、咳き込みや緊張性の鼻水にも有効です。
通院頻度の目安
- 急性期(症状が強い時):週2回
- リハビリ期(症状が落ち着いてきた時):週1回
- メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
ご予約方法
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE予約・ホームページ予約ともに24時間受付中です。急な体調の変化にも対応できるよう、スムーズなご予約体制を整えております。
まとめ
咳や鼻水が止まらないと、「ただの風邪だろう」と我慢しがちですが、東洋医学では“寒邪の侵入”という明確な原因があると考えます。早期に適切なケアを行うことで、自然治癒力が高まり、長引く不調も改善されます。
「最近、咳がなかなか止まらない」「くしゃみと鼻水が続いてつらい」とお悩みの方は、ぜひ小田原市のくろちゃん鍼灸整体院にご相談ください。
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