睡眠不足が体の回復を妨げ、熱中症リスクが高まります
はじめに
暑さが続く夏の夜、「なんとなく寝つけない」「眠りが浅く、夜中に目が覚める」そんな経験はありませんか?
それが単なる寝苦しさではなく、自律神経の乱れからくる睡眠障害である場合、**“隠れ熱中症”**という見えないリスクにさらされている可能性があります。
今回は、自律神経失調症によって眠れない夜がどのようにして熱中症のリスクを高めるのか、東洋医学的な視点とともに詳しく解説し、当院での具体的な対処法もご紹介いたします。
睡眠不足が引き起こす「隠れ熱中症」とは?
隠れ熱中症とは、典型的な高熱や脱水症状が出にくく、体内に熱がこもっていても自覚がない状態です。とくに以下のような症状がある方は要注意です。
- 夜に眠れず日中に強い倦怠感
- 食欲不振や頭痛
- めまいや立ちくらみ
- 手足のほてりやのぼせ感
- 無意識に水分摂取を避けてしまう傾向
これらは自律神経の乱れによって引き起こされ、体温調節機能や発汗機能の低下により、体内の熱がうまく放出されず蓄積することで起こります。
自律神経と睡眠の関係
自律神経は、体の各機能を無意識下でコントロールしており、昼は「交感神経」、夜は「副交感神経」が優位になることで体を自然に回復させています。
しかし、ストレス・気温の変化・生活リズムの乱れにより、この自律神経の切り替えがうまくいかなくなると…
- 夜に交感神経が優位のまま → 眠れない
- 副交感神経が働かない → 体温が下がらない
- 汗をかかない → 体内に熱がこもる
つまり、自律神経が乱れることで「眠れない→回復できない→熱がこもる」という悪循環に陥ってしまうのです。
東洋医学から見た「眠れない夜と隠れ熱中症」
東洋医学では、眠れない状態や体に熱がこもる状態を以下のように解釈します。
▷ 陰虚(いんきょ)
「陰」は体を冷やし潤すエネルギー。陰が不足すると、体を冷やす力が足りず「のぼせ」「寝汗」「口の乾き」「不眠」などの症状が出やすくなります。
▷ 心火亢盛(しんかこうせい)
心(しん)は精神と睡眠に深く関係します。心に“火”が盛んになると、情緒が不安定になり、眠れず、舌が赤くなったり動悸が強くなることも。
▷ 気虚(ききょ)+湿熱
睡眠不足が続くと気(生命エネルギー)が消耗し、体の防御機能が低下。湿と熱が体内にこもりやすくなり、回復が進まない状態になります。
くろちゃん鍼灸整体院のアプローチ
当院では、こうした自律神経の乱れと熱中症予防に対し、4つのアプローチを組み合わせて施術を行っています。
◆ 骨盤矯正:内臓機能と血流の調整
骨盤が歪むと自律神経のバランスが乱れ、内臓の動きも低下します。骨盤を調整することで、神経系と消化器系の働きを回復させ、体温調節機能の再構築を促します。
◆ 猫背矯正:深い呼吸でリラックス
姿勢が崩れて胸郭が縮こまると、呼吸が浅くなり副交感神経の働きが低下します。猫背を整えることで肺がしっかりと動き、睡眠を誘導する呼吸が取り戻せます。
◆ 鍼灸施術:自律神経への直接アプローチ
「百会」「神門」「内関」「安眠」などのツボにアプローチすることで、交感神経の緊張を和らげ、副交感神経を高めて睡眠を促します。陰虚や心火にも対応する施術で、体内にこもった“熱”を外へ逃がす効果もあります。
◆ 頭部施術:脳の緊張を緩める
眠れない方は頭が“休めない”状態。頭皮や側頭部の筋肉を緩めることで、脳のオーバーヒートを鎮静し、自然な眠気を取り戻します。施術後は「頭がスッキリする」「呼吸が楽になる」と好評です。
通院の目安
- 急性期(不眠や倦怠感が強い時期):週2回
- リハビリ期(改善が見られてきた時期):週1回
- メンテナンス期(安定している時期):月2〜3回
症状の程度によって変わりますが、定期的な調整により体調の安定が期待できます。
ご予約方法
当院では24時間いつでも予約受付中です。
- 📱 LINE予約:トーク画面から簡単に
- 🌐 ホームページ予約:メニューや日時、状態などを記入してメールして下さい。
「眠れない夜が続く」「夏なのに身体が重だるい」そんな方は、お気軽にご相談ください。
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