〜自律神経のバランスが乱れた典型的な症状〜
はじめに
夏の暑い日にもかかわらず、「手足は冷たいのに顔だけが赤くほてっている」という症状に悩む方が増えています。
一見、涼しそうに見える手足の冷えですが、実は体温調節が乱れ、熱中症のリスクが高まっているサインかもしれません。
この状態は、自律神経のバランスが崩れ、体内の熱の分布が不均衡になっていることが多く、東洋医学でも重要な体調不良の指標とされています。
今回は、この症状が起こる背景と、くろちゃん鍼灸整体院での改善方法を詳しくご紹介します。
手足が冷えて顔がほてる背景
自律神経は体温調節や血流コントロールを含む生命維持機能を無意識に調整しています。
暑さにさらされると血管を広げて熱を逃がし、寒いときは血管を収縮させて熱を保ちます。
しかし、急激な温度差や過労、ストレスにより交感神経と副交感神経の切り替えが乱れると、顔や頭部だけに血流が集中し、手足の血管は収縮したままになります。
この結果、手足は冷えているのに顔だけほてるというアンバランスな状態が生じます。
熱中症との関係も見逃せません。
顔のほてりは、体幹や脳に熱がこもり、放散されていないサインです。
手足が冷たい状態では末端での放熱がうまくいかず、体の中心部に熱が溜まりやすくなります。
特に高齢者や体力が落ちている方は、体感温度と実際の体温の差が大きくなりやすく、熱中症の初期症状を見逃しやすい傾向があります。
東洋医学の視点
東洋医学では、手足の冷えと顔のほてりは「陰陽の偏り」や「気血の逆流」として捉えられます。
- 陰虚火旺(いんきょかおう)
体の陰液(水分や栄養)が不足して熱を抑える力が弱まり、上半身に熱がこもる状態。顔のほてりや口の渇きを伴うことが多いです。 - 気逆(きぎゃく)
本来下へ流れるべき気血が逆流し、頭部に熱や血が集中する状態。めまい、頭痛、顔面紅潮などを伴うことがあります。 - 寒熱錯雑(かんねつさくざつ)
一部に冷え、一部に熱がある状態。手足や腰は冷えるが、顔や上半身は熱いという症状が見られます。
これらは単に温めたり冷やしたりでは解決せず、全身の循環と上下のバランスを整える施術が必要です。
くろちゃん鍼灸整体院での改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤の歪みは下半身の血流やリンパの流れを妨げ、冷えを助長します。骨盤矯正により下肢への血流が改善し、冷えの軽減が期待できます。また、骨盤は自律神経の中枢と関わりが深く、矯正は神経バランスにも好影響を与えます。
猫背矯正
猫背は胸郭の動きを制限し、呼吸を浅くします。呼吸が浅くなると放熱機能が低下し、顔のほてりが悪化します。姿勢を整えることで深い呼吸が可能になり、酸素供給と体温調節機能が向上します。
鍼灸施術
鍼灸は経絡を通して全身の気血の流れを整えます。冷えには「足三里」「三陰交」などを温灸や鍼で刺激し、末端の血流を促進します。顔のほてりには「百会」「太衝」などで上半身の熱を下げ、上下のバランスを取ります。
頭部施術
頭部への血流過多を和らげるため、頭皮や側頭部をやさしくほぐし、副交感神経を優位にします。これにより顔のほてりが落ち着き、深いリラックス状態が得られます。
通院の目安
症状が強い時期は週2回、改善が見えてきたら週1回、予防や再発防止には月2〜3回を目安にしています。
生活習慣や体調に合わせて柔軟に調整します。
ご予約について
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