はじめに
夏場になると、息苦しさや胸の締め付け感、そして「息が吸えない」「吐き切れない」という感覚に襲われる過呼吸を経験する方が少なくありません。特に今年のような酷暑では、精神的な緊張と体の熱負荷が同時にかかり、自律神経が乱れやすくなります。この二重のストレスが重なると、呼吸が浅く速くなり、さらに熱中症のリスクを高めてしまいます。
本記事では、夏に過呼吸が起こりやすい理由を、自律神経と熱中症の両面から解説し、東洋医学的な視点や当院で行う施術方法、通院プランについても詳しくご紹介します。
1. 夏に過呼吸が増える理由
1-1. 精神的緊張と交感神経優位
過呼吸は、多くの場合、交感神経の過剰な働きによって引き起こされます。夏場は暑さによる不快感や体力消耗が続くため、体は「ストレス状態」に入りやすく、交感神経が優位になりやすいのです。
1-2. 熱中症による体温中枢の負担
熱中症は体温調節中枢に大きな負担をかけます。体温が上昇すると脳が酸素を多く必要とし、呼吸数が自然と増えます。この状態が長く続くと、過呼吸に移行することがあります。
1-3. 水分・ミネラル不足による神経過敏
汗で失われるミネラル(特にカルシウム・マグネシウム)が不足すると、神経が過敏になりやすくなります。その結果、ちょっとした刺激で息苦しさや動悸が起こりやすくなります。
2. 自律神経の役割と乱れの影響
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、呼吸・血流・発汗・体温調節などを無意識にコントロールしています。夏は気温差・湿度変化・強い日差しによる刺激で自律神経が疲弊しやすく、特に呼吸リズムの乱れを招きます。
副交感神経がうまく働かないと、呼吸が浅く速くなり、酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、過呼吸が起こりやすくなります。
3. 東洋医学から見た「夏の過呼吸」
東洋医学では、夏の過呼吸は「心(しん)」と「肺(はい)」の機能失調、そして「気逆(きぎゃく)」が関わっていると考えます。
- 心(しん)の熱:強い暑さや精神的ストレスで「心火(しんか)」が旺盛になり、動悸や息切れ、不眠を招く。
- 肺(はい)の気逆:熱による乾燥や湿気の影響で肺気の巡りが滞り、呼吸がスムーズに行えなくなる。
- 気逆(きぎゃく):本来下へ巡るべき気が上に突き上げるように動き、息苦しさや胸の詰まり感を起こす。
これらは単独で起こる場合もあれば、複合的に影響し合うこともあります。
4. くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
4-1. 骨盤矯正
骨盤の歪みは呼吸に関わる横隔膜の動きを制限します。当院の骨盤矯正では、下半身から体幹にかけての歪みを整えることで、深く安定した呼吸を促します。
4-2. 猫背矯正
猫背や巻き肩は胸郭を圧迫し、肺の膨らみを妨げます。胸椎・肩甲骨まわりを調整し、胸が自然に開く姿勢を作ることで、呼吸の浅さを改善します。
4-3. 鍼灸施術
東洋医学的に「心」「肺」「腎」の経絡を整えるツボ(神門・内関・太渓・尺沢など)に鍼やお灸を行い、自律神経のバランスを回復させます。特に副交感神経の働きを高めることで、過呼吸の発作を予防します。
4-4. 頭部施術
頭皮や側頭部、後頭部への優しい手技により、脳の血流と酸素供給を促し、自律神経中枢をリラックス状態へ導きます。これにより、精神的緊張や過呼吸の背景にある不安感を和らげます。
5. 通院プラン
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
症状の重さや生活習慣に合わせて最適な通院スケジュールをご提案します。
6. 予約方法
LINEまたはホームページから24時間いつでもご予約可能です。体調の変化や急な症状にも対応いたします。
まとめ
夏の過呼吸は、自律神経の乱れと熱中症の影響が重なって起こることが多く、放置すると症状が慢性化したり、他の不調を引き起こす可能性があります。骨格調整・鍼灸・頭部施術を組み合わせることで、呼吸の安定と全身の調和を取り戻しやすくなります。今年の夏は、心と体の両面からケアを行い、健やかに過ごしましょう。
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