全身がむくむ感じは水分代謝と体温調節の崩壊から

はじめに

夏になると「体がだるい」「全身がむくんで重たい」といった声が増えます。単なる水分の摂りすぎや冷房による冷えと思われがちですが、実はこの全身のむくみは水分代謝と体温調節の崩壊が原因であり、場合によっては熱中症の隠れたサインにもなり得ます。

むくみを軽視すると体調不良や自律神経失調、さらには重度の熱中症につながることもあります。本記事では、自律神経と東洋医学の両面からむくみの原因を解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように改善に役立つのかを詳しくご紹介します。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」がバランスをとることで、血流・発汗・体温調整・水分代謝をコントロールしています。

夏の強い暑さや湿度はこのバランスを乱し、結果的に余分な水分が体内に滞り、むくみやだるさを生み出すのです。

体内に熱がこもったまま水分だけを補給すると、血液が薄まり「低ナトリウム血症」や「水中毒」に近い状態を引き起こすこともあります。この時、むくみは「体内に熱と水がうまく巡っていない」というSOSサインになります。

東洋医学ではむくみを**「水毒（すいどく）」や「湿邪（しつじゃ）」**と捉えます。特に夏は高温多湿の環境で、外から「湿邪」が侵入しやすく、脾胃（消化吸収）や腎（排水機能）が弱ることで水分代謝が停滞します。

つまり「全身のむくみ」は単なる水分過多ではなく、体全体の気血水の循環の乱れを意味しており、体温調節の崩壊にも直結します。

骨盤の歪みは血流やリンパの流れを妨げ、下半身にむくみを蓄積させます。矯正によって骨盤を正しい位置に戻すことで、下半身の血流と排水機能を改善し、むくみの根本原因を解消します。

猫背は胸郭の圧迫を招き、肺や横隔膜の働きを低下させます。結果として呼吸が浅くなり、体内に熱がこもりやすくなります。猫背矯正によって姿勢を整えることで、深い呼吸と発汗機能が回復し、水分代謝が正常化します。

ツボ刺激によって「脾」「腎」「肺」の働きを高め、全身の水分循環を改善します。特に効果的なツボは以下です。

鍼灸によって自律神経のバランス調整と体内の水分循環改善が同時に期待できます。

脳の温度調整中枢に直接アプローチすることで、体温調節機能を正常化します。頭部の緊張を解放することで自律神経が整い、余分な熱と水が体外へ排出されやすくなります。

定期的な施術で、自律神経と体の水分代謝を安定させることができます。

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