― 睡眠中の体温調整と自律神経・東洋医学の視点から ―
はじめに
朝起きた瞬間から「疲れが取れていない」「だるい」と感じる方は少なくありません。通常であれば、夜間の睡眠中に体は回復し、朝はリフレッシュした感覚で一日をスタートできるはずです。しかし、疲労が抜けないまま目覚めてしまう背景には 「睡眠中の放熱がうまくいっていない」 という重要なサインが隠れています。体温調整の不具合は、自律神経の乱れや東洋医学的な「陰陽バランスの失調」と深く関わっており、放置すると熱中症や慢性的な自律神経失調へ進行するリスクもあります。
本記事では、自律神経学と東洋医学の両面から「朝から疲れている状態」の原因を解説し、当院で行う 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術 がどのように改善に役立つかを詳しくご紹介します。
夜間の放熱と自律神経の関係
人間の体は眠りにつくときに深部体温を下げることで休息モードに入ります。これは交感神経の緊張を緩め、副交感神経が優位になることで血管が拡張し、手足から熱を逃がす仕組みです。
しかし、ストレス・冷暖房の過度な使用・不規則な生活リズムなどにより自律神経が乱れると、この放熱のプロセスがうまく機能せず、深部体温が下がりきらないまま眠り続けることになります。その結果、脳や内臓が十分に休めず、朝になっても疲労感が残ってしまうのです。
東洋医学からみた「夜間の放熱不良」
東洋医学では、睡眠中の放熱不良は「陰陽の転化がスムーズに行われていない」状態と解釈されます。日中は「陽」が活動を支配し、夜は「陰」が休息を司りますが、この切り替えがうまくいかないと「夜になっても体が興奮したまま」になります。
特に関与するのは以下の病証です:
- 心火亢進:心の熱が過剰になり、夜も熱がこもる
- 腎陰虚:体の潤い不足により熱を冷ます力が弱い
- 肝鬱気滞:ストレスで気の流れが滞り、熱が頭部に上昇
- 脾虚湿困:水分代謝の乱れで体内に湿がこもり、熱が逃げにくい
これらの不調は単に睡眠の質を下げるだけでなく、日中の集中力低下や感情の不安定さにもつながります。
骨盤矯正の効果
骨盤が歪むと自律神経の通り道である脊柱の動きが硬くなり、交感神経・副交感神経の切り替えがスムーズに行えなくなります。骨盤矯正により仙骨から腰椎にかけてのバランスを整えることで、自律神経の働きが安定し、夜間の放熱リズムも改善されます。特に「冷えと熱のアンバランス」で悩む方には効果的です。
猫背矯正の効果
猫背姿勢は胸郭の動きを制限し、呼吸を浅くしてしまいます。呼吸が浅いと血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが乱れ、放熱のための血流コントロールも難しくなります。猫背矯正で胸椎と肩甲骨の可動域を広げると呼吸が深くなり、副交感神経が優位になりやすく、睡眠中の放熱が円滑になります。
鍼灸施術の効果
鍼灸は東洋医学に基づき「気血の巡り」を整える療法です。
- 心火亢進タイプ:心包経や内関穴を用い、余分な熱を鎮める
- 腎陰虚タイプ:腎経の太谿穴を補って体の潤いを養う
- 肝鬱気滞タイプ:肝経の太衝穴で気を巡らせ、熱の上昇を防ぐ
- 脾虚湿困タイプ:足三里・陰陵泉を使い水分代謝を促進
鍼と灸を組み合わせることで自律神経の過緊張を和らげ、夜間の体温リズムを調整します。
頭部施術の効果
脳は熱の影響を最も受けやすい器官です。頭部への施術(頭皮マッサージや鍼灸)は脳血流を改善し、交感神経の過緊張を鎮めます。これにより「寝ても脳が休まらない」という状態が緩和され、深部体温が自然に下がりやすくなります。結果として朝の目覚めがすっきりしやすくなります。
通院の目安
- 急性期(疲労が強い・眠りが浅い時期):週2回
- リハビリ期(症状が落ち着いてきた時期):週1回
- メンテナンス期(再発予防・体調管理):月2〜3回
継続的に施術を受けることで、自律神経と東洋医学的バランスが安定し、季節や生活リズムに左右されにくい体を育てられます。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページより24時間予約受付中です。お仕事や育児で忙しい方も、スキマ時間にスマートフォンから簡単に予約できます。初回は丁寧にカウンセリングを行い、体質や症状に合わせたオーダーメイドの施術プランをご提案いたします。
まとめ
「朝から疲れている」という症状は単なる睡眠不足ではなく、夜間の放熱不良と深い関係があります。自律神経と東洋医学的なバランスの乱れを正しく整えることで、朝のだるさは改善し、日中の集中力や活力も取り戻せます。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせたアプローチで、睡眠の質を高め、爽やかな朝を迎えましょう。
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