― 内臓機能が熱によって弱まっているかもしれません ―
はじめに
夏場や季節の変わり目に「胸やけ」が長く続くと、単なる胃の不調や食べすぎの問題と思いがちです。しかし、胸やけが慢性的に起こる背景には、自律神経の乱れと熱中症による内臓機能低下が同時に関わっている可能性があります。体内の熱が適切に放散されず、自律神経のバランスが崩れると、胃酸の分泌調整や食道の働きに異常が起こりやすくなるのです。
今回は「胸やけが続く人は自律神経失調と熱中症のW不調を疑うべき理由」と、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果について、東洋医学の観点も交えて詳しく解説します。
胸やけが続くのはなぜ？ ― 自律神経と内臓機能の関係
自律神経は、胃腸をはじめとする消化器の働きをコントロールしています。交感神経が優位になりすぎると胃酸が過剰分泌し、副交感神経が弱まると食道や胃の動きが鈍くなります。結果として、胃酸が逆流しやすくなり胸やけの症状が強くなるのです。
夏の高温環境や脱水は、体を冷やすために交感神経を過剰に働かせます。そのため、胸やけは「消化不良」だけでなく「体温調整の乱れ」のサインとしても現れることがあるのです。
東洋医学から見た胸やけの原因
東洋医学では、胸やけは 「胃熱」「肝気鬱結」「脾胃虚弱」 といった病証と関連します。
- 胃熱
体内にこもった熱が胃に集まり、過剰な酸として表面化します。夏場や辛い食事の後に悪化しやすい特徴があります。 - 肝気鬱結
ストレスや緊張で「気」が滞り、胃への流れが阻害されると、胸やけやげっぷ、胃の張り感が強まります。 - 脾胃虚弱
消化力そのものが落ち、少し食べただけでも胸やけが起こりやすくなる状態です。冷たい飲み物を好む夏にはさらに悪化しやすい特徴があります。
つまり、胸やけは「内熱」や「気の停滞」によるものが多く、現代医学でいう自律神経の乱れと東洋医学の「気・血・水の失調」が重なった結果と考えることができます。
胸やけと熱中症の関係
熱中症は「体温が上昇しても放散できない」ことが根本にあります。体に熱がこもると、胃腸の粘膜にも炎症が起きやすく、消化機能が弱まります。これにより、
- 胃酸の逆流が強まり胸やけが慢性化
- 食欲不振や胃もたれが続く
- のどの違和感や胸の圧迫感が出る
といった症状につながります。
夏場に胸やけが長引く人は「胃腸の疲れ」だけでなく「自律神経と熱の影響」が複合している可能性が高いのです。
当院でのアプローチ
くろちゃん鍼灸整体院では、胸やけを「内臓機能の低下」と「全身バランスの乱れ」として捉え、以下の施術を組み合わせて改善を目指します。
骨盤矯正
骨盤は消化器を支える基盤です。骨盤が歪むと胃腸の働きが弱まり、胸やけが出やすくなります。骨盤矯正で内臓の位置を安定させることで、消化機能を高め胸やけを起こしにくい体に整えます。
猫背矯正
猫背は胸部を圧迫し、胃酸の逆流を助長します。姿勢を改善することで、胃から食道への圧迫を減らし、胸やけを軽減します。呼吸が深くなり、自律神経のバランスも整いやすくなります。
鍼灸施術
鍼灸では「胃経」「肝経」「脾経」など消化器に関わる経絡を調整します。特に「中脘」「足三里」「内関」などのツボを用いて、胃酸の過剰分泌を抑え、ストレス性の胸やけを和らげます。また、自律神経を整える効果もあり、内臓の回復を促します。
頭部施術
頭部の緊張をゆるめると、自律神経の中枢である脳が安定します。特にストレスや熱疲労で交感神経が優位になっている人には、頭部のリラクゼーションが効果的です。胸やけだけでなく、不眠や倦怠感の改善にもつながります。
通院の目安
- 急性期（強い胸やけが続く時期） … 週2回
- リハビリ期（症状が落ち着き始めたら） … 週1回
- メンテナンス期（再発予防・体調管理） … 月2〜3回
継続的な施術で「症状を抑える」から「胸やけが起こりにくい体質づくり」へと導きます。
ご予約について
当院は施術者が1人のため、予約が集中しやすくなっております。
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。ご希望の方はお早めにご連絡ください。
まとめ
胸やけが長引く背景には、単なる胃の不調だけでなく、自律神経の乱れと熱中症による内臓機能低下が隠れていることがあります。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、胸やけを和らげ、再発を防ぐ体づくりをサポートします。
「胸やけが続いて辛い」「夏になると胃の不調が出やすい」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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