〜熱中症による水分不足が発話機能にも影響します〜
はじめに
夏の暑さの中で「口が乾いて話しにくい」と感じる方は少なくありません。単なる水分不足に見えて、実は体の深い部分にある 自律神経の働きの低下 が隠れていることも多いのです。特に熱中症の初期症状として、発話や会話に支障が出るケースもあり、早期のケアが必要になります。
本記事では、口の渇きと自律神経機能の関係を西洋医学・東洋医学の両面から解説し、当院の施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)がどのように改善に役立つのかを詳しくご紹介します。
口が乾いて話しにくい原因とは?
脱水による発話障害
人間の発話は、舌や唇だけでなく唾液の働きによってスムーズに行われます。唾液が不足すると、舌が滑らかに動かず、声がかすれたり、言葉が引っかかったりします。脱水による口渇は、単に喉の渇きだけでなく、会話そのものを困難にする要因となります。
自律神経の関与
自律神経は、唾液腺の分泌もコントロールしています。交感神経が優位になりすぎると唾液は減り、口が乾燥しやすくなります。熱中症時は体温調整のために交感神経が過剰に働くため、口渇が強く出やすいのです。
自律神経の仕組みと口渇の関係
自律神経とは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り、心拍数・血圧・発汗・消化・体温調整などを自動的に調整しています。水分バランスや唾液分泌も自律神経の支配下にあり、特に副交感神経の働きによって唾液が十分に分泌されます。
熱中症と自律神経の乱れ
猛暑下で体温が上がると、自律神経は体を冷やすために発汗を促します。その結果、体内の水分が大量に失われ、唾液の分泌量も減少。さらに、交感神経の過緊張によって副交感神経が抑制され、口の渇きが顕著になります。これが「話しにくい」と感じる大きな要因です。
東洋医学からみた「口の渇き」
陰陽バランスの崩れ
東洋医学では、口の乾きは「陰液不足」と深く関わります。体の潤いを司る「陰」が不足すると、口や喉が乾燥し、声がかすれるといった症状が出やすくなります。これは熱中症による体液消耗とも一致しています。
五臓六腑との関係
- 脾胃の弱り:水分の運化(吸収・代謝)がうまくいかず、体に必要な潤いが行き渡らない。
- 肺の熱:肺は「声」と「津液(体液)」を司る臓。肺に余分な熱がこもると、口や咽が乾きやすくなります。
- 腎陰虚:腎の陰が不足すると体の深部から潤いが減少し、口の乾燥や舌の熱感が出ることもあります。
当院の施術による改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤は体液循環や自律神経のバランスに深く関わっています。骨盤の歪みを整えることで、血流とリンパの流れがスムーズになり、全身への水分供給が改善。唾液分泌にも間接的にプラスの影響を与えます。
猫背矯正
猫背姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなるため自律神経の乱れを引き起こします。矯正によって胸の開きを改善することで、副交感神経が優位になりやすく、口渇の軽減に繋がります。
鍼灸施術
鍼灸は自律神経調整に非常に有効です。
- 合谷(手の甲)・廉泉(喉元):口渇・発話困難に効果的
- 足三里・陰陵泉:水分代謝の改善
- 太谿・照海:腎陰を補い潤いを保つ
これらの経穴を組み合わせることで、体の内側から水分バランスを整え、話しやすさを取り戻します。
頭部施術
頭部には自律神経に関連する神経や血管が集中しています。優しい手技で頭皮を緩めることで脳の過緊張が和らぎ、交感神経の興奮が落ち着きます。その結果、副交感神経が働きやすくなり、唾液分泌や口の潤いが回復します。
通院の目安
- 急性期(強い口渇や不調が出ている時期):週2回
- リハビリ期(症状が落ち着きつつある時期):週1回
- メンテナンス期(安定した体調維持のため):月2〜3回
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
- LINE・ホームページより24時間予約受付中
- 施術者は1人のため、予約が取りづらくなっております。
→ お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
「口が乾いて話しにくい」という症状は、単なる喉の渇きではなく、熱中症による脱水と自律神経の機能低下が関わっています。放置すると症状が進行し、会話や日常生活に支障をきたすこともあります。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、体の深部から自律神経と水分代謝を整え、潤いのある会話と健やかな夏を取り戻しましょう。
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE



コメント