〜発熱や薬理作用で放熱抑制、異常高温は脳ネットワークを乱し意識障害を引き起こす〜
はじめに
人の脳は非常に繊細な臓器であり、体温や脳温のわずかな上昇でも神経ネットワークに影響を及ぼします。特に感染症や薬物の影響で脳温が上がると、発熱や薬理作用によって放熱が抑制され、脳の異常高温状態に陥ることがあります。その結果、認知機能の低下や意識障害が生じ、日常生活や健康に深刻なリスクをもたらします。
本記事では、自律神経と東洋医学の観点から「感染や薬物による脳温上昇」について解説し、さらに骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように改善に役立つのかを詳しく紹介します。
感染と脳温上昇の関係
発熱のメカニズム
感染症にかかると、体はウイルスや細菌を排除するために免疫反応を起こし、サイトカインという炎症物質を放出します。このサイトカインが視床下部に作用して体温を上げ、病原体の活動を抑制しようとします。しかし、この発熱反応が過剰になると脳温も上がりすぎてしまい、神経活動に悪影響を及ぼします。
脳ネットワークの乱れ
高温状態が続くと、脳のシナプス伝達が鈍くなり、思考の明晰さが失われます。さらに40℃を超える高熱では、脳全体のネットワークが乱れて「せん妄」「混乱」「意識消失」などの症状が出る危険があります。
薬物と脳温上昇
薬理作用による放熱抑制
一部の薬物(抗うつ薬、抗精神病薬、覚醒作用のある薬など)は、体の放熱機能を抑制する副作用があります。その結果、体内や脳の熱が逃げにくくなり、深部体温が上昇しやすくなります。
意識障害のリスク
薬物による脳温上昇は感染時の発熱と重なると、相乗的に脳をオーバーヒートさせることがあります。これにより、脳の電気活動が不安定化し、記憶力や判断力が落ち、場合によっては意識障害に至ります。
自律神経からみた脳温上昇
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで体温をコントロールしています。感染や薬物の影響で交感神経が優位になると、発汗や血管拡張が抑制され、放熱が難しくなります。その結果、脳内に熱がこもり、自律神経の乱れと悪循環を起こします。
東洋医学からみた発熱・薬理作用
東洋医学では、感染による発熱は「外感熱邪」とされ、身体に侵入した熱が内にこもると「熱証」として表れます。また、薬物による副作用は「気血の巡り」を阻害し、津液(体液)の停滞を生み出しやすいと考えられます。結果として「心火亢盛」「肝陽上亢」など、精神や意識に影響を与える病証へとつながります。
施術による改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤の歪みを整えることで血流が改善し、体幹部の熱循環がスムーズになります。放熱機能が高まり、脳にこもった熱を逃がすサポートとなります。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し呼吸を浅くさせます。矯正によって胸が開き、深い呼吸ができることで自律神経の副交感神経が優位になり、体温調整機能が改善します。
鍼灸施術
鍼灸では「大椎」「合谷」「百会」などの経穴を用い、熱を冷ます・気血の流れを整える施術を行います。免疫の調整作用もあり、感染時の発熱緩和や薬物の副作用軽減にも効果が期待されます。
頭部施術
頭部の緊張を緩め、血流を改善することで脳内の熱を逃がしやすくします。さらにリラックス効果が高まり、自律神経の安定にもつながります。
通院の目安
- 急性期:週2回の施術で早期回復をサポート
- リハビリ期:週1回で症状の安定化
- メンテナンス期:月2〜3回で再発予防と体調維持
ご予約について
当院は施術者が一人のため、予約が取りづらい状況が続いております。LINE・ホームページから24時間予約受付中ですので、お早めにご連絡ください。
まとめ
感染や薬物による脳温上昇は、軽視できない危険信号です。異常高温が続くと脳ネットワークが乱れ、最悪の場合は意識障害にまで至ります。自律神経や東洋医学の視点からも、そのリスクは明確です。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで脳温の安定化を図り、皆さまの健康をサポートいたします。
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