―交感神経の乱れが基礎代謝を下げ、脂肪燃焼が鈍る―
はじめに
「夏が終わったら、なんだか体がだるくて動けない」「少し食べただけなのに、体重が増えやすい気がする」
そんな声が秋口にはよく聞かれます。
実はこれ、秋バテによる自律神経の乱れが大きく関わっています。
秋バテで交感神経が乱れると、体を燃やしてエネルギーに変える力＝基礎代謝がぐっと落ちてしまい、脂肪が溜まりやすい体になってしまうのです。
今回は、秋バテ後に太りやすい理由をわかりやすくご紹介しながら、**くろちゃん鍼灸整体院**で行っている施術（骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術）が、どのようにこの不調を整え、代謝を取り戻すお手伝いができるかを詳しくお伝えします。
秋バテとは？
自律神経が夏の疲れで混乱
秋バテとは、夏の暑さや冷房による冷えで**自律神経（自律神経）**が乱れ、季節が変わっても体がうまく順応できずに起こる不調です。
主な症状は以下の通りです。
- だるさ・疲労感が抜けない
- 頭がぼんやりして集中力がない
- 食欲がない、または偏る
- めまい・立ちくらみ
- 胃腸の調子が悪い
- 寝ても疲れがとれない
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は活動モード、副交感神経は休息モードをつかさどります。
秋バテでは、夏にフル稼働していた交感神経が疲れ切り、ブレーキが壊れたようにバランスが崩れたままになっています。
秋バテ後に太りやすくなる仕組み
交感神経の乱れと基礎代謝の低下
交感神経は、体温・血流・筋肉の働きをコントロールし、脂肪を燃やしてエネルギーを生み出すスイッチの役割も果たしています。
この交感神経が乱れると、
- 筋肉量が低下しやすくなる
- 血流が悪化し、酸素や栄養が届きにくくなる
- 体温が下がり、脂肪を燃やす酵素が働きにくくなる
結果として基礎代謝が落ち、同じ食事量でも脂肪として蓄積されやすい体になってしまいます。
東洋医学から見た秋バテと太りやすさ
東洋医学では、季節ごとに体に影響する「気候の邪気（外邪）」という考え方があります。
秋は空気が乾燥しやすく、同時に**夏の湿気（湿邪）**が体に残っている時期です。
- **湿邪（しつじゃ）**は体を重だるくし、代謝を妨げる
- 脾（脾）の機能低下により、消化吸収力が弱り、水分や脂肪をため込みやすい
- 気（気）の巡りの停滞で、やる気や活動量が低下する
つまり東洋医学的にも、秋バテによる「気・血・水」の巡りの停滞が、脂肪の蓄積を加速させると考えられます。
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
骨盤矯正
秋バテで代謝が落ちている方は、骨盤が歪み血流やリンパの流れが滞っていることが多いです。
骨盤矯正によって骨格のバランスを整え、下半身の大きな筋肉群（大殿筋・大腿四頭筋など）の動きを回復させることで、基礎代謝を底上げします。
猫背矯正
猫背姿勢では胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなり酸素が全身に行き届きにくくなります。
酸素不足は脂肪燃焼を妨げるため、猫背矯正で胸を開き、代謝を上げる呼吸を取り戻します。
鍼灸施術
鍼灸施術では、自律神経のバランスを整え、内臓機能（特に脾胃）を活性化させます。
ツボ刺激により血流・リンパ循環を促進し、老廃物や余分な水分を排出しやすい体づくりをサポートします。
頭部施術
交感神経の緊張をほぐすには、頭部の筋緊張を緩め、脳への血流を回復させることが効果的です。
頭部施術でリラックス神経（副交感神経）を優位にして、疲労した交感神経の暴走を鎮めることで、代謝が回復しやすくなります。
通院ペースの目安
- 急性期（不調が強い時）：週2回
- リハビリ期（回復期）：週1回
- メンテナンス期（安定維持）：月2〜3回
「最近太りやすくなった」「秋バテが抜けず動けない」という方は、まずは集中的に施術を受けることで代謝スイッチを再起動していきましょう。
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