― 自律神経の乱れと東洋医学的な視点から考える ―
はじめに
「夏を乗り切ったと思ったら、秋になって急にめまいが出るようになった…」
そんな声を、当院でも毎年この時期によく耳にします。
特に、立ち上がった瞬間にクラッとしたり、ふわふわと地面が揺れるような感覚に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
実はこの「秋バテ後のめまい」、低血圧と深い関係があります。
そしてその背景には、自律神経の調整不良が関わっています。
さらに、東洋医学の視点から見ると、「気」や「血」の不足、「湿」の滞りなどもめまいの原因となると考えられています。
この記事では、
- 秋バテ後にめまいが起こる仕組み
- 自律神経と血圧の関係
- 東洋医学的に見ためまいの原因
- 当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果
- 通院頻度の目安や予約方法
を、患者さんにもわかりやすいやさしい言葉でお伝えしていきます。
秋の不調を乗り越え、元気に過ごせるようにお役立てくださいね。
秋バテ後にめまいが起こる理由
夏は冷房や冷たい飲み物で体を冷やしがちで、屋外では強い日差しで体温が上がり、体は常に温度変化に対応するためにフル稼働しています。
その結果、自律神経は疲労し、秋になって涼しくなってもうまく血圧や体温を調整できなくなるのです。
自律神経は、血管の収縮や心拍数をコントロールしています。
特に立ち上がったときに血圧を上げて脳に血液を送る働きも担っているため、これがうまく働かなくなると低血圧気味になり、脳に血が届かずめまいが起こります。
つまり、秋バテ後のめまいは
「自律神経がうまく働かず、血圧が急に下がってしまう」
というのが大きな原因です。
自律神経と血圧の関係
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
- 交感神経:血管を収縮させ血圧を上げる
- 副交感神経:血管を緩め血圧を下げる
本来、この2つがバランスよく働くことで血圧は安定しています。
しかし、秋バテで自律神経が疲れていると、立ち上がる時に交感神経が反応できず、血圧が急に下がってしまいます。これを**起立性低血圧**と呼びます。
また、低血圧の状態が続くと
- だるさ
- 頭がボーッとする
- 朝起きづらい
などの症状も併発しやすくなります。
東洋医学的に見る秋バテ後のめまい
東洋医学では、めまいは以下のような原因で起こると考えられています。
- 気虚(ききょ):気(エネルギー)が不足して脳まで気血が届かない
- 血虚(けっきょ):血が不足して脳が栄養不足になる
- 痰湿(たんしつ):水分代謝が悪く、体内に余分な水がたまり頭が重くなる
- 肝陽上亢(かんようじょうこう):ストレスや疲れで肝の陽気が上昇し、頭にのぼせる
秋は特に「肺」「脾」「肝」に負担がかかりやすく、夏の疲れで脾(消化吸収)が弱ると、栄養をつくる力が落ちて気血不足によるめまいが起こりやすいです。
当院でのアプローチと施術効果
骨盤矯正
骨盤は体の土台であり、骨盤のゆがみは血管や自律神経を圧迫しやすくします。
骨盤矯正で体の中心軸を整えることで、血流と神経伝達のバランスを改善し、自律神経の働きを助けます。
猫背矯正
猫背姿勢では胸が圧迫され、心臓から脳への血流が届きにくくなります。
猫背矯正により胸郭が広がり、深い呼吸ができるようになることで副交感神経が安定します。
鍼灸施術
鍼灸では、**自律神経を整える経穴(ツボ)を刺激して交感神経と副交感神経のバランスを調えます。
特にめまいに効果的な百会・風池・内関・足三里**などを使い、脳への血流を改善します。
頭部施術
頭皮や側頭筋の緊張を緩めることで、脳血流とリンパの循環をスムーズにし、自律神経中枢(視床下部)の緊張を和らげる効果があります。
リラックス効果が高く、ふわふわ感・めまいの軽減に役立ちます。
通院の目安と予約方法
- 急性期(症状が強い時期):週2回
- リハビリ期(安定してきた時期):週1回
- メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
当院では、LINEまたはホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっておりますので、お早めにご連絡ください!
まとめ
秋バテ後のめまいは、単なる疲れではなく自律神経の調整不良による低血圧が背景にあります。
東洋医学的には気血不足や湿の滞りが関係しており、骨格・姿勢・神経・東洋医学の4方向からケアすることで、根本から改善が目指せます。
「毎年秋になるとめまいが出る…」という方は、我慢せず、ぜひ一度ご相談くださいね。
一緒に整えて、秋も元気に過ごしましょう!
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