〜血流不安定が内耳に影響を及ぼす〜
はじめに
秋に入ると「なんとなく耳が詰まった感じがする」「耳鳴りがひどくなる」「ふらついてめまいが起きる」といった症状を訴える方が少なくありません。夏の疲れが取れないまま気温や気圧が変動し、自律神経や血流の調整が追いつかなくなることで、耳のトラブルが表に出てくるのです。
特に「秋バテ」と呼ばれる体のだるさや疲労感と重なって現れる耳の不調は、放置すると生活の質を大きく下げてしまいます。この記事では、秋バテによる耳鳴り・めまいの原因と自律神経や東洋医学的な背景、そしてくろちゃん鍼灸整体院で行っている施術の効果を、詳しくご紹介していきます。
秋バテとは?
秋バテは、夏の暑さや冷房による自律神経の乱れが秋になっても回復せず、体がだるい、疲れが抜けない、頭痛やめまいが続くといった症状を引き起こす状態を指します。
夏に大量の汗をかくことでミネラルや水分が失われ、さらに冷房による冷えや寒暖差で血流やホルモンバランスが乱れ、自律神経に負担がかかります。
秋になると朝晩の冷え込み、日中との寒暖差、気圧の変化が加わり、さらに自律神経が乱れやすくなるため、耳や平衡感覚を司る内耳にも影響が出やすいのです。
自律神経と耳鳴り・めまいの関係
耳や平衡感覚を守る「内耳」には細い血管が集中しており、血流が少しでも乱れると敏感に反応します。自律神経が乱れると以下のような影響が現れます。
- 血管の収縮と拡張が不安定になる → 内耳の血流不足を引き起こし、耳鳴りが強まる。
- 交感神経の過緊張 → 三半規管の働きが乱れ、めまいやふらつきが出る。
- 副交感神経の働きすぎ → 体がだるく、回復モードに入りすぎて活動がしづらくなる。
耳鳴りやめまいは「体のSOSサイン」であり、自律神経のバランスを整えることが根本的な解決につながります。
東洋医学から見た耳鳴り・めまい
東洋医学では、耳と腎の関わりが深いとされます。「腎は耳に開竅す」と言われ、腎のエネルギー不足(腎虚)があると耳鳴りや難聴が出やすいと考えられています。
また、めまいに関しては「肝風内動(かんぷうないどう)」や「痰濁上擾(たんだくじょうじょう)」が関与します。
- 肝風内動:肝の気が高ぶることで風のような内的な揺れが生じ、めまいを引き起こす。
- 痰濁上擾:湿気や不摂生により痰(余分な水分)が体内にたまり、頭にのぼることでふらつきを生む。
- 腎虚耳鳴:体力低下や加齢、慢性疲労により腎の働きが弱まり、耳鳴りが長引く。
秋は「乾燥」と「冷え」が加わるため、血流や水分代謝の滞りが一気に耳へ影響しやすくなります。
くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
骨盤矯正
骨盤は体の土台であり、血流やリンパの流れを左右します。骨盤が歪むと自律神経の通り道である背骨のバランスも乱れ、耳への血流も不安定になります。骨盤矯正で体の軸を整えることで、全身の血流が改善し、耳鳴りやめまいの軽減が期待できます。
猫背矯正
猫背姿勢は首や肩の血流を妨げ、頭部への血液供給不足を招きます。特に首まわりの筋肉がこると、耳への血流が悪化し耳鳴りやめまいが増える原因に。猫背矯正によって呼吸が深まり、自律神経の安定にもつながります。
鍼灸施術
鍼灸は自律神経の調整に非常に効果的です。耳鳴り・めまいに関連するツボ(耳門、翳風、風池、太谿など)を用い、血流と気の巡りを改善します。また、鍼刺激は交感神経と副交感神経のバランスを整え、耳の奥の緊張をほぐします。
頭部施術
頭皮や側頭部、後頭部を中心に行う施術は、脳や内耳への血流を改善し、自律神経をリラックスさせます。耳鳴りの「キーン」という音が和らぐ方も多く、めまいの再発予防にもつながります。
通院の目安
- 急性期:週2回の施術で自律神経を整え、耳鳴り・めまいを安定させます。
- リハビリ期:週1回の施術で再発を防ぎ、体の調整を維持します。
- メンテナンス期:月2〜3回の施術で体調を安定させ、季節の変動に強い体を作ります。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間ご予約可能です。施術者は一人のため、予約枠が埋まりやすくなっております。お早めにご連絡いただけると安心です。
まとめ
秋バテによる耳鳴り・めまいは、単なる疲労ではなく「自律神経と血流の乱れ」が大きな原因です。西洋医学的な理解と、東洋医学的なアプローチの両面からケアすることで、快適な秋を過ごせるようになります。
「耳鳴りが気になる」「めまいでふらつく」といった症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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