（くろちゃん鍼灸整体院）
はじめに
胸の奥がぎゅっと押さえつけられるような圧迫感。病院で検査をしても「異常なし」と言われながらも、不安が残る方は少なくありません。特に「不整脈のようなドキドキ感」「胸の締め付け感」「息苦しさ」といった症状は、自律神経の乱れが大きく関与しているケースがあります。
当院に来院される患者さんの多くも「心臓に問題があるのでは？」と心配されて受診されます。しかし実際には、交感神経と副交感神経のバランスの乱れによる「自律神経性の不整脈反応」が背景にあることが多いのです。
本記事では、自律神経の仕組みや東洋医学的な捉え方を交えながら「胸の圧迫感」にアプローチする方法を、わかりやすくご紹介いたします。そして、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術といった当院ならではのケアについても詳しく説明いたします。
胸の圧迫感と自律神経の関係
自律神経とは？
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、心臓や血管の働き、呼吸、消化などを自動でコントロールしています。
- 交感神経：緊張・興奮・活動時に働く
- 副交感神経：リラックス・休息・回復時に働く
胸の圧迫感や不整脈は、この切り替えがうまくいかず「交感神経過剰」や「副交感神経低下」が重なったときに出やすくなります。
不整脈反応の仕組み
- 交感神経が強く働く → 心拍数が急上昇
- 副交感神経が急に優位になる → 心拍が急低下
- この揺れ幅が「胸の圧迫感」「動悸」「息苦しさ」を引き起こす
特にストレス・過労・睡眠不足・気温差が大きい季節に強く出る方が多いのです。
東洋医学から見た胸の圧迫感
東洋医学では、胸の圧迫感を「気の停滞」や「瘀血」「痰湿」などで説明します。
- 気滞（きたい）：ストレスや緊張で気の流れが滞り、胸部に停滞して圧迫感を生む
- 瘀血（おけつ）：血の巡りが悪くなり、胸部で詰まりや痛みを起こす
- 痰湿（たんしつ）：余分な水分や老廃物が体に溜まり、胸の重だるさを感じさせる
また、五臓の関係では「心（しん）」と「肝（かん）」の不調が大きく関与します。心は血脈を司り、肝は気の流れを調節する役割があるため、この両者の乱れが胸部症状に直結するのです。
当院での施術アプローチ
1. 骨盤矯正
骨盤が歪むと姿勢が崩れ、胸郭（胸のカゴ状の骨格）が硬くなります。その結果、心臓や肺が圧迫されやすくなり「胸の苦しさ」や「不整脈感」が強く出ます。
骨盤矯正により背骨の軸を整えると、胸郭の動きが改善され、自律神経のバランスも安定しやすくなります。
2. 猫背矯正
猫背姿勢は胸を圧迫し、呼吸を浅くし、交感神経を過敏にさせます。猫背矯正で胸を開く姿勢を作ることで、心臓や肺への負担が減り、胸の圧迫感が軽減されます。
3. 鍼灸施術
鍼灸では「内関（ないかん）」「膻中（だんちゅう）」「神門（しんもん）」など胸部や自律神経に関連するツボを使用します。
- 自律神経の調整
- 心拍リズムの安定
- ストレス緩和
東洋医学的に「心の気」を整え、血流を改善することで胸部症状をやわらげます。
4. 頭部施術
頭皮や後頭部を緩めると、自律神経中枢である脳幹の働きがスムーズになります。これにより、心拍や呼吸のリズムが落ち着き、胸の圧迫感が和らぐのです。
通院の目安
- 急性期：週2回（胸の苦しさが強い時期）
- リハビリ期：週1回（症状が落ち着いてきた時期）
- メンテナンス期：月2〜3回（再発防止・体調管理）
胸の症状は不安を伴いやすいため、定期的なケアで心身の安定を維持していくことが大切です。
ご予約について
当院は LINE・ホームページから24時間予約可能 です。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。ご希望の方はお早めにご連絡ください。
まとめ
胸の圧迫感や自律神経性の不整脈反応は「心臓の異常」だけでなく「自律神経の乱れ」が大きく関わります。当院では骨格・筋肉・自律神経・東洋医学の4つの側面からアプローチし、患者さんが安心して生活できる体づくりをサポートしています。
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