はじめに
「夜中に喉が渇いて何度も目が覚める」「寝る前はそうでもないのに、夜中になると口の中がカラカラ」。
そんな経験はありませんか?
秋は、昼と夜の寒暖差が大きく、空気が乾燥しはじめる季節。
この時期になると、体の“水分バランス”を保つ自律神経が乱れやすくなり、喉の渇き・口の乾き・睡眠の質の低下など、意外なトラブルが増えてきます。
今回は、そんな「秋の夜に喉が渇く」という症状を、自律神経の働きと東洋医学的な体液バランス(津液)の観点から詳しく解説し、
くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果も合わせてご紹介します。
秋の夜に喉が渇く理由 ― 自律神経のリズムが乱れている
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
昼間は交感神経が優位になり、活動に適した状態を作ります。
夜は副交感神経が働いて、心拍数や体温を下げ、眠りに導いてくれます。
しかし、秋になると昼夜の温度差・乾燥・気圧変化などによって、この切り替えがうまくいかなくなります。
夜になっても交感神経が高ぶったままだと、以下のようなことが起こります。
- 唾液の分泌が減る
 - のどの粘膜が乾燥しやすくなる
 - 体が軽い脱水状態になる
 - 寝つきが悪くなり、中途覚醒が増える
 
つまり、夜の「喉の渇き」は、体がリラックスモードに入れず、交感神経が過剰に働いているサインでもあるのです。
東洋医学でみる「秋の喉の渇き」 ― 津液の不足と陰虚
東洋医学では、体の中には「気・血・水(津液)」が流れ、これがバランスを保って健康を維持していると考えます。
喉の渇きは、このうちの「津液(水分)」が不足している状態、もしくは「陰虚(いんきょ)」という状態にあたります。
秋は「燥邪(そうじゃ)」という乾燥の邪気が体に入りやすく、肺や喉の粘膜が乾きやすい季節。
この燥邪が津液を奪い、次のような症状を引き起こします。
- 夜間の喉の渇き
 - 皮膚のかゆみ・乾燥
 - 空咳が出る
 - 唇の乾燥
 - 便秘気味になる
 
また、東洋医学では「肺」と「腎」が津液の循環を担う臓腑とされています。
腎の陰が不足すると、体内の水分を保つ力が弱まり、夜間に熱が上がって喉が渇く「陰虚火旺(いんきょかおう)」の状態になることもあります。
つまり、秋の夜の喉の渇きは、乾燥とともに体の内側で“潤い不足”が進んでいるサインでもあるのです。
骨盤矯正で整える ― 体液循環と自律神経の要
骨盤は、上半身と下半身の“通り道”のような存在です。
この骨盤のゆがみがあると、血液・リンパ液・神経の流れが滞り、体全体のバランスが乱れやすくなります。
特に、長時間のデスクワークや冷えによって骨盤が後傾していると、腹部の圧力が上がり、自律神経の中枢(腰椎周囲)にストレスがかかります。
結果、交感神経が過剰に働き、唾液や消化液などの「分泌系」が抑えられてしまいます。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、筋肉の緊張と骨盤の歪みをやさしく調整し、
自律神経のバランスとともに、体液循環をスムーズにすることで喉や口の乾きの改善を目指します。
猫背矯正で改善する ― 呼吸と「肺の潤い」
喉の乾きの背景には、「呼吸の浅さ」も関係しています。
猫背姿勢は胸郭(きょうかく)を圧迫し、呼吸が浅くなることで、肺が十分に働けず、乾燥した空気が喉にダメージを与えやすくなります。
猫背矯正では、肩甲骨や胸椎の動きを広げ、自然な呼吸ができる状態を取り戻します。
これにより、呼吸のリズムが整い、副交感神経が働きやすくなります。
東洋医学でも「肺は気を主る」「肺は津液をめぐらす」と言われており、
猫背を正すことは肺の働きを高め、喉の潤いを保つことにつながるのです。
鍼灸施術 ― 自律神経と体液バランスを根本から調整
鍼灸では、喉の渇きのような症状を、「肺」「腎」「胃」「三焦」のバランス不調としてとらえます。
例えば以下のようなツボを組み合わせ、体の中の「水の流れ」を整えます。
- 太渓(たいけい):腎の陰を補う
 - 尺沢(しゃくたく):肺の熱を鎮める
 - 陰陵泉(いんりょうせん):水分代謝を改善する
 - 内関(ないかん):自律神経を安定させる
 
これらのツボを使って施術を行うことで、体の“熱”と“潤い”のバランスを調え、
夜間の喉の渇きを軽減していきます。
また、鍼灸刺激は脳の視床下部(自律神経の中枢)にも作用し、交感神経の過活動を抑えることが確認されています。
つまり、心と体を同時にリラックスさせ、体液バランスを自然な状態へ戻すのです。
頭部施術 ― 深いリラックスで副交感神経を引き出す
夜に喉が渇く人の多くは、日中の緊張を夜まで引きずっています。
頭皮や側頭筋が硬くなり、頭の血流が悪化していると、脳が「覚醒モード」のままになりがちです。
くろちゃん鍼灸整体院では、頭部の筋膜リリース・ツボ刺激・頭皮の鍼灸を組み合わせ、
頭の緊張を緩める施術を行っています。
この施術により、
- 深い眠りに入りやすくなる
 - 唾液分泌が促される
 - 喉・舌・鼻腔の潤いが戻る
 
といった変化が期待できます。
つまり、**“頭を休ませることで喉が潤う”**という一見意外なメカニズムがあるのです。
東洋医学の生活アドバイス ― 潤いを守る秋の過ごし方
食養生
- 白きくらげ、れんこん、はちみつ、ゆり根など“潤いを補う食材”を取り入れましょう。
 - 辛いもの・アルコール・コーヒーの摂りすぎは燥邪を助長するため控えめに。
 - 就寝前の冷たい飲み物は避け、白湯や温かいハーブティーでリラックスを。
 
入浴と睡眠
- ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、副交感神経を優位にしましょう。
 - 寝室の湿度を40〜50%に保つことで、喉や鼻の乾きを防ぎます。
 
呼吸法
- 寝る前に「4秒吸って、8秒吐く」ゆったり呼吸を5セット。
 - これだけで副交感神経が働きやすくなり、喉の渇きも和らぎます。
 
通院の目安と施術スケジュール
症状の状態に応じて、以下のペースをおすすめしています。
- 急性期(強い乾き・不眠などがある時):週2回
 - リハビリ期(症状が落ち着いてきた時):週1回
 - メンテナンス期(体調維持・再発予防):月2〜3回
 
体のバランスは一度整っても、季節の変化やストレスでまた乱れやすくなります。
定期的にケアを続けることで、潤いのある秋の夜を取り戻しましょう。
ご予約・お問い合わせ
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
秋の夜に喉が渇くのは、単なる乾燥ではなく、体の内側の“潤いシステム”が乱れているサインです。
それを整える鍵は、自律神経のリズムを回復させること。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術で、体全体の循環を取り戻すことで、
喉の渇きや睡眠の質、心身のバランスが驚くほど変わっていきます。
この秋は、くろちゃん鍼灸整体院で「潤いのある体」を一緒に整えていきましょう。
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