はじめに
最近、「朝5時前に目が覚めてしまう」「夜中に一度起きると眠れない」「睡眠時間はとれているはずなのに疲れが抜けない」——そんなお悩みを感じていませんか?
秋になると日中と朝晩の寒暖差が大きくなり、自律神経のリズムが乱れやすくなります。その結果、交感神経が早朝から過剰に働いてしまうことで、眠りが浅くなり、予定よりずっと早く目覚めてしまうのです。
くろちゃん鍼灸整体院では、こうした「秋の早朝覚醒」に悩む方が毎年多く来院されます。
今回は、「なぜ秋の朝に早く目が覚めるのか?」というメカニズムを、自律神経と東洋医学の両面から丁寧に解説し、当院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのようにこの不調を整えるのかを詳しくお伝えします。
1. 秋に「早く目覚める」人が増える理由
① 朝晩の寒暖差と交感神経の暴走
秋は、昼間は暖かいのに夜や明け方になると一気に冷え込みます。この寒暖差ストレスが体にとっては大きな負担になります。
人間の体温を調整しているのは自律神経のうちの「交感神経」と「副交感神経」。朝方の冷え込みで体温を上げようとすると、交感神経が一気に働き始めます。その反応が予定より早く起きるトリガーとなり、眠っている途中で目が覚めてしまうのです。
② 朝日の刺激によるリズムのズレ
本来、朝日を浴びることで体内時計はリセットされ、目覚めを促します。
しかし、秋は日の出が遅く、光の量が弱いため、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌タイミングがずれやすくなります。
この結果、「眠る時間」と「起きる時間」のリズムがずれてしまい、早朝に交感神経が先にスイッチオンしてしまうのです。
③ ストレス・過労による神経疲労
仕事や家庭のプレッシャー、スマホやPCによる脳疲労なども、交感神経を長時間優位にしてしまいます。
特に真面目で責任感の強い方ほど、副交感神経(リラックス系)の働きが弱まり、眠りが浅くなりやすい傾向があります。
「眠ることにも緊張してしまう」という声も少なくありません。
2. 自律神経のリズムから見る「早朝覚醒」
交感神経と副交感神経の切り替えのタイミング
健康な状態では、夜は副交感神経が優位になり、朝日とともに交感神経が少しずつ働き始めます。
ところが自律神経が乱れると、その切り替えが**「ガタガタ」**になり、
- 夜に交感神経が下がらない
 - 朝に過剰に交感神経が上がる
という「タイミングのズレ」が生まれます。これが早朝覚醒の主因です。 
交感神経リズム乱れによる体の反応
- 朝4〜5時に目覚め、再入眠できない
 - 胸の圧迫感や動悸を感じる
 - 体温が上がりきらず寒気を感じる
 - 眠りが浅く、夢をよく見る
 - 朝から頭が重く集中できない
 
こうしたサインは、まさに**「体のリズムが夜の間に崩れている」**状態を表しています。
3. 東洋医学からみた「秋の早朝覚醒」
東洋医学では、秋は**「肺」の季節**とされています。肺は呼吸や気の循環を司り、「気の流れが滞ると眠りの質が下がる」と考えられています。
また、秋は「収斂(しゅうれん)」の季節。自然界が外に向かっていたエネルギーを内に収める時期です。
この収まりが悪いと、気が上半身に滞り、夜間に頭が冴えてしまい、眠りの深さが不足します。
代表的な東洋医学的病証
- 肝気上逆(かんきじょうぎゃく):ストレスで気が上昇し、頭に熱がこもる
 - 心陰虚(しんいんきょ):心を養う陰の不足で、眠りが浅く早く目覚める
 - 肺気虚(はいききょ):気が全身を巡らず、朝の冷えに敏感になる
 
これらはいずれも「気血の偏り」や「陰陽の不調和」によって起こり、現代でいう自律神経の乱れにあたります。
4. くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
(1)骨盤矯正 ― 自律神経の根本リズムを整える
骨盤は身体の中心であり、交感神経と副交感神経の通り道である「仙骨神経叢」が位置しています。
骨盤が歪むと、脊柱管を通る自律神経のバランスも乱れ、交感神経が常に緊張状態に。
当院の骨盤矯正では、呼吸リズムと連動させながら仙骨の動きを柔らかく整え、夜の副交感神経がしっかり働く体に導きます。
(2)猫背矯正 ― 胸郭を開き、呼吸と睡眠をつなげる
秋の早朝覚醒を訴える方の多くに共通するのが「胸の詰まり」。
猫背姿勢では、肺と心臓周囲の圧が高まり、夜間の呼吸が浅くなります。
猫背矯正で胸郭を開くと、肺経・心経の気血が巡りやすくなり、眠りの質が自然に深まります。
(3)鍼灸施術 ― 自律神経の中枢へ直接アプローチ
鍼灸では、経絡と経穴を通して全身の気の巡りを整えます。
特に早朝覚醒には以下の経穴が有効です。
| 経穴名 | 主な作用 | 
|---|---|
| 百会(ひゃくえ) | 頭部の気を鎮め、眠りの深さを回復 | 
| 神門(しんもん) | 心の興奮を鎮め、安心感を与える | 
| 内関(ないかん) | 胸の緊張を緩め、呼吸を深くする | 
| 太谿(たいけい) | 腎陰を補い、夜の体温リズムを安定 | 
| 三陰交(さんいんこう) | 女性ホルモンや睡眠周期の調整 | 
鍼やお灸によって血流が改善し、交感神経の過緊張がほどけると、朝まで自然に眠れるようになります。
(4)頭部施術 ― 頭の「過覚醒」をリセット
眠りの浅い方は、頭皮や側頭筋が硬くなっているケースが多く見られます。
これは脳血流が滞り、交感神経が常に働いているサインです。
当院の**頭部施術(ヘッドバランス調整)**では、軽い圧で頭蓋リズムを整え、副交感神経の働きを高めます。
「施術中に寝落ちするほどリラックスできた」という声が多く、朝までぐっすり眠れる体へ導きます。
5. 通院の目安と回復のステップ
| 期間 | 頻度 | 内容 | 
|---|---|---|
| 急性期 | 週2回 | 自律神経の緊張を取り除き、睡眠のリズムを整える集中施術 | 
| リハビリ期 | 週1回 | 骨盤・猫背・呼吸・頭部のバランス維持 | 
| メンテナンス期 | 月2〜3回 | 季節変動・ストレス対応・予防ケア | 
※急性期を越えると、多くの方が「朝まで眠れるようになった」「途中で目が覚めても再び眠れる」と実感されます。
6. ご予約・お問い合わせ
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間ご予約受付中です。
施術者は1名体制のため、予約が取りづらいことがあります。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
🔹 対応エリア
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市など、西湘・湘南エリアから多数ご来院いただいております。
7. まとめ
秋の朝に早く目覚めてしまうのは、「年齢のせい」ではなく、自律神経リズムの乱れによるサインです。
寒暖差・ストレス・姿勢の乱れが交感神経を過剰に刺激し、脳が「まだ夜なのに朝だ」と勘違いしている状態。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術の4つの柱で、
「眠りのスイッチ」と「目覚めのスイッチ」の切り替えを整えることで、再び自然な睡眠リズムを取り戻せます。
眠りが浅く、朝早く目覚めてしまう方は、どうぞお気軽にくろちゃん鍼灸整体院へご相談ください。
秋の朝を、穏やかな目覚めで迎えられるようサポートいたします。
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