はじめに
パソコンやスマートフォンを長時間使っていると、目の奥がズーンと重くなったり、頭のこめかみが締め付けられるように痛くなったりしませんか?そのような症状は「眼精疲労」が原因で、自律神経、特に交感神経が過剰に働いてしまっているサインかもしれません。現代人に増えているこのタイプの頭痛は、単なる目の疲れだけではなく、首や肩、姿勢、さらには体の軸の歪みまで関係しています。
小田原市のくろちゃん鍼灸整体院では、こうした「頭痛と眼精疲労の関係」に注目し、骨格や自律神経の両面からアプローチしていきます。この記事では、自律神経と目の関係、東洋医学的な見方、そして当院で行う施術について詳しく解説していきます。
頭痛と眼精疲労の関係 ― 交感神経が刺激される仕組み
目の使い過ぎによる筋緊張は、単なる視覚の問題ではなく、自律神経系全体に影響を及ぼします。目の周囲には「毛様体筋」や「外眼筋」と呼ばれる細かな筋肉があり、ピント調整を担っています。この筋肉が長時間緊張したままだと、交感神経が常に優位になり、血管が収縮。結果として、目の奥やこめかみ、後頭部にまで痛みが広がってしまいます。
また、交感神経の緊張状態では、脳への酸素供給も減少し、頭重感や集中力低下、めまい、吐き気といった症状も伴いやすくなります。特にデスクワークやスマホ操作中に前のめりの姿勢が続くと、首の筋肉(後頭下筋群)が硬くなり、頭痛の引き金となります。
自律神経の働きと乱れのメカニズム
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、このバランスが健康維持の鍵です。交感神経は活動時に働き、体を緊張状態にします。一方、副交感神経はリラックス時に働き、回復や休息を促します。眼精疲労が続くと交感神経が優位な状態が長引き、リラックスできず、頭痛・肩こり・睡眠の質の低下などを招きます。
東洋医学では、この状態を「気血の滞り」「肝気上逆」「肝血不足」などと表現します。特に「肝」は目と深い関係があり、過度な目の使用は「肝血」を消耗し、結果として「頭痛」「目のかすみ」「イライラ」などの症状を生みます。
東洋医学から見る眼精疲労と頭痛
東洋医学では「目は肝の窓」と呼ばれ、肝の働きがスムーズであれば目も健康に保たれると考えます。目の疲れや充血は「肝血の不足」や「肝陽上亢(かんようじょうこう)」のサインです。これが長く続くと、気血の巡りが悪くなり、頭部の熱や緊張が強まり、頭痛を引き起こします。
また、ストレスや睡眠不足により「肝気」が滞ると、精神的にもイライラしやすくなり、筋緊張が悪化。これが交感神経の過剰興奮につながり、さらに頭痛を悪化させるという悪循環が生まれます。
骨盤矯正による全身バランスの調整
骨盤が歪むと、姿勢の軸が崩れ、頭部を支える首や背中の筋肉に余分な負担がかかります。結果として、後頭部やこめかみの筋緊張が強まり、眼精疲労性の頭痛が悪化します。
くろちゃん鍼灸整体院では、まず骨盤の歪みを整えることで、頭を支える筋肉の負担を軽減し、自律神経の安定を促します。骨盤が整うと、自然と姿勢も正しくなり、目の位置や頭の傾きが改善されることで、頭部の血流がスムーズになります。これにより、目の奥の重だるさや頭の締め付け感が和らぎます。
猫背矯正で呼吸と血流を改善
長時間のデスクワークでは、背中が丸まり、いわゆる「猫背姿勢」になりやすくなります。猫背になると胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなり、脳や目への酸素供給が不足します。その結果、頭痛や目の疲れ、集中力の低下が起こりやすくなります。
猫背矯正によって胸を開く姿勢に戻すと、呼吸が深くなり、自律神経のリズムも整います。血流改善により頭部のうっ血が取れ、目の奥の圧迫感が軽減します。当院では、姿勢のクセを見極め、一人ひとりに合わせた矯正を行うため、持続的な改善が期待できます。
鍼灸施術で交感神経の興奮を鎮める
鍼灸施術は、自律神経のバランスを整えるのに非常に効果的です。特に、目の疲れによる頭痛には、頭部や顔面の経穴(ツボ)である「攅竹(さんちく)」「太陽(たいよう)」「風池(ふうち)」「百会(ひゃくえ)」などを用いて、筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。
さらに、手足のツボ「合谷(ごうこく)」「太衝(たいしょう)」などを使うことで、全身の気血循環を改善し、目の疲れと頭痛の両方にアプローチします。鍼刺激によって副交感神経が優位になるため、施術後には深いリラックス感が得られ、目の奥の重さがすっと抜けていくような感覚を体感される方も多いです。
頭部施術で目と脳をリラックス
頭部施術(ヘッドケア)は、眼精疲労からくる頭痛に非常に有効です。目の奥とつながる前頭筋や側頭筋、後頭下筋群を丁寧にほぐすことで、頭皮下の血流を回復させます。これにより、目のピント調整筋の疲労が軽減され、頭の重さや圧迫感も軽くなります。
特に当院では、頭部施術と鍼灸施術を組み合わせることで、交感神経の興奮を鎮め、脳の緊張をリセットします。リラックスした状態で施術を受けると、副交感神経が働きやすくなり、睡眠の質の向上にもつながります。
通院の目安と改善の流れ
眼精疲労による頭痛は、筋肉・神経・姿勢の総合的な問題です。そのため、継続的なケアが重要です。
- 急性期(強い痛みがある時期):週2回の施術で、筋緊張と神経の過敏反応を鎮めます。
 - リハビリ期(症状が軽くなってきた時期):週1回の施術で、姿勢と自律神経の安定を目指します。
 - メンテナンス期(再発予防):月2〜3回の施術で、疲労の蓄積を防ぎ、安定した体調を維持します。
 
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