はじめに
「生理のたびに頭がズキズキする」「下腹部の痛みと一緒に頭まで重くなる」――そんなお悩みを抱えている女性は多いのではないでしょうか。
実はこの“生理時の頭痛”は、ホルモンの変化だけでなく骨盤内の血流と自律神経の連動反応によって起こるケースも少なくありません。
くろちゃん鍼灸整体院では、こうした女性特有の頭痛を東洋医学と身体構造の両面から丁寧に分析し、根本的な改善を目指しています。
本記事では、頭痛と生理痛の関係、自律神経のメカニズム、そして東洋医学の考え方や施術法について、患者さん目線で分かりやすくお話していきます。
頭痛と生理痛 ― 骨盤内血流と自律神経反応の関係
生理が始まる前後は、骨盤内の血流が大きく変化します。
子宮内膜が剥がれ落ちる時、骨盤内では一時的に血管が収縮と拡張を繰り返すため、自律神経(特に交感神経と副交感神経)が強く働きます。
このとき、骨盤内に滞った血流を全身に巡らせようとする反応が起こり、頭部の血管にも影響が及びます。
とくに、交感神経が過剰に働くと頭の血管が収縮し、ズキズキとする頭痛が出やすくなります。
逆に、副交感神経が優位になりすぎると、血管が拡張して頭が重い、ぼーっとする頭痛が起こることもあります。
つまり、生理痛と頭痛は「別々の症状」ではなく、骨盤内の血流変化と自律神経反応が連動した結果として現れるのです。
自律神経の働きとホルモンバランス
自律神経は、体温・血流・内臓機能などを自動でコントロールする神経です。
生理周期に関わる女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」は、この自律神経に密接に関係しています。
- エストロゲン(排卵期に増加)→ 血管拡張・リラックス効果
 - プロゲステロン(月経前に増加)→ 体温上昇・交感神経を刺激
 
生理前はプロゲステロンの影響で体が緊張しやすく、血管が収縮気味になります。
この時期に肩こりや頭痛、めまい、イライラが増えるのは、自律神経が過剰に反応しているためです。
東洋医学から見た「生理時の頭痛」
東洋医学では、生理痛や頭痛の原因を「気・血・水(き・けつ・すい)」の乱れとして捉えます。
🌿 血の滞り(瘀血:おけつ)
骨盤内で血が滞ると、気の流れも阻害され、頭部まで巡る血が不足します。
→ 結果として、頭の締めつけ感・ズキズキする頭痛を起こします。
🌿 気の逆流(気逆:きぎゃく)
生理時は気が下へ降りるべき時期ですが、ストレスや冷えによって気が上へ逆流すると、頭に熱がこもりやすくなります。
→ 顔のほてり・こめかみの痛み・イライラが特徴です。
🌿 水の滞り(痰湿:たんしつ)
むくみ体質や冷えがある人は、水分代謝が悪く、体に“湿”がこもりやすい傾向があります。
→ 天気痛や頭重感、生理中のむくみやめまいなどを伴う頭痛に多いです。
このように東洋医学では、頭痛と生理痛を**「下焦(骨盤)」と「上焦(頭部)」の気血バランスの乱れ**とみなし、全身の巡りを整えることで根本改善を目指します。
くろちゃん鍼灸整体院での施術法
🩺 骨盤矯正 ― 血流と体軸の調整
骨盤のゆがみは、子宮や卵巣への血流を妨げるだけでなく、自律神経の反応にも影響します。
くろちゃん鍼灸整体院では、優しい手技で仙骨・腸骨・恥骨の位置を整え、骨盤内の循環を回復させます。
これにより、下腹部の張り・腰の重だるさが軽くなり、頭への血流バランスも安定します。
🧘♀️ 猫背矯正 ― 姿勢改善で神経バランスを回復
猫背の姿勢では、胸郭(きょうかく)が圧迫され呼吸が浅くなり、自律神経の働きが乱れやすくなります。
姿勢を正しく保てるように整えることで、頭部から骨盤までの神経伝達がスムーズになり、肩や首のコリによる頭痛も軽減します。
🌿 鍼灸施術 ― 自律神経と血流を同時に整える
鍼灸では、「気血の流れ」を整えながら、自律神経の反応を穏やかにします。
生理時の頭痛には、以下のようなツボを中心に刺激します。
- 合谷(ごうこく):頭痛・首肩のこり
 - 三陰交(さんいんこう):女性ホルモンの調整
 - 太衝(たいしょう):気滞の解消・イライラ緩和
 - 関元(かんげん):子宮の血流改善
 
痛みの出やすい時期でも、体への負担をかけない穏やかな刺激で施術を行います。
💆♀️ 頭部施術 ― 頭皮と神経のリラックス
頭皮は自律神経の密集エリア。優しく圧をかけながら筋膜を緩めることで、頭部の血流を促進し、交感神経の興奮を鎮めます。
「目の奥がスッキリした」「頭が軽くなった」と実感される方が多い施術です。
施術ペースの目安
- 急性期(痛みが強い時期):週2回
 - リハビリ期(安定に向かう時期):週1回
 - メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
 
症状の強さや生理周期に合わせて調整しながら、身体が「乱れにくい状態」を作っていきます。
日常生活でできるセルフケア
- 骨盤を冷やさない:カイロや腹巻で下腹部を温める
 - 深呼吸や軽いストレッチで交感神経を鎮める
 - 生理前後のカフェイン・甘い物を控える
 - 足湯で下半身の血流を促進
 
施術と生活習慣の両輪で整えることで、頭痛と生理痛のダブルの悩みを軽減できます。
まとめ
生理時の頭痛は、単なるホルモンの乱れではなく、骨盤内の血流と自律神経の連動反応によるものです。
骨盤・背骨・頭部のバランスを整え、自律神経の働きを安定させることで、月ごとのつらさを大きく減らすことができます。
くろちゃん鍼灸整体院では、女性の身体のリズムに寄り添いながら、**“毎月の頭痛を我慢しない身体づくり”**をサポートしています。
「薬を減らしたい」「毎月の不調を根本から整えたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
📅 通院目安
急性期:週2回/リハビリ期:週1回/メンテナンス期:月2〜3回
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