〜秋冬の「光不足」が自律神経と筋肉バランスを崩す〜
はじめに
秋が深まり、日が沈むのがどんどん早くなってきましたね。「朝起きても体がだるい」「背中がずっと張っている」「何となく気分が落ち込みやすい」──そんな声を、この時期は多くの方から聞くようになります。
特に「背中の緊張が抜けない」「常に肩甲骨のまわりがこわばっている」と感じている方は、もしかすると日照時間の減少によるセロトニン低下が関係しているかもしれません。
太陽の光を浴びる時間が短くなると、脳内で分泌される「セロトニン」という神経伝達物質が減り、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、交感神経が過敏になって筋肉が緊張し、特に「背中〜肩甲骨まわり」がガチガチになってしまうのです。
本記事では、自律神経の働きとセロトニンの関係、東洋医学から見た背中の緊張の原因、そして当院の骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術でどう改善していくかを、患者さん目線で丁寧に解説していきます。
1. 日照時間とセロトニンの関係
― 光が減ると「心と体のスイッチ」が切り替わらなくなる
「セロトニン」は“幸せホルモン”と呼ばれますが、実は心の安定だけでなく、自律神経のリズム・筋肉の緊張・姿勢維持などにも深く関わっています。
セロトニンの分泌は、朝の太陽光によって活性化されます。朝起きて光を浴びることで、脳内のセロトニン神経が働き始め、「交感神経(活動)」と「副交感神経(休息)」の切り替えがスムーズになります。
ところが、秋〜冬は日照時間が短くなり、朝も曇りが多く光が弱い日が続きます。すると、セロトニンの分泌が減少し、自律神経のスイッチが切り替わらず、交感神経が優位なまま固まってしまうのです。
結果として、
- 背中や肩甲骨の筋肉が常に緊張
 - 呼吸が浅くなり胸郭が硬くなる
 - 背骨まわりの血流が悪くなる
 - 精神的にも不安・イライラ・集中力低下
 
といった「体と心の緊張状態」が続くようになります。
2. 背中が緊張するメカニズム ― 自律神経の視点から
背中の筋肉は「姿勢維持筋」として、常に自律神経の指令によって微妙に収縮しています。特に交感神経が優位な状態では、筋肉が硬直しやすくなるため、セロトニン不足で交感神経が過剰になっていると背中は休まることがありません。
さらに、背中は「自律神経の通り道」でもあります。脊柱の両脇には交感神経幹が走っており、そこが過敏になると背骨周囲の筋肉に直接的な影響を与えます。つまり、自律神経の乱れは背中のこわばりとして現れやすいのです。
3. 東洋医学で見る「背中のこわばり」
― 肝・腎・膀胱経の滞りと「陽気」の不足
東洋医学では、背中のこわばりは「陽気(ようき)」の不足や「気血の滞り」として捉えます。秋から冬にかけて日照が減ると、体内の「陽気」も衰えやすく、冷えや血行不良が起きやすくなります。
特に背中には、以下の経絡が深く関係しています:
- 膀胱経:背骨の両側を走り、自律神経や脊柱起立筋の調整に関与
 - 肝経・腎経:筋肉・骨・情緒のバランスに関係
 - 督脈:脊柱を貫き、全身の「陽気」を統率する経脈
 
これらが滞ると、「背部拘急(はいぶこうきゅう)」と呼ばれる背中のこわばりが起こり、さらに「肝気鬱結(かんきうっけつ)」といって情緒的ストレスともリンクして症状が長引くことがあります。
4. 当院の施術でのアプローチ
骨盤矯正 ― 体幹バランスを整え交感神経の興奮を鎮める
背中の緊張は、実は骨盤の傾きとも深く関係しています。骨盤が前傾・後傾していると背骨が自然なS字カーブを失い、背筋が常に引っ張られた状態になります。当院の骨盤矯正では、体幹の中心軸を整えることで背中の筋緊張を根本から解消し、自律神経の過敏反応を鎮めていきます。
猫背矯正 ― 胸郭の動きを取り戻し呼吸を深くする
背中のこわばりと同時に「呼吸が浅い」と感じていませんか? 猫背になると胸郭が広がらず、横隔膜も動きづらくなるため、セロトニン活性のために必要なリズミカルな呼吸刺激が脳に届かなくなります。
猫背矯正によって胸椎・肋骨の可動性を回復させると、呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすくなります。
鍼灸施術 ― 経絡の滞りを解き、陽気を高める
東洋医学の強みは、「気血水」の滞りをピンポイントで調整できることです。膀胱経・督脈上の経穴(例:膈兪、肝兪、腎兪など)に鍼灸刺激を行うことで、背中の深層筋の緊張を緩め、自律神経の興奮を鎮めることが可能です。また、鍼の刺激は脳内セロトニン分泌の促進にもつながるとされ、科学的にも裏付けがあります。
頭部施術 ― セロトニン神経へ直接アプローチ
脳幹には「縫線核(ほうせんかく)」というセロトニン神経の中枢が存在し、頭部施術によって頭皮・後頭部の緊張を緩めると、この神経への血流が改善されます。結果としてセロトニン活性が高まり、自律神経が安定しやすくなるのです。
特に「背中が常に張っている人」は、頭部の筋膜も硬くなっているケースが多く、セットで施術することで相乗効果が得られます。
5. 通院の目安
症状の状態や生活環境にもよりますが、目安としては以下のような通院ペースをおすすめしています:
- 急性期(つらい緊張が強い時):週2回
 - リハビリ期(徐々に回復してきた時):週1回
 - メンテナンス期(再発予防・季節変化対策):月2〜3回
 
特に秋〜冬は環境の変化が大きいため、「症状が出てから来る」よりも「出る前に整えておく」ことが再発予防のポイントです。
6. ご予約・ご相談について
当院は完全予約制・施術者1名対応のため、予約枠がすぐに埋まってしまいます。
「最近背中が常に張っている」「朝からだるくてスイッチが入らない」と感じる方は、ぜひお早めにご相談ください。
- ✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
 - ✅ 初めての方も安心の丁寧なカウンセリング付き
 - ✅ お体の状態に合わせたオーダーメイド施術
 
季節とともに変化する体のサインを見逃さず、今のうちから整えていきましょう。
まとめ
秋冬の「背中の緊張」は、ただの筋肉疲労ではなく、日照時間の減少によるセロトニン低下と自律神経の乱れが深く関係しています。
骨格・筋肉・神経・東洋医学の4つのアプローチで根本から整えることで、「背中がゆるむ」だけでなく、「朝から気持ちよく動ける体」へと変わっていきます。
背中のこわばりは、体からのSOSサイン。季節に負けない体づくりを、今こそ始めましょう。
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