はじめに
「顔だけ熱くて体は冷えている…」
「上半身はのぼせているのに、手足は冷たい…」
そんなお悩みを感じていませんか?
季節の変わり目やストレスが溜まっているとき、更年期や自律神経の乱れがあるときに多くの方が経験するこの「顔だけが熱くなる」「のぼせやすい」という症状。実はこれは、単なる体質ではなく、自律神経の血流コントロールが乱れているサインです。
特に最近では、冷房と外気の温度差、仕事によるストレス、不規則な生活などが引き金となり、自律神経のバランスが崩れ、「上半身ばかり熱がこもる状態」が増えています。
この状態を放っておくと、顔のほてりだけでなく、頭痛・めまい・集中力低下・睡眠障害・更年期様症状など、全身に影響が広がることも珍しくありません。
本記事では、「なぜ顔だけ熱くなるのか?」という自律神経の仕組みから、東洋医学的な原因、そして当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による具体的な改善法まで、わかりやすく解説していきます。
1. 顔だけのぼせてしまうのはなぜ?|自律神経の血流制御の乱れ
人間の体は、本来「全身の血液を均等に循環させる仕組み」を持っています。その中心的な役割を担っているのが自律神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立ち、血管の収縮・拡張、体温調整、心拍数、消化器の働きなどを自動でコントロールしています。
しかし、次のような要因でこのバランスが崩れると、血流が偏ってしまいます:
- 長時間のストレスや緊張状態
- 睡眠不足や夜更かし
- 冷暖房による急激な温度差
- ホルモンバランスの乱れ(更年期など)
- 長時間のデスクワーク・猫背姿勢
こうした負担が続くと、自律神経は「防御反応」として脳や心臓など重要臓器へ優先的に血流を集めるようになります。結果として、頭部や顔面に血液が集中し、のぼせ・ほてり・顔だけが熱いといった症状が出てくるのです。
特に女性では、更年期のホルモン変化やストレス性の自律神経失調によってこの状態が強く出やすく、「顔は火照るのに足は冷たい」「頭がぼーっとして眠れない」といった訴えが増えます。
2. 東洋医学から見る「顔だけ熱い」状態|上熱下寒(じょうねつげかん)
東洋医学では、このような症状を**「上熱下寒(じょうねつげかん)」**と呼びます。
これは文字通り、「上(顔・頭)が熱く、下(手足・腹部)が冷える」状態のことを指します。
◉ 原因となる代表的な体質
- 肝気上逆(かんきじょうぎゃく)
→ ストレスなどで「肝(かん)」のエネルギーが上へ突き上げるように上昇し、頭や顔に熱がこもる。 - 陰虚火旺(いんきょかおう)
→ 体内の潤いが不足して「陰」が減少し、相対的に「火」が盛んになり、上半身に熱が集中する。 - 気滞血瘀(きたいけつお)
→ 気血の流れが滞り、熱がうまく発散できず、顔や頭部に熱がこもる。 - 脾腎陽虚(ひじんようきょ)
→ 下半身の陽気(温める力)が不足し、下は冷えて上だけ熱いという典型的な「上熱下寒」体質。
このような状態は「のぼせ・顔の赤み・頭重感・めまい・動悸・冷えのぼせ」などの症状を引き起こし、放置すると睡眠障害や情緒不安定、更年期症状の悪化などにもつながります。
3. 放置すると危険?のぼせが引き起こす体の不調
顔のほてりは単なる不快症状に思えるかもしれませんが、自律神経の乱れによって血流がアンバランスになると、次のような不調が連鎖的に起こります。
- 脳への血流が過剰になり頭痛・めまい・集中力低下
- 体幹部の血流が減って内臓機能の低下・胃腸障害
- 手足の血行不良による冷え性・むくみ・不眠
- 自律神経の過敏化による情緒不安定・不安感・パニック様症状
また、慢性的な「上熱下寒」は代謝機能にも影響し、太りやすさ・肌荒れ・疲労の抜けにくさといった症状にもつながっていきます。
早期の段階で体のバランスを整えることが大切です。
4. 当院でのアプローチ①|骨盤矯正で「体の軸」を整える
「顔だけが熱い」という症状の背景には、姿勢の崩れや骨盤の歪みが隠れていることも少なくありません。
骨盤が前後左右に傾くと、背骨や自律神経の通り道である脊髄周囲の筋肉が緊張し、血流の循環が滞ります。その結果、上半身への血液集中が起こり、のぼせやほてりが強く出るのです。
当院ではまず、骨盤矯正によって体の中心軸を整えることで、自律神経の働きがスムーズになり、血流バランスが全身で均等に巡る状態へ導きます。
「体の土台」を安定させることは、のぼせ改善の大前提です。
5. 当院でのアプローチ②|猫背矯正で頭部への血流偏りを改善
猫背や巻き肩の姿勢は、胸郭(きょうかく:胸まわり)が圧迫され、血液やリンパの流れを妨げます。
その結果、上半身の血液が滞留し、「顔だけ熱い」状態を助長します。
猫背矯正では、背骨・肩甲骨・肋骨の動きを引き出し、呼吸を深くできる体へ整えます。
これにより、全身の血液循環が改善し、頭部だけに熱がこもる状態が緩和されます。さらに、副交感神経が優位になりやすくなり、リラックス状態へと切り替わりやすくなります。
6. 当院でのアプローチ③|鍼灸施術で自律神経と気血の流れを整える
鍼灸は、自律神経のバランス調整に非常に効果的な施術です。
顔ののぼせに対しては、「気が上に上がりやすい状態」を抑えるツボや、下半身の「陰」を補って熱を鎮めるツボなどを組み合わせ、体全体の気血の流れを整えます。
特に有効なツボには以下のようなものがあります:
- 百会(ひゃくえ):頭頂部の熱を発散させる
- 合谷(ごうこく):顔面部の血流を調整
- 太衝(たいしょう):肝気の上逆を抑える
- 三陰交(さんいんこう):下半身の陰を補い、上熱を引き下げる
鍼灸によって自律神経の緊張が緩み、頭部に集中した熱が全身に分散され、のぼせやほてりが自然と落ち着いていきます。
7. 当院でのアプローチ④|頭部施術で脳血流と自律神経をリセット
顔のほてりがある方は、頭皮の緊張や脳血流の滞りが見られるケースも多くあります。
頭部施術では、頭皮・側頭筋・後頭下筋群を丁寧に緩め、脳血流の循環を正常化します。
この施術は単なるリラクゼーションではなく、自律神経中枢(視床下部・脳幹)へのアプローチにもなり、交感神経の過剰な興奮を鎮める効果があります。結果として、「顔だけ熱い」という血流アンバランスの根本改善につながります。
8. 通院の目安と改善の流れ
のぼせや顔のほてりは、体質や生活習慣、ホルモンバランスなど複合的な要因が絡んでいます。そのため、1〜2回の施術で劇的に変わることは少なく、段階的な改善が必要です。
- 急性期(1〜2ヶ月):週2回の施術で自律神経と血流のリズムを整える
- リハビリ期(3ヶ月以降):週1回で血流のバランスと姿勢を安定させる
- メンテナンス期(安定後):月2〜3回で再発予防と体質改善を図る
このように段階を踏んで体の土台を整えることで、再び「顔だけ熱い」と悩むことのない、快適な毎日を取り戻すことができます。
9. まとめ|「のぼせ」は自律神経のサイン。放置せず整えることが大切
顔だけが熱い、のぼせやすい――
これは単なる更年期や体質の問題ではなく、自律神経が「全身の血流をうまく制御できていない」サインです。
骨盤や姿勢のゆがみ、気血の滞り、頭部の緊張など、原因は多層的ですが、正しく整えていけば確実に改善していきます。
「顔だけが熱くてつらい」「のぼせで集中できない」「冷えのぼせが続いている」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
あなたの体の声を丁寧に読み取り、根本から自律神経と血流のバランスを整えていきます。
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