はじめに
「しっかり寝たはずなのに、朝起きると体が重い」「夢ばかり見て夜中に何度も目が覚めてしまう」「寝た気がせず、いつも疲れが取れない」――こんな悩みを抱えていませんか?
実はそれ、自律神経のバランスが乱れ、「深い眠り(ノンレム睡眠)」に入りにくくなっているサインです。
睡眠はただ「長く眠る」だけでは意味がありません。質の良い睡眠とは、脳と体がしっかりと休まり、回復と修復が行われる「深い眠り」にどれだけ入れるかが重要です。
しかし、ストレスや環境、生活リズムの乱れ、自律神経の不調などによって、この「深い眠り」に移行できず、夢を見る浅い眠り(レム睡眠)の時間ばかりが増えてしまう人が増えています。
今回は、「眠っても夢ばかり見て疲れる」という状態がなぜ起こるのか、自律神経と東洋医学の両面からわかりやすく解説し、当院の施術でどのように改善をサポートできるのかを詳しくお伝えします。
夢ばかり見るのは「眠りの質」が低下しているサイン
眠りには大きく分けて2つの段階があります。
- ノンレム睡眠:脳も体も深く休んでいる状態。成長ホルモンの分泌や細胞修復、記憶の整理などが行われる。
- レム睡眠:体は休んでいるが、脳は活発に動いて夢を見る浅い眠りの状態。
通常、入眠してからしばらくは深いノンレム睡眠が続き、その後レム睡眠と交互に繰り返すリズムをとります。しかし、自律神経が乱れていると、このリズムが崩れて浅い眠りが増え、夢ばかり見る状態になってしまうのです。
夢を見ること自体は悪いことではありませんが、夢の頻度が多い=レム睡眠が過剰=脳が休まっていないという状態は、疲労の蓄積・自律神経のさらなる乱れへとつながります。
自律神経と睡眠の深い関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経からなり、体のリズムを24時間自動的にコントロールしています。
- 交感神経:日中の活動時に優位。脳を覚醒させ、筋肉や心臓を働かせる。
- 副交感神経:夜間や休息時に優位。体をリラックスさせ、消化・修復・睡眠を促す。
本来なら夜になると副交感神経が優位になり、心拍や体温が下がって自然に深い眠りへと導かれます。しかし、ストレスや生活習慣、スマホのブルーライト、ホルモンの乱れなどによって交感神経が過剰に働き続けると、脳は「まだ活動中」と判断し、深い眠りに入れなくなるのです。
この状態が続くと、
- 入眠はできても眠りが浅く夢が多い
- 何度も目が覚める
- 起きた瞬間から疲れている
- 昼間にぼーっとする・集中力が出ない
といった症状が現れやすくなります。
東洋医学から見る「夢が多い眠り」
東洋医学では、夢ばかり見る・眠りが浅い状態は「心(しん)」と「肝(かん)」、そして「気血」のバランスの乱れと深く関係しています。
● 心(しん)の不安定
心は精神活動と睡眠を司る臓腑です。心が乱れると、「心神不安(しんしんふあん)」と呼ばれる状態になり、夢が多く、眠っても落ち着かない状態になります。
● 肝(かん)の過剰な興奮
肝は「気の流れ」を調整する役割があり、ストレスで肝が昂ると交感神経が優位になり、体がリラックスできなくなります。これが浅い眠りや夢の多さにつながります。
● 気血の不足・滞り
東洋医学では、睡眠には十分な「血(けつ)」が必要とされます。血が不足すると心を安定させることができず、夢が多くなったり夜中に何度も目が覚めたりします。
つまり、「夢ばかり見る」状態は単なる睡眠の問題ではなく、心・肝・血のアンバランスが背景にあると考えられるのです。
当院で行う4つのアプローチ
くろちゃん鍼灸整体院では、「夢ばかり見る・浅い眠りが続く」という状態を、単なる睡眠障害ではなく自律神経の乱れと全身バランスの問題ととらえ、根本から整える施術を行っています。
① 骨盤矯正:自律神経の“本線”を整える
骨盤は背骨の土台であり、自律神経が通る脊髄の出入口でもあります。骨盤が歪むと背骨全体のアライメントが崩れ、自律神経の伝達にも影響が出やすくなります。
当院の骨盤矯正では、硬くなった骨盤周囲の筋肉・靭帯を緩め、神経伝達の通り道を整えることで、交感・副交感神経の切り替えがスムーズになり、「眠れない夜」から「自然に眠れる夜」へと変わっていきます。
② 猫背矯正:胸郭の広がりと自律神経スイッチの回復
猫背姿勢になると胸が圧迫され、呼吸が浅くなり、常に交感神経が優位になってしまいます。浅い呼吸は脳への酸素供給も低下させ、深い眠りへの移行を妨げます。
猫背矯正で胸郭をしっかりと開き、呼吸筋が自然に動ける状態を作ると、副交感神経が優位になりやすく、体が「休息モード」に入りやすくなります。
③ 鍼灸施術:自律神経と「心・肝・血」を整える
東洋医学の考え方を取り入れた鍼灸は、「心神」を安定させ、「肝気」を鎮め、「血」を補うことで、夢が多い睡眠を根本から改善する力があります。
自律神経の反応点(背部兪穴・百会・神門・内関など)や、気血を補う経穴にアプローチすることで、交感神経の興奮を落ち着かせ、副交感神経の働きを高めます。鍼灸後に「今夜はぐっすり眠れた」という声も多くいただいています。
④ 頭部施術:脳疲労とストレス反応のリセット
夢が多い人の多くは、脳が過覚醒状態にあります。頭部施術では、硬くなった頭皮・側頭筋・後頭部の筋膜をゆるめ、脳への血流と酸素供給を高めることで、自律神経の中枢(視床下部・脳幹)の働きを落ち着かせます。
脳がリセットされることで、睡眠の質が向上し、「気がついたら朝までぐっすり」という状態に近づいていきます。
通院の目安と改善のステップ
症状の程度や体質によって個人差はありますが、当院では以下のような通院プランをおすすめしています。
- 急性期(最初の2〜3週間):週2回の集中ケア
- リハビリ期(4〜8週目):週1回で自律神経の安定を定着
- メンテナンス期(安定後):月2〜3回で質の良い睡眠を維持
「眠れない」が「ぐっすり眠れる」へと変わるまで、段階的に体のスイッチを切り替えていくことが大切です。
まとめ
夢ばかり見る浅い眠りは、「自律神経が深い眠りへと誘導できていない」という体からのサインです。
一晩寝ても疲れが取れないのは、脳と体が本当の意味で休まっていないから。これは、単なる睡眠の問題ではなく、自律神経・気血・心身バランスの乱れが根本にあります。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤・姿勢・自律神経・東洋医学の4方向から体を整え、「夢の多い夜」から「深く安らぐ眠り」への道をサポートします。
「朝までぐっすり眠れた」という喜びを、もう一度取り戻してみませんか?
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