はじめに
「特に悲しいことがあったわけでもないのに、ふと涙がこぼれる…」
「自分でも気づかないうちに涙が出てきて、止められない」
そんな経験はありませんか?
最近では、こうした“涙もろさ”や“情緒の揺れ”を訴える方が増えています。
実はこれ、自律神経のバランスの乱れが大きく関係しているのです。
くろちゃん鍼灸整体院でも、「涙が勝手に出る」「気分が不安定」「イライラと落ち込みを繰り返す」といったお悩みで来院される方が多く見られます。
本記事では、なぜ自律神経が乱れると涙が出やすくなるのか、そして東洋医学的に見た原因や、当院での施術方法を詳しくお伝えしていきます。
涙が出るのは心の不調だけじゃない
涙には「感情の涙」だけでなく、「生理的な涙」もあります。
例えば、目にゴミが入った時や、乾燥を防ぐために分泌される涙は、身体を守る自然な反応です。
しかし、問題は心のバランスが崩れていないのに涙が出る場合。
それは感情をコントロールする脳の中枢である「視床下部」や「大脳辺縁系」が、自律神経と連動して過敏になっている状態です。
自律神経には、
- 交感神経(緊張・興奮)
- 副交感神経(休息・安定)
という2つの働きがあります。
本来はこのバランスで、体も心も穏やかに保たれます。
しかしストレス・睡眠不足・気圧の変化などで交感神経が優位になると、涙腺をコントロールする神経も誤作動し、涙が出やすくなってしまうのです。
自律神経の乱れと感情の関係
涙は、副交感神経の働きが優位になると出やすくなる特徴があります。
つまり、「緊張が切れた瞬間」や「ほっとしたとき」に、涙が出るというのは自然な反応。
ところが、自律神経の切り替えがうまくいかなくなると、
- 交感神経が強すぎて常に緊張している
- 急に副交感神経に切り替わって気が抜ける
この“急激なスイッチの切り替え”が、涙を引き起こすトリガーになることもあります。
特に現代人は、SNSや職場の人間関係、気温変動などのストレスを常に受けており、脳が疲弊しています。
この状態を東洋医学では「心(しん)」の疲れ、「肝(かん)」の疏泄(そせつ)不調として表現します。
肝は“気の流れ”を整える臓腑であり、感情のコントロールに直結します。
肝が滞ると、情緒が乱れ、涙が出たり、怒りっぽくなったり、ため息が増えるなどの症状が出てくるのです。
東洋医学からみた「涙が出る」状態
東洋医学では、感情と五臓が深く結びついていると考えます。
特に「涙」と関係が深いのは**肝(かん)と心(しん)**です。
| 感情 | 関連する臓腑 | 典型的な不調 |
|---|---|---|
| 怒り | 肝 | イライラ、頭痛、目の疲れ |
| 喜び | 心 | 動悸、不安、眠れない |
| 悲しみ | 肺 | 呼吸の浅さ、涙もろさ |
| 思い悩み | 脾 | 胃の不調、食欲低下 |
| 恐れ | 腎 | 冷え、倦怠感、下半身の不安定感 |
「突然涙が出る」という状態は、
肝の気が滞り、心神(しんしん)が不安定になり、
肺の機能が乱れて気の巡りが停滞しているサインでもあります。
つまり、体だけでなく「心と気の流れ」も詰まっているのです。
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
① 骨盤矯正
骨盤は自律神経の通り道である脊柱の土台です。
骨盤が歪むと背骨全体のバランスが崩れ、神経の流れが滞ります。
骨盤矯正で基盤を整えることで、自律神経の伝達がスムーズになり、
感情の波を安定させやすくなります。
特に当院では、仙骨周囲の微調整を行い、副交感神経を刺激することで、
「ほっとする」「涙が止まる」といった反応を感じる方も多くいらっしゃいます。
② 猫背矯正
猫背は「胸郭の圧迫」を起こしやすく、呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は、交感神経を優位にしやすく、心の緊張を強めます。
猫背矯正で胸を開く姿勢を取り戻すことで、
呼吸が深くなり、自律神経のリズムが整います。
涙もろさや不安感を訴える方の多くが、実は「胸の詰まり」を抱えています。
背中を伸ばし、胸を広げることが、心の開放にもつながるのです。
③ 鍼灸施術
鍼灸は、直接「自律神経の反応点」にアプローチできるのが最大の特徴です。
涙が止まらない方には、
- 百会(ひゃくえ)
- 神庭(しんてい)
- 内関(ないかん)
- 太衝(たいしょう)
- 神門(しんもん)
などを中心に施術を行います。
これらのツボは、「心」と「肝」のバランスを整えるポイント。
気血の流れを良くし、情緒を安定させることで、
自然と涙が落ち着いていく方も多くいらっしゃいます。
④ 頭部施術(ヘッド調整)
涙が出るような状態の方は、脳疲労が強い傾向があります。
頭皮が硬くなり、前頭部や側頭部の血流が悪くなっているのです。
当院では、自律神経の中枢である視床下部周辺を意識した優しい刺激で、
深いリラックス状態を作り出します。
「涙が自然に止まった」「頭が軽くなった」という声も多く、
自律神経の安定に欠かせない施術の一つです。
通院の目安
- 急性期(涙が頻繁に出る・不安定な状態):週2回
- リハビリ期(安定しつつある):週1回
- メンテナンス期(再発予防・安定維持):月2〜3回
心と身体は日々変化します。
一時的に良くなっても、生活のリズムが崩れると再び不安定になることがあります。
定期的なケアで「涙が自然に落ち着く」心身のバランスを保ちましょう。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間いつでもご予約を受け付けています。
施術者が1人のため、予約が取りづらい日もあります。
お早めのご連絡をおすすめします。
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まとめ
涙は、心のSOSでもあり、体のサインでもあります。
「涙が出る自分を責める」のではなく、
「心と身体ががんばりすぎている証拠」だと捉えてみましょう。
自律神経の乱れは、身体のゆがみや生活習慣の積み重ねから起こります。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤・姿勢・ツボ・頭部から総合的に整え、
涙を通じて出ていたストレスを、穏やかな笑顔に変えるお手伝いをしています。
【*効果には個人差があります】
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