はじめに
「ご飯を食べたあとにドクドクと心臓が速くなる」「胸のあたりが落ち着かない」「脈が早いのに検査では異常なし」――そんな経験はありませんか?
くろちゃん鍼灸整体院にも、食後に動悸や息苦しさを感じて来院される方が多くいらっしゃいます。
このような症状は「自律神経の切り替え不良」が関係していることが少なくありません。
本来、食事をすると体は「休む・消化する」モード=副交感神経が優位になります。ところが、緊張状態やストレスが続くと「戦う・活動する」モードである交感神経が優位なままで切り替えがうまくできず、心拍数が上がりやすくなります。
この記事では、食後の心拍上昇が起こる原因を自律神経の観点と東洋医学的な見方から解説し、さらに骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術でどう改善できるのかを詳しくご紹介します。
食後に心拍がドクドクするのはなぜ?
食事をすると、胃や腸は食べ物を消化・吸収するために血流を多く必要とします。
そのため体は副交感神経が働き、リラックスしながら内臓に血液を集めるのが正常な流れです。
しかし、仕事中や緊張が続く日常生活の中では、交感神経が優位なままになりがちです。
この状態で食事をすると――
- 胃腸に十分な血液が行かない
- 消化が遅れて胃もたれや膨満感が出る
- 交感神経が刺激され心拍数が上がる
といった悪循環が起こります。
つまり、自律神経のスイッチが「ON(交感)」のまま「OFF(副交感)」に切り替えられないのです。
自律神経の仕組み
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経で構成されています。
- 交感神経:活動・緊張・集中・血圧上昇・心拍増加
- 副交感神経:休息・リラックス・消化促進・心拍減少
通常はこの2つがバランスを取り合いながら体をコントロールしています。
食事後に心拍が速くなるのは、このバランスが崩れ「交感神経が勝ってしまう」状態です。
また、デスクワークやスマホ姿勢などで背中が丸くなり、胸郭の動きが制限されると、呼吸が浅くなり交感神経優位が続きやすくなります。
東洋医学的な見方
東洋医学では、食後の動悸や息苦しさを「心(しん)」と「脾(ひ)」の働きの乱れと捉えます。
- **心(しん)**は血脈(けつみゃく)を司り、精神活動を支える臓腑です。
- **脾(ひ)**は食べ物を消化吸収し、エネルギー(気血)を生み出します。
ストレスや過労により「心」が過度に熱を帯びると、上焦(じょうしょう)=胸のあたりに熱がこもり、動悸や胸の圧迫感が出やすくなります。
また、「脾」が弱ると消化機能が落ち、余分な湿(しつ)が生じて気の巡りが滞りやすくなります。
つまり東洋医学的には、
「心火亢進(しんかこうしん)+脾虚湿困(ひきょしつこん)」
の状態が、食後の心拍上昇を引き起こす要因といえるのです。
骨盤矯正による効果
骨盤は自律神経の通り道でもあります。仙骨には副交感神経の出口があり、骨盤の歪みがあるとこの神経の働きが低下してしまいます。
骨盤矯正で仙骨の位置を整えることで、
- 副交感神経の通りが良くなる
- 内臓への血流が改善する
- 食後の消化がスムーズになり動悸が減る
といった変化が期待できます。
当院では、強く押したり捻ったりするのではなく、体が自然に整うようなやさしい矯正法を行っています。
猫背矯正による効果
猫背になると胸郭(胸のかご)が圧迫され、呼吸が浅くなります。呼吸が浅い状態は常に交感神経を優位にしやすく、リラックスモードに入りづらい状態です。
猫背矯正で胸を開く姿勢を作ることで、
- 深い呼吸ができる
- 副交感神経が働きやすくなる
- 食後のドキドキ感が軽減される
といった効果があります。
「姿勢が変わると自律神経も変わる」――これは多くの方に体感していただけるポイントです。
鍼灸施術による効果
鍼灸では、自律神経のバランスを整える経絡(けいらく)を刺激します。
特におすすめなのが以下のツボです。
- 内関(ないかん):心拍の乱れ・動悸・息苦しさを鎮める
- 膻中(だんちゅう):胸の中心にあり、気の巡りを整える
- 足三里(あしさんり):消化機能を高め、脾胃の気を補う
これらを組み合わせることで、
- 交感神経の過剰反応を落ち着かせる
- 胸部の緊張を緩めて呼吸を深める
- 食後のドクドク感や不安感を和らげる
など、内側から体をリラックスへ導きます。
当院では、刺激の少ない細い鍼を使い、初めての方でも安心して受けていただけます。
頭部施術による効果
頭部には自律神経をコントロールする視床下部や脳幹が存在します。
頭皮が硬くなり血流が悪いと、自律神経の切り替えがスムーズにいきません。
当院の頭部施術は、
- 頭皮の緊張を緩める
- 脳への血流を改善する
- 副交感神経を優位にして全身をリラックスさせる
という目的で行います。
「施術の途中から呼吸が深くなり、心拍が落ち着くのを感じた」とおっしゃる方も多く、心身のリセットに非常に有効です。
日常生活でできるセルフケア
1. 食後すぐ動かない
食べたあとすぐに立ち上がったり動いたりすると、交感神経が再び刺激されます。10〜15分ほどはゆっくり座って休むようにしましょう。
2. 呼吸を整える
胸式呼吸ではなく、腹式呼吸を意識することで副交感神経が働きやすくなります。
3秒吸って、6秒吐くペースが理想です。
3. 背中を丸めない
姿勢が悪いと呼吸が浅くなりやすいので、背筋を軽く伸ばし、肩の力を抜いて座ることを意識しましょう。
4. 夜のスマホ時間を減らす
食後から就寝前まで交感神経を刺激しないことが大切です。画面の光は脳を興奮させるので、夜は照明を落として過ごすのもおすすめです。
通院の目安
症状の程度によりますが、目安として以下のようなペースをおすすめしています。
- 急性期(症状が強い時):週2回
- リハビリ期(安定してきたら):週1回
- メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
根本的に自律神経の切り替えを改善するには、体のバランスを整える「積み重ね」が大切です。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE予約・ホームページ予約が24時間受付中です。
施術者は1人のため、ご希望の時間が埋まりやすくなっております。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
食後の心拍のドクドクは、単なる一時的な不調ではなく、
自律神経の切り替えがうまくいかないサインです。
- 骨盤矯正で副交感神経の通りを整える
- 猫背矯正で呼吸を深くする
- 鍼灸施術で交感神経の過剰反応を鎮める
- 頭部施術で脳のリズムを安定させる
これらを組み合わせることで、心拍の安定だけでなく、全身の調子が整っていきます。
「検査では異常がないけどつらい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
【*効果には個人差があります】
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