はじめに
「仕事中になると、肩や首がガチガチに固まって動かしづらい…」
「気づくと歯を食いしばっている」
「集中しているはずなのに、体が緊張して疲れが抜けない」
そんな経験はありませんか?
これは決して「気のせい」ではなく、交感神経が優位になりすぎているサインです。
現代社会では、パソコン作業・電話対応・プレゼン・接客など、常に“オンモード”を求められる環境が多く、無意識のうちに自律神経のバランスが崩れてしまいます。
この記事では、
- 体がこわばる仕組み(自律神経の視点)
- 東洋医学で見る「気滞」「肝の緊張」
- くろちゃん鍼灸整体院で行う施術の効果
についてわかりやすく解説していきます。
1. 仕事中に体がこわばるのは「交感神経優位」のサイン
仕事中は頭をフル回転させ、常に集中・緊張状態にあります。
このとき働いているのが「交感神経」。
交感神経は、いわば“アクセル”のような神経で、
心拍数を上げ、筋肉を引き締め、血圧を上げて集中力を高める役割があります。
ところが、この状態が長時間続くと——
- 肩や首の筋肉が常に硬直
- 呼吸が浅くなる
- 手足が冷える
- 頭痛や目の奥の重さ
- 胃の不快感や食欲低下
などの不調が現れます。
これは、交感神経が休む間もなく働き続けているために、
副交感神経がうまく切り替えられない状態です。
つまり、“体が休めない”まま仕事を続けているということになります。
2. 東洋医学でみる「体のこわばり」=気の流れの滞り
東洋医学では、体がこわばる原因を「気滞(きたい)」と呼びます。
気滞とは、体の中を巡る「気(エネルギー)」がスムーズに流れず、どこかで滞っている状態です。
特に仕事の緊張やストレスで影響を受けるのが「肝(かん)」という臓腑。
肝は、気や血の流れをコントロールし、心の安定を保つ働きを担っています。
しかし、ストレスが続くと肝の働きが乱れ、
→ 気の巡りが悪くなる
→ 筋肉が硬直する
→ 肩・首・背中・顎などがこわばる
といった流れで体に緊張が現れます。
また、肝の不調は「イライラ」「焦り」「怒りやすい」などの感情面にも現れやすく、
まさに現代の働く世代に多い“ストレス性こわばり症状”といえます。
3. 放っておくとどうなる? 慢性緊張と自律神経の悪循環
こわばりを放置していると、次第に「自律神経の切り替え機能」自体が鈍くなります。
つまり、休もうとしても副交感神経が優位に切り替わらず、
常に“軽い戦闘モード”のままになってしまいます。
その結果——
- 寝ても疲れが取れない
- 朝から首・肩が重い
- 呼吸が浅く、息苦しい
- 頭痛・めまい・耳鳴りが出る
- 消化不良や便秘・下痢を繰り返す
といった不調が連鎖的に起こります。
これを「交感神経優位の慢性化」と呼び、
慢性疲労や自律神経失調症の入り口となるケースも少なくありません。
4. くろちゃん鍼灸整体院で行うアプローチ
■ 骨盤矯正で自律神経の“中枢”を安定
骨盤は身体の中心であり、骨盤の歪みは脊柱全体のねじれを引き起こします。
特に腰椎〜胸椎のねじれは、交感神経が通る神経幹を圧迫しやすく、
結果として交感神経の過緊張を生み出します。
骨盤矯正で左右のバランスを整えることで、
神経の伝達ルートがスムーズになり、自律神経の興奮を穏やかに抑えられます。
■ 猫背矯正で呼吸の浅さを改善
デスクワークで背中が丸まると、胸郭(肋骨まわり)が硬くなり呼吸が浅くなります。
浅い呼吸は、脳へ送る酸素量を減らし、交感神経を刺激する原因に。
猫背矯正により胸を開き、自然に深い呼吸ができる姿勢に戻すことで、
副交感神経が働きやすくなり、こわばりや緊張が和らいでいきます。
■ 鍼灸施術で筋肉と神経の両面をリラックス
鍼灸は、緊張した筋肉に直接アプローチできる施術です。
肩・首・背中・側頭部などのこわばりを緩めることで、血流が改善し、
神経伝達が正常化します。
また、ツボ刺激によって「セロトニン」や「エンドルフィン」といった
リラックスホルモンの分泌が促され、自律神経のバランスが整います。
東洋医学的には「肝鬱気滞」を和らげるツボ(太衝・合谷・内関など)を中心に、
心身の巡りを回復させるよう施術します。
■ 頭部施術で脳の過緊張を鎮める
こわばりの根本には“脳の興奮”があります。
仕事中に考えごとが多い人ほど、脳の交感神経活動が過剰に続きます。
頭部施術(ヘッドリリース)は、頭皮・側頭筋・後頭下筋群を緩め、
脳への血流を改善。
「頭が軽くなった」「目の奥の重さが取れた」と感じる方が多いです。
これは脳の興奮が鎮まり、副交感神経が優位に切り替わったサインです。
5. 東洋医学の“気・血・水”から見るこわばり
東洋医学では、体の健康は「気」「血」「水」の3要素の巡りで決まります。
| 要素 | 不調の状態 | 現れやすい症状 |
|---|---|---|
| 気 | 滞る(気滞) | こわばり、息苦しさ、胸の圧迫感 |
| 血 | 巡らない(瘀血) | 肩こり、頭痛、目の疲れ |
| 水 | 溜まる(痰湿) | むくみ、重だるさ、集中力低下 |
仕事中に体がこわばる方は、気滞+瘀血型が多く、
精神的ストレスと身体の緊張が重なっている状態です。
鍼灸施術では、この「巡りの改善」に焦点を当てていきます。
6. 改善のための生活アドバイス
・呼吸を意識して深く
交感神経を鎮める最も手軽な方法が「深呼吸」です。
吸う:吐くを1:2のリズムにして、ゆっくり吐くことを意識しましょう。
・1時間に一度は立ち上がる
座りっぱなしは血流を滞らせます。
軽いストレッチで肩や首を回すだけでも、自律神経の切り替えが促されます。
・寝る前のスマホは控える
ブルーライトが交感神経を刺激します。
就寝1時間前からは照明を落として、リラックスできる時間を持ちましょう。
・「気持ちの切り替え」を意識
「仕事モード」と「オフモード」を分ける習慣も大切です。
帰宅後は軽いストレッチや入浴で、意識的に副交感神経を働かせてください。
7. 通院の目安
- 急性期:週2回(こわばりや頭痛・疲労感が強い時期)
- リハビリ期:週1回(緊張の再発を防ぐ時期)
- メンテナンス期:月2〜3回(安定した自律神経を保つための定期ケア)
くろちゃん鍼灸整体院では、お一人おひとりの生活リズムやお仕事状況に合わせ、
最適な通院ペースをご提案しています。
8. ご予約・アクセス
当院では、
✅ LINE・ホームページで24時間予約受付中
✅ 施術者1人のため、予約が取りづらくなっております。お早めにご連絡ください!
📍 対応エリア
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市など
地域の皆さまの健康をしっかりサポートいたします。
まとめ
仕事中の体のこわばりは、頑張っている証でもあります。
しかし、その「頑張り」が交感神経の過剰な緊張として身体に現れているのです。
骨盤・姿勢・呼吸・血流を整え、
東洋医学の知恵を活かした鍼灸施術で「緊張から解放される体」を取り戻しましょう。
「体が軽くなった」「呼吸がしやすくなった」
そんな変化を感じた時、あなたの自律神経は確実に整い始めています。
【*効果には個人差があります】
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