はじめに
夜、布団に入っても背中の痛みが気になって眠れない——そんな経験はありませんか?
「寝返りをうつとズキッと痛む」「朝起きた時に背中がこわばっている」「深呼吸をすると背中が引きつる」
このような症状が続くと、眠りが浅くなり、翌朝の疲労感も抜けません。
背中の痛みは単なる筋肉痛だけでなく、自律神経の乱れや神経圧迫が関係していることが多くあります。特に、ストレスや姿勢の悪化、冷えによって筋肉が緊張すると、背骨まわりの神経や血管が圧迫されて痛みが強くなります。
この記事では、「背中が痛くて眠れない」原因を、自律神経と東洋医学の両面から詳しく解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている施術方法(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)の効果をわかりやすく紹介していきます。
背中の痛みと自律神経の関係
背中には「交感神経幹」という太い神経の束が通っています。この神経は、血管の収縮や筋肉の緊張、内臓の働きをコントロールする“自律神経の中枢”とも言える存在です。
しかし、長時間のデスクワークやストレスでこの神経幹まわりの筋肉がこわばると、血流が悪くなり神経が圧迫されます。その結果、交感神経が過剰に興奮し、夜になってもリラックスモード(副交感神経優位)に切り替えられなくなります。
つまり、「背中が痛くて眠れない」という状態は、筋肉の緊張 → 神経圧迫 → 自律神経の乱れ → 睡眠障害という悪循環が起きているサインなのです。
夜に背中の痛みを感じる方は、日中も交感神経が働きすぎている可能性があります。特に、冬場や冷え性の方は背中の筋肉が冷えて硬くなりやすく、痛みが強まる傾向にあります。
東洋医学から見る「背中の痛みで眠れない」状態
東洋医学では、背中の痛みは「気血の滞り(けつお)」や「寒湿(かんしつ)」によって起こると考えます。
- 気血の滞り:ストレスや疲労、長時間の同じ姿勢によって「気」の流れが滞ると、血も流れにくくなり、筋肉が張って痛みが出ます。
- 寒湿:冷えや湿気によって血流が悪化し、関節や筋肉がこわばって夜に痛みを感じやすくなります。
特に夜は、身体が「陰(いん)」に傾き、体温も低下します。この時に筋肉が冷えると、痛みが増し、寝返りができずに眠れなくなるのです。
また、東洋医学では背中は「腎」と「膀胱」の経絡が通る場所。これらは生命力の源であり、疲労やストレスで弱ると、背中のハリや冷え、だるさが現れやすくなります。
骨盤矯正で背中の筋緊張を根本から整える
背中の痛みを訴える方の多くに共通するのが「骨盤のゆがみ」です。骨盤が後傾すると背中が丸くなり(猫背姿勢)、肩甲骨の間の筋肉に負担が集中します。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤矯正を通じて土台から姿勢を整えます。骨盤の角度を正しく戻すことで、背骨が自然なS字カーブを取り戻し、背中全体の筋肉が柔らかくなるのです。
骨盤矯正を行うと、
- 背中のハリが減少
- 神経圧迫が軽減
- 血流が改善し、寝付きが良くなる
という変化を感じる方が多くいます。
猫背矯正で呼吸を深く、睡眠の質を上げる
猫背になると胸郭(きょうかく:肋骨のカゴのような部分)が圧迫され、呼吸が浅くなります。浅い呼吸は脳や筋肉への酸素供給を減らし、自律神経のバランスを崩してしまいます。
当院の猫背矯正は、単に姿勢を正すだけでなく、「呼吸を深くできる姿勢づくり」を目的としています。
背中・肩甲骨・胸郭の可動性を高めることで、呼吸が自然と深くなり、夜も副交感神経が優位に働きやすくなります。結果的に、「背中の痛みが和らぐ→リラックスできる→眠れる」という流れが戻っていきます。
鍼灸施術で筋緊張と神経圧迫を直接緩める
背中の深部には、手技では届きにくい筋肉や神経があります。特に「脊柱起立筋」や「菱形筋」「広背筋」などは、慢性的に硬くなりやすく、自律神経の中枢にも影響します。
鍼灸施術では、ツボ(経穴)を利用して深層筋に直接アプローチします。例えば、背中の痛みに有効なツボには以下があります:
- 膏肓(こうこう):肩甲骨の内側。肩から背中の血流を改善
- 志室(ししつ):腰のやや上方。「腎」の働きを助けて背中の冷えを取る
- 風門(ふうもん):風邪の入り口とも呼ばれ、冷えや寒気による痛みに効果的
鍼の刺激で筋肉の緊張が緩むと、神経の圧迫が解けて血流が回復します。さらに、体内で「エンドルフィン」という自然の鎮痛物質が分泌され、痛みそのものが和らぐのです。
灸を併用することで、背中全体がポカポカと温まり、自律神経が穏やかに整っていきます。
頭部施術で脳疲労と交感神経の過緊張をリセット
「背中の痛みなのに頭部施術?」と驚かれる方もいますが、実はとても大切な施術です。
頭部には自律神経の司令塔である**視床下部(ししょうかぶ)**があります。ストレスや不眠が続くと、視床下部の働きが乱れ、全身の緊張が取れなくなります。
頭部を優しく緩めることで、脳への血流が回復し、全身のリラックス反応が起こります。これにより、背中の筋緊張も自然と和らぎ、「眠れる体」に整っていくのです。
自宅でできるセルフケア
- 寝る前の温タオル
背中の中心に温かいタオルをあてて10分ほど温めましょう。筋肉がゆるみ、血流が良くなります。 - 深呼吸+肩甲骨回し
呼吸を意識しながら、肩を前後に回すことで背中のこわばりが軽減します。 - 湯船にしっかり浸かる
シャワーだけでは体の芯が温まりません。38〜40℃のお湯で15分浸かるのがおすすめです。
通院の目安
- 急性期(痛みが強い時期):週2回
- リハビリ期(改善が見え始めたら):週1回
- メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
早期に施術を開始することで、神経圧迫や筋緊張の悪化を防ぎ、快眠を取り戻すことができます。
予約案内
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者は1名のため、予約が取りづらくなっております。
背中の痛みでお困りの方は、どうぞお早めにご連絡ください。
まとめ
背中の痛みで眠れない夜は、体が「助けて」とサインを出している状態です。筋肉のこわばりを放置すると、自律神経のバランスがさらに崩れ、慢性痛や不眠が長引くこともあります。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせることで、背中の緊張と神経の圧迫を解放し、心身ともにリラックスできる眠りを取り戻せます。
【*効果には個人差があります】
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